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信じたいのに、信じられない時。

 

「人を信じられない」って、しんどい。

 

 

 

信頼したいのに、信頼できなくて。

疑いたくないのに疑ってしまうとき
それは、考え方一つで変わることだと
思っておくといいと思うのです。

 

 

 

人はどうしても
起きてもいない未来を
勝手に決めつけて

自分の視野で相手の心理を決めつけてしまう
臆病な生き物で。

 

 

それは年を重ねたからって
良くなるわけでもなく
どんな世代の人でも同じように悩む
年の功に比例しない人の弱さだったりする。

 

 

 

私もここ数年は
誰のことも信用できなかった時がある。

 

 

 

誰にでも社交的で、常に笑顔で
夢を口先で歌うように語っていた頃は
誰もが私に耳を傾け、夢を抱いたよ。

 

でもその反面
少しでも幼さや若さや女性らしさが出ると
たちまち掌を返したように
若いから、女だから、と

私が45歳のおじさんであれば言うことはない
若い女性経営者に向ける
特有の「嫉妬」「軽蔑」の言葉の数々は

私の心を
どんどん疲弊させたわけで。

 

 

真っ直ぐに評価してもらえない、悔しさ

 

 

頑張っても結局は
小さな失敗した途端
それは「私の一部」でしかないのに

全部を決めつけられて
心の奥をぐちゃっと抉られる様な
心無い感情的な余計な一言を
ぶつけられてしまうから。

 

 

 

 

「本当の私を分かってくれる人は
何処にいるんだろう」

そう言う出来事の積み重ねで
私は人を信じることに臆病になったわけで。

 

 

 

そう思っていました。
本当に最近までは。

 

 

 

 

でもある時、私は気がついたんですよ。

 

そんな時に心に浮かぶのは
信じて後で裏切られたらどうしよう、という
起きてもいない未来への恐怖で
それは相手のせいではなく

私の弱さ、だと…

 

 

 

起きてもいない未来を怖がっても
私のことを良く知らない人を
変えようとしても

それは、到底意味のないことで
途方もない迷路に
迷い込むようなものだ。

 

であれば
まずは無条件に信じてみよう、と。

 

 

 

信じなかった〈今〉
辛く悲しい日々になるよりも

信じてダメだった時の〈後〉
辛く悲しくなった方が

よっぽど短くて
浅い傷で終わるという、こと。

 

だってその〈今〉
永遠に続くことだって
可能性はゼロじゃないのに

人は勝手に思い込んで
傷つきたくなくて、怖くなって
自ら終わらせてしまう

そんな、臆病な生き物だから。

 

 

 

 

例えば
大好きなご主人を信じたくても
疑ってしまう様な奥さんは、沢山いるよね。

 

 

好きだから恨めしくなるし
好きだから悔しくなるわけで
嫌いだったら
こんなに悩むことなんてないのです。

 

 

だったらその
〈ご主人を好きな気持ち〉に素直になって

まずは今の彼の姿を真っ直ぐに信じて
人を信じた自分を褒めてあげて

相手のために一生懸命になり過ぎず
自分が幸せになるために選んだ選択肢だ、と
きちんと理解してさえいれば

信じて過ごせた時間は
とても幸せな毎日だ、と知るわけです。

 

 

些細な会話が嬉しくなったり
小さなプレゼントで顔を赤らめたりして。

 

 

そんな幸せの数々を
素直になるだけで受け取れる様になり
信じることで得られる幸せは
計り知れない。

 

 

もし、その先
悪夢のような出来事が起きて
信じた結果、裏切られたとしても

それはたった数週間
泣けば忘れられることかも知れないよね。

 

 

信じた3年間の幸せ、と
裏切られたと3ヶ月の悲しみ、なら
私は迷わず
「信じた幸せ」を掴みたいよ。

 

 

だけど多くの人は
愛に完璧を求めるから
終わりが悪いと
全部が悪くなってしまう。

そんなことは無いはずなのに
悲観的になってしまうんだ。

 

 

その気持ちは
あなたを育てないし
また同じことを、きっとあなたも繰り返す。

 

 

もしかしたら
深く信じることで
変わる未来もあるかもしれない。

 

 

それでもし
全部を失ってしまうと怖くなるのなら
最初から全てを
誰かに捧げなければいいわけです。

 

 

誰かに何かを期待したり
自分を無理にえたり
執着さえしなければ

あなたは人を信じた
「あの日」から
何も変わっていないし
何も失っていない。

 

 

捧げ過ぎた心と時間は
取り返そうと思えば思うほど
相手を恨み、責めたくなるかもしれない。

 

でも、もう
誰を責めても意味がないんだ。

過ぎたことだから、神様でも変えられない。

 

 

人を恨めば楽になる、と
多くの人は
「悔しさ」を「怒り」にしてしまう。

 

でも、その悔しさは
立派な原動力になることを
私は知っていて欲しくて

感情的になりがちな女性ほど
最悪な事態に出合わせた時に
その心を持っていれば、きっと乗り越えられる。

 

 

 

むしろ、そう言う経験は
魅力的で前向きで
純粋な心を手に入れることができる。

 

例えば信じた相手が
未来永劫、居なくなったとしても

あなたは純粋に人を信じた素敵な人で
その期間に得られたギフトは
あなたを磨いてくれたかもしれない、よね。

 

 

起きてもいない未来に肩身を寄せて
小心者になってしまうくらいなら

人を信じて、自分を持って、前に進めば
私たちはもっと強く、しくなれる。

 

 

裏切られても、傷付けられても
素敵なあなたは何も変わらない。

 

何が起きても、何も失うものなんてない。

 

「私の幸せは、私だけのもの。」

 

そう思える強さは
「人を信じる強さ」をくれると、私は思う。

 

 

坂田まこと

 

 

 

 

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