心の中のアトリエに飾りたいもの。

 

 

「自分には何にも無い」と、
自信を無くしていた頃がある —

 

 

 

19歳で母親になり、ろくに学校も行けず
友達も趣味も自由も無かったし
学歴も貯金も積み重ねることが
出来なかったけど…

 

幼い娘を腕に抱きながら

私はいつも「知りたい、学びたい」という
底知れぬ好奇心と向上心だけは
忘れる事はなかったんだよ。

 

 

 

 

唯一のアトリエの中に
素晴らしい作品を残せる仕事を。

 

 

 

得意なことや好きなことを見つけて
無我夢中で頑張れる人は30%。

好きなことで成功して
事業として安定して稼げる人は5%。

その中でも
「自己実現」に留まらず
「社会貢献」を目指す人は0.1%。

 

 

 

私は学歴も無かったし
コネも人脈も自由な時間も無かったけれど…

そんなことは言い訳にしなかったわけです。

 

 

20代の間使える時間は全て
「知ること」に費やして
0.1%以下の”社会貢献”をしたい、と

どうせ事業を立ち上げるなら
自分以外にも還元したいし
社会や地域の力になりたいんだ、と —

 

子供部屋の一室で天井を見上げながら
そう心に決めた24歳の夏。

 

 

 

私は、たった一人

この会社を立ち上げたのでした。

 

 

 

 

東京代官山に始まり
私の人生は大きく20代の間に躍進します。

 

今はこうして
娘の学校のために鎌倉に引越し
御成通りで商売も始めてみたけれど…

この度、東京自由が丘や神宮前
大阪阪神にご縁があり

そろそろ、都心に戻る時がやってきたと思ってます。

 

 

 

その時、その時代に合わせて
私も会社も需要が変わっていく…

 

 

 

全てが
自分のしたいようには進まないけれど

それでも誰かに求められ
必要とされる人生は
やっぱり輝いているわけです。

 

 

 

 

自分の臆病さに悩むことも。

 

 

挑戦の日々の中で、
自分の臆病さに悩むこともあります。

 

 

人はそんなにすぐには
確かに変われないけれど…

多くのことは「環境を変えること」で
見える景色や日常を

意図的に動かすことは出来ます。

 

 

 

その変化の中で人は学び、知り

これまで想像も付かなかった様な挑戦を
時に自分が予測していた以上の速度で
進むこともあるから。

 

 

 

 

 

私にとって「起業」は
自己実現であり、社会貢献そのものでした。

 

 

 

「オーガニックの事業をする」
と決めたその日から

私はナンバーワンより
オンリーワンが目指したかった。

 

 

自分の好きなこと、生きやすい居場所
楽しい毎日、きらきらする日々を
頑張る私自身に与えてあげたい。

 

 

その上で「素敵だよね」と
容姿や考え方だけじゃなく

事業や行動そのものが
きちんと社会評価される…

 

 

 

 

 

そんな日々を結果を、
見てくれだけ華やかな暮らしよりも
着実に積み重ねた成果ある事業を

きちんと伝えていきたかったんだよね。

私らしく自然体で居続けること。

 

 

“ 私らしく自然体で居続ける “ ことは

この現代社会では、とても難しいよ。

 

 

 

 

 

 

会社に勤めたら、社会人として肩を張り
家庭を持ったら、妻として優しさを纏い
子供を産んだら、母として強くなり

仕事を始めたら

働く母親として器用さを求められる。

 

 

 

 

 

女性として”すべきこと(must)”は
とっても多いけれど…

人として”したいこと(want)”も
大切にしてほしいと、願う。

 

 

やっぱり夢を持った人は美しいし
挫折を経験した人は優しい。

守るべきものがある人は強いし
経験値が高い人は賢い。

 

 

 

当時の私は
どんな成功者になる訳でもなく…

ただ、美しくて優しくて
強くて賢い人に
なりたかったんだと思います。

 

 

 

誰の評価の上に成り立つ訳でもなく
私が私らしく生きて、過ごしていける様に
大切な自分だからこそ育てていく。

 

所詮、名誉や評価など「形の無いもの」—

 

 

私は自分が見ている世界観を
「作品」に変えて
しっかり形に残していく

そんな事業をしようと心に決めたのです。

 

 

 

化粧品も、サロンも、サービスも
この言葉もブログも本も、全て。

 

心の中に
自分だけの”アトリエ”を持った人は
とても美しいということ —

最後で最高のお客さんは「私」だけ。

 

 

そのアトリエに出向き
最後に心を震わすのは “未来の私”であって
他の誰でなくてもいいのです。

 

私が「私」に感動する仕事をする。

それが、私の人生。

 

坂田まこと