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たまには考えるのをやめて
全て受け入れて、許してみること。

 

ここ最近
私はずっと生きた心地がしなかった。
全てが自分のせいのような気がした。

 

私が何も出来ないから
何も気づけないから

知らない間に誰が傷ついて
泣いて、辛くなっているとしたら

私が「なんとかしたい。してあげたい。」と
戦ってきたことは
ただのお節介だったのかもしれない。

 

 

誰かのために生きる、それはとても難しい。

 

それでもやっぱり
自分のためだけに生きることは

すごく虚しいから。

 

パニック障害を診断された。

 

実は、シングルマザーで
戦っていた25歳の頃。
はじめてパニック障害を診断された。

 

知人から送られてきた
私への指摘を含めた絵文字のないメール。

少し叱られただけなのに
大きく傷つけられて気がして
心臓がドキドキして、涙が出た。

手が震えて、吐き気がして
傷つけられるくらいなら傷つけてやろうと
汚い言葉でメールを連打したことがあって

目が覚めたら、大したことじゃなかったのに。

 

 

だけど、そのメールを見た私は
まるで後ろから
誰かに突き刺されたような恐怖を感じて

否定される前に、刺し返していたんだ。

それからと言うもの
人の指摘に対して
激しい動悸と心臓の痛みを
感じるようになってしまった。

 

手に冷や汗をかいて、頭痛がする時もある。

文書を読むだけで、聞くだけで
とにかく心臓が痛い。すごく痛い。

同時に感情がコントロールできなくなる。

娘に対してそうなった時
今の主人は私の肩をさすって

「もう大丈夫。病院に行こう。」と
言われたことだってあった。

 

 

その訳は、今でも正直分からない。

 

華やかな表舞台の私とは対照的に

当時の私は「私なら大丈夫。」と
シングルマザーの片道切符を買った結果

結局私は親として本当に弱かったし
情けないほど
途中下車ばっかりの人生だった。

 

誰かのことを傷つけていいことなんて
どんな理由でも許されないのに
私は平気で自分を守るためにしてしまう。

 

しかも制御不能な心臓が
そうさせるような衝動もある。

 

この動悸はなんで起こるのか。

それから私は或る日を境に
「同じ場所でじっとする」が出来なくなった。

 

まず行けなくなったのは美容室。

ローブをかけられて
逃げられない椅子に座れなくなった。
シャンプー台でも目を塞がれるから怖い。

実はつい最近まで
15分で終わる1000円カットしか
行けなかった。

まつ毛エクステのサロンでも
仰向けでじっとすることが辛い。

途中で動悸と頭痛がするので
45分ほどが限界で辞めてもらうしかない。

当然、自分のサロンのスタッフの
エステモデルさえも断る始末。

私は自分がセラピストとして
個室に入るときは活き活きとして
伸びやかなのに対し
お客様としてベットに横たわり
眠ることを強いられると怖くなる。

もはや、そんな自分が、理解できなかった。

 

 

コップの中の「嵐」

 

25歳の時
私のコップはもうとっくに
溢れかえっていたのかもしれない。

 

小さなコップの中で嵐を巻き起こし
その巻き起こった嵐を

小さなコップの中で
誰に気づかれることなく
必死に自分で沈め続けた結果

爆発した感情。

 

でもその時「これも私なんだ。」と思った。

 

抑えられないほどの情熱は
時に感動体験すらもたらしてくれることも
知っていたから。

 

私はどうやら
誰かのために頑張った時
それが誰かのために結果ならなかった時が
耐えられないようだった。

心の中の答え合わせを何年も続けて
ようやく分かったこと。

 

例えば、お母さんのために買ったケーキを
「美味しくない」と捨てられるような。
そんな想いに対して過剰に反応してしまう。

 

傷つけられるくらいなら
シャットダウンしようとする。

 

人に自分の気持ちを否定されることが
たまらなく怖かったのだ。

 

 

 

でも、今更ながら、こう思うこともある。

 

こんなにも人に対して情を持ち
時に一緒に泣き、時に一緒に笑い
去って行く姿も追うことなく
戻ってくる姿を拒むこともしない。

細かいことは気にしないし
明日になったら嫌なこと大体忘れてる。

 

ありがとうって、目を見て言える。

いつだって誰に対しても
「本音」で向き合って、全力で情熱を注ぐ。

裏で悪口言うくらいなら
本人に言いに行くくらいの
正義感だって桁外れだ。

 

痛いほどの動悸の理由は
今でも分からない。

 

それに対する感情の起伏すら
今はもうどうでも良くなった。

 

それって
もう障害なんかじゃない。

 

それが私で、私らしさで
全てが「個性」なんじゃないかって。

 

今時の病院は、不妊だ、障害だって
なんでも決めつける。

 

障害なんて言葉は、ただの保険だ。
そんな保険がなくても
私は生きる勇気を持っているんだ、と。

 

 

今でも美容室は苦手だし
エステのベットに横になって
1時間もじっとしていられないけれど

その代わりに得られた時間は
他の事に役立てられてきたし
私をここまで、確かに成長させてくれた。

 

 

たまには考えるのをやめて
全て受け入れて、許してみよう。

 

 

考えても、悩んでも
分からないことに時間を費やすより
自分を受け入れて
全力で楽しい事に向き合えば
それすらも良かった事になる時がある。

 

世の中の当たり前が
自分の当たり前じゃないことなんて山ほどある。

周りに染まりきれなくても
自分らしく生きる事に罪なんてないはず。

 

誰かのためだけでもなく
私のためだけでもなく
ただ「楽しいから」に
全力で情熱を掛けて生き抜いてみる。

 

それで、すべていいんじゃないか。

障害は、最高の個性だ。

きっとあなたも、唯一無二。

 

坂田まこと

 

 

 

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