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私の幸せはここにある。

 

何に囲まれて、何に癒されて
何に感動を覚えるかなんて、人それぞれ。

 

素直に生きていけるなら
私はずっと宮﨑のラボにいて
植物化粧品を作っていたいけど…

私には「子供」もいるし「仕事」もある。

 

 

一度背負ったものを、下ろすことも出来ず
一度拾ったものを、手放すことも出来ないから
どうやって心だけでも自由になれるかを

この5年ぐらいの間、ずっと考えてきた。

 

 

 

本当は「好きなこと」で
今の自分を埋め尽くしたいのに
そこまで無責任な人にもなれずにいたんだよ。

 

 

 

 

 

 

そんな私は、ようやく
自分自身の力で
新しい化粧品工場の設備を
東京自由が丘の地にも構えることを決意した。

 

 

私の近くにLABOがあれば
もっとお客様の希望に早く応えてあげられるし
植物調合化粧品の魅力を作業風景を通じて
もっと多くの人に見せてあげられる。

 

 

 

「本物のコスメキッチンが欲しいね」なんて…

 

 

当時、私がセラピストになったばかりの頃
口先で語っていたことが懐かしい。

 

職場の最寄駅だった
代官山駅にできた化粧品店を前に
“ いつか私は本物を手に入れたい “ なんて…

無謀の夢を掲げていたんだったな。

 

 

 

あの頃は、そんな事出来るわけない、と

人脈も知識も経験も資金もない私の夢を
多くの人は横目で見ていたけれど…

 

 

今になっては、自分たちの会社で
自分たちのブランドの殆どを
開発製造できる様になったし

私の開発商品においては
発売前の段階で予約購入してくれるほどに
環境は変わっていた。

 

 

 

 

今思えば今も過去も「出来ない」なんて
一体誰が決めたんだろう。

 

 

それはある意味
全部「あの頃の自分」だったのかもしれない。

逃げていたんだ
自ら背負った「責任」を言い訳に。

本当はずっと
走り出したかったはずなのにね。

 

 

 

そうして私はようやく
オープンキッチンのようなラボを
都内に作るために

徹夜で図面を描きはじめたよ。

 

何度も何度も書き直しては
3年前の経験を活かして書き直す。

 

たくさんの人の助けを借りながら
来週、ようやく私はその図面を形にするよ。

 

 

 

まだまだ多くの障害が
この挑戦には立ちはだかるけれど

このオープンラボが出来れば
植物化粧品製造の世界がもっと身近になり
もっとオーガニック化粧品の世界がクリーンになる。

 

 

瓶の向こう側に秘められた
「人と地域がともに美しくなる」
カタチそのものを

お客様の手に感じさせてあげられるなら、と
私は決意した。

 

 

多くの人が資金や経験不足から諦めてきた
「オリジナルブランドを持つ」という夢を
ここで叶えてあげることができたなら、

そんな大きな挑戦の先に
たくさんの人の小さな夢を携えて
私は今日も、前に進むことができる。

この挑戦には
このオーガニックマザーライフを愛する
多くの女性達の夢を
叶えることになるからこそ

諦めることができなかった。

 

 

 

「自分の好きなことは、自分の力で手入れる」

 

 

好きな夢も
好きな仕事も
好きな未来も、全て。

 

 

 

時に無茶苦茶で、失敗ばかりで
落ち着きのない私だけど
そんな私を、心から愛してて。

 

その自由な心を邪魔しないように
今という準備の時をきちんと
自分の経験値として丁寧に重ねていくと

大きな夢を叶えるまでの「途中」に
自分の経験値が何倍にも増えていることに
気がつくことができる。

 

 

その「経験値」こそが
私が一番欲しかったもの。

 

 

賞賛でも評価でもない。
純粋に成長したいというその気持ちに
争うことなく生きていきたい。

 

私の幸せは、きっとここにある。

 

#坂田まこと

 

 

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