– 無料のお肌相談室 –
私に直接エステの予約やお肌相談が可能です
上記カレンダーへの質問・予約もこちら
女性と仕事と、性について。
同僚や会社内で
セクハラ被害に心を痛めて
相談してくれるお客様が増えてきました。
立場上、言い返すことも出来ず
会社を辞めた友人もいました。
それはとても、悲しいことです。
恥ずかしながら、私も
この2年間近くの間
顔見知りの人から
様々なセクハラを受けてきました。
「触られること」が辛い…
と言うのもそうですが
特に職場や仕事関係の中で起きた時に
「正当な評価ではなかったんだ…」
という絶望感。
仕事が認められたわけでも無い。
ただ「女性」であるだけで
取り扱われていた事に、気がついた時です。
努力など何も評価されず
握られる肩に
何度震えたことか分かりません。
多くの猥褻な行為は
女性にも非がある、と必ず言われます。
例えば、露出があるから、とか
距離感が近い、とか
話を合わせてきたとか。
でも、考えてみてほしいのです。
仕事先やクライアントの前で
こ綺麗にもせず、心も開かず
明らかな警戒心を放った状態で
冗談にも答えない女性に
きっと不快を感じる男性も多いと思うんです。
私は特に
これでも〈美容家〉として
技術や容姿、知識を
生業として生きています。
容姿だってどんな時も意識するし
その場の空気や
雰囲気を明るくしたいとも思う。
美容に知識のない男性にも
化粧品や美容の世界が
いかに豊かで面白いか、を
知ってほしいと情緒豊かになり、話も弾む。
〈好きなことを、好きって言いたいだけ。〉
それでも時に性の対象になり
不本意な事を言われたり
されたりしてしまうのは
本当に、私達が悪いんでしょうか —
企業の中で
セクハラに苦しむ女性の多くは
周りに理解されず、煙たがられ
たった一人で戦う事を余儀なくされます。
「遠ざければいい」とか
「二人にならないように」とか
もちろん、頭では解っています。
でも、信頼おける男性と仕事をしていて
それが起きた時は
私が信頼したことが悪かった事になります。
そんな悲しいこと、他にありません。
エステ中に
触られることも少なくありません。
それが一番悲しい行為です。
正当な評価など無いのか、と絶望します。
悲しいを通り越して、やるせない…
私たちだって、女性でも
ちゃんと仕事で評価されたいと願うし
出来ることなら、男性とでも
素晴らしい仕事やパートナーを組みたいと思う。
例え、同じステージに立てなくてもいい。
横でも脇でもいいんです。
だけどせめて
私たちの存在そのものを
〈女性〉という事だけで
真下に置かないでほしかった。
私たちは見せ物でも、道具でも無いんです。
ちゃんと生きてます。
守りたい「女性としての尊厳」があります。
必ずしも相手が悪い、とか
そういう事を言いたいわけではないけれど
でも世の中には女性でたった一人
または、男性の中で紅一点
生きている女性がいます。
「不本意に触れられる」
事だけじゃない。
「仕事として認められていなかった」という絶望が
ずっと心の中に残るという事。
努力の評価は、言葉一つでもいい。
例え、素敵だなと
想いが芽生えたとしても
まずは懸命に頑張るその仕事を
評価してほしい。
力や性で支配をしないでも
私たちは話が出来るし
良いものを共に創ることができます。
小さな体でも、不自由な環境でも
心を焦がして燃え尽きるまで
男性以上に愛情を持って
任された仕事をやり抜きたい。
その〈熱情〉は
きっと全てには伝わらない。
社内セクハラの実情は
約8割の方がセクハラを受けた経験があると
回答しているそうです。
この数字を見たとき
世の中にはまだこんなに
セクハラにあっている人がいるのか、と
驚く方も多いのではないかと。
下着の色を聞かれたり
猥褻な行為を持ち出されて
面識のある人に
明らかな不快感を示すことも出来ず
話を合わせてしまう女性も多いと思います。
難しいですよね。
私もそういう事が起きると
本当に自己嫌悪になります。
「私が悪かったのかな」と絶望感に苛まれます。
「ただ、仲良くなりたいだけなのに」は
男女の間には成立しないんだな、と
思い知らされてきましたが
時にそれが出来る
素晴らしいビジネスパートナーに
巡り会える時もあるので
頑張れているんだと思います。
みんな、一緒に。
どうしたら男女は共に働き
社会の場で
対等に共存できるんでしょうか。
とある漫画で「ビースターズ」という
肉食動物と草食動物がいかに平和に共存し
愛を育んでいくのか、を解いた物語があり
その内容は、今のこの社会にも
通ずるものがあると思いました。
明らかな社会的弱者である女性が
男性社会の中で生きていくのは
一苦労です。
草食動物のように
食われることはなくても
心を殺され、正気を奪われる経験は
一度は多くの女性が経験していると思います。
そんな残酷で、不平等な社会の中でも
懸命に生きている私たちが
ちゃんと認められ
男女分け隔てなく
共に素晴らしいものを
築ける日が来る事を願って。
坂田まこと
私の半生が自叙伝になりました。
2022.6.20新刊「傷つくほどに美しくなれる」
Amazonはこちらから– インスタはこちら –
この記事へのコメントはありません。