身の回りの環境に
「1%でも多くのオーガニックを」と
取り入れ方をお伝えしています。
100%でなくてもいいし
オーガニック先進国の真似事だけが全てじゃないよ。
確かにドイツをはじめとする
ヨーロッパ諸国のオーガニック事情は進んでいるけれど
その食文化まで真似しては
ビール?ソーセージ?
日本にはもっといい味噌や醤油、玄米があるでしょう。
オーガニック事情に関しては
ヨーロッパ諸国の方法や知識を
「参考にすべき」です。
でも、100%は「真似しなくていい」
いや、真似なんてできない。
結局最後は、消費者の意識を変えるような
なにかが無いと 国は変わらないから。
日本は、充分に素晴らしいよ。
オーガニック普及率が低い?
じゃぁ、伸ばせばいいじゃないか。
否定する必要なんてないです。
日本にだって、日本の事情がある。
戦争でおった傷が癒えないまま
小さな国土で頑張っていることが伝わらないのは悲しい。
だって、日本には日本の恵みがある。
海外にいるとそこに盲目になる。
私はね
日本人に生まれて本当に良かったって
心から思えるんです。
お腹いっぱいにお味噌汁や納豆を食べたりだって、
海外では買うことすら困難なのに、
日本にいるだけで
すぐそこで買える、作れる。
「100年前の日本は全てオーガニックだった」という言葉は
私も使ってきたけれど
正解であり、不正解だとも思います。
昔と今とでは
ヨーロッパ諸国のやり方をみても
オーガニック栽培だって素晴らしい進化を遂げています。
昔のオーガニックとは、まったく違うかもしれません。
もう昔の方法は、使えないかもしれない。
今の時代には、合わないかもしれない。
この小さな国土で昔の有機栽培をしていたら、
きっと収穫量も増えないから
利益も続かない。
知り合いの農家さんも言います。
これは「ボランティア」じゃないよ、と。
農家さんも生きていかなきゃいけないから
きちんと生産性を上げる必要がある。
その為に、ヨーロッパのやり方を学び
日本の環境に落とし込み
有機のメリットを残しつつ、ロジカルに分析して
開発し続けなければ
日本人の「食」をオーガニックに変えることなんて
到底できないんです。
来年2月にはドイツへ行って
本場のオーガニックコスメや食事情を学びに行くけれど
それはドイツの真似をするためではなくて
「日本人のために」
「日本人に合った」
「継続しやすい美容・食文化とはなにか」
を、構築するためです。
最初は真似ていいけれど、必ず最後はオリジナルに。
でないと、私がやる意味ないもの。
ドイツのオーガニック事情は
本当に勉強になるし
なんで今まで知らなかったんだろう、と
唖然とする事実もたくさんあります。
でも、ドイツの有機栽培をする農家に
学びにいった知り合いが、こうも言っていました。
「ドイツのスーパーに並ぶ野菜は
全てがオーガニックじゃないよ」って。
私は知らないから
この目で見にいくまでは多くは語らないけれど
衝撃的な事実を知ったんです。
認証をとって年に一度の検査を掻い潜るために
いろんな不正もあると、彼女は言っていました。
やっぱりそう思うと
日本のJASのように
最初から「無農薬は100%は継続できないから
使っていい農薬は用意しておくよ」ルールは
案外、素直なのかもしれない。
それがいいとは、思わないですが
やはりその国に行けばその国の事情があると
分かるからこそ
日本で、日本のベストを尽くせばいいように思うんですね。
ヨーロッパの認証ルールはあまりにも厳しすぎるから
裏側で不正が起きてくる。
それを認証側は知らないのか
見て見ぬ振りをしているかはわからないけど
全てがクリアではない。
日本には日本のやり方。
ドイツにはドイツのやり方があるように思うから
どちらも素晴らしいし、どちらにも課題がある。
「どっちがいい?」
オーガニックなものを身近に買えたり
国全体でオーガニック食材や製品を買い支え
支援している国民性は
ドイツなどのオーガニック諸国を見習わなきゃね。
でも、日本だって、捨てたもんじゃない。
私はそこを見つけに行くよ。
食文化を支えるために生み出した
自然・有機栽培の方法を。
オーガニックコスメたちを。
日本人に生まれたことを
誇りに思おう。
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