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私にとっての化粧品開発は
今一番「夢中」になれること。
手作り化粧品ももちろん楽しいが
それが誰かの手に届く「製品になる」ことが
たまらなく嬉しい。
夜も孤独も大嫌いだった私が
たった一人田舎の一軒家に残って
深夜2時が回っても
ビーカーを奮いながら試作をしているなんて・・・・
数年前の私では想像もつかなかったよ。
本当に一人が嫌いだったんだ。
孤独が嫌いだった。
無理して人との中に居ようとした。
無理して好きな人に合わせようとした。
でも、最初から自分の生きる速度や考える思考が
全く違うことを知っていたのに
その違和感を正さずに長年迷い続けて —
今こうして「好きなこと」に
夢中になれる人生を誇りに思うし
娘含め、家族も、元夫も
今のパートナーも、仲間も、友人も
そしてスタッフやたくさんのお客様も
全ての「出逢い」に支えられて応援してもらえて
こんな幸せなやつは
きっといないだろうな、と思うくらいに。
4冊目の本は
自然に生きる植物から化粧品になるまでを
自宅でも再現できる植物調合本
「植物調合化粧品の世界」を書きます。
そのために
数十種類の化粧品処方開発を始めました。
植物が自然にもつ「色」や「香り」
「とろみ」や「澱み」を
うまく活用して様々な化粧品を生み出すからこそ
自宅での手作り化粧品も
うんと豊かに奥深くなっていく。
「植物そのもの」から化粧品を作る世界は
本当に美しい。
「普段は当たり前のように
そこに居るのに
瓶の中ではこんな色や香りを放つのか」と
植物エキスを見ては
これが化粧品になると思うだけで
本当にワクワクするのである。
そんな世界を一冊の本にしようと
次回作の打ち合わせも始まりました。
まだ3冊目も入稿前だと言うのに
それでも案は溢れるばかりで。
こうやって自分の知識を増やすことは
何よりも楽しい時間。
「何も知らないことは
何もできないことなんかじゃない」と
書籍にも綴ったけれど
オーガニック化粧品や植物の世界に
興味がなかった人でも
こうして「肌に触れる」ことで感化されたら嬉しい。
さて、今日は宮崎2日目。
新作の化粧品開発処方を作り始めます。
私の半生が自叙伝になりました。
2022.6.20新刊「傷つくほどに美しくなれる」
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