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一つとして
同じものにはならない。

 

今日から宮崎入りです。

来年の”渋谷神宮前/名古屋栄同時出店”を前に
新商品の怒涛の開発ラッシュが
これから始まるところです。

 

 

 

いつも思うのは、
私にとって「植物化粧品の開発」と言うのは
〈作品作り〉に近いと思って取り組んでいます。

 

 

安く作ろう、とか
利益を出そう、とか思うと
途端に発想が曇り良いものが生まれていかない…

 

 

正直「安く作りたい」と依頼されるOEMは
受けることが出来ないのは、私の問題です。

 

 

農家や地域の「顔」見たときに
私はまず最初に、より美しい形に変えて

これらを知らない若者や
女性達にどう伝えたらいいか、を
いつも考えるようにしています。

 

 

その先に、必要な加工や開発を施し
香りや色味を確認して
「ときめき」のある物にしていかなくてはならない。

 

 

 

「そのままと、ありのままは少しだけ違う」

 

 

オーガニックやサスティナブルな化粧品開発の根幹に
“植物のありのまま”を残す必要はあるけれど

決して、“そのままではいけない”と言う
大切な私なりの哲学がありました。

 

 

 

植物特有の毒性や刺激を
ある程度のラインで取り除けるように
夢や理想を捨てて
妥協していかなくてはいけない。

 

それは農家と地域の想いひとつ…
真っ直ぐ伝えてしまうと
都心の人には理解が難しかったり

 

重かったり、共感できなかったり
全てを美化する訳ではないけれど
写真や言葉で「そのまま」伝えても伝わらない。

 

 

でも少しだけ
”使う側の目線”に立って開発をすると…

 

 

例えばたった一人仕事に疲れて帰宅した女性が
この化粧品のボトルに触れたとき
自分を優しくしている感覚
誰かの役に立っている感覚を与えられるか、や

 

そのありのままの植物の香りや色味に
作り込まれた虚構のものではない感覚を抱き
使う度に感動したり、共感できること。

 

 

正直、素肌は
「最大で末端の臓器」であるのに
舌のように敏感な味覚は持たないし
目のように確かな視覚は持ち合わせていない。

 

「鈍感」で「曖昧」な臓器なので —

 

 

だからこそ、
鋭く突き刺さるようなエビデンスよりも

使った人の素肌に害のないように、
刺激がないように、

未来やその先の子供達に負担がないように…

 

優しく纏い、その人生に少し寄り添うことで

 

オーガニック化粧品を使う
毎日の少しの時間がそこにあるだけで、

食事や運動や働き方や生き方までを
少し考え直してもらう事に繋がる必要があります。

 

 

 

これこそ曖昧な開発基準かもしれないけれど
エビデンスなんて所詮
何かの誰かの”基準”でしかない。

 

数字やグラフを見た女性が
それだけで素肌を大切にしてくれるなら
安いもんだと思うし
検査さえすれば、何かしら出せる数字も多い。

 

私はオーガニックや
ソーシャルグットな製品ほど
他社と比較する必要なんて無いと思うのです。

 

 

 

質や骨幹だけで勝負をする化粧品なら
石油系でも構わないはずなのに
それを「変わりゆく不確かな植物=生物」
再現しようとするわけだから、

当然、値段も高くはなるし、変化する物になる。

 

 

人に個性があるように
植物にだって個性多様性がある —

 

 

ダイバーシティと世の中が定義づけるのであれば
本当にその通りで、

毎回製造したって結局は
一つとして「同じものにはならない」

 

 

少し色が変わったり
少し香りが変わったり…

 

 

 

その多様性の変わりゆく移ろいこそが
「植物ありのままの姿なんだよ」と
都心のビルに囲まれて生きる人たちに伝えたい。

 

 

 

 

 

そんな化粧品開発は
いつだって「物作りではなく物語り作り」だからこそ
私は毎月、この場所に行かなくちゃならない。

 

 

 

都心に居るだけでは
閃くことが出来ない自然の感覚を
いつだって刺激するためにも
私はこうして、宮﨑のラボまで出向き、

 

昨日まで多くの女性達の肌に触れていたその手で
新しい植物や処方に触れて
「この作品で何を伝えようか」を考えたいからね。

 

 

 

アーティストのような、脚本家のような…

 

 

一括りに”私は何者です”とは言い硬い仕事で
今でも家族やパートナーに
きっと伝わりきっていないけれど…

 

 

私の誇りなんです、この仕事は。

 

 

 

 

必要とされる人の力になれるならば
感動して今日も頑張れる人がいるならば

私はそれだけでも”生き甲斐”です。

 

 

この場所だけは、この仕事だけは
例え孤独になったとしても
守り抜かなきゃならない。

 

理解してもらえなくても
それは寂しいことじゃない。

 

私はそもそも人の基準じゃ生きられない。

 

 

それが分かっているだけで
私は人生を謳歌できると信じてる。

 

 

 

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