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「あたたかくてやさしいしごと」は
地域をもっと明るくする
ここ最近の
ORGANIC MOTHER HOUSE
〈植物調合美容研究所〉
通称宮崎LABOにて
化粧品原料製造が少しづつ始まりました。
併せて
化粧品の店頭販売や原料の量り売りも。
早速キッチンで研究が始まっています。
特別な資格がなくても。
力仕事ができなくても。
危険物が取り扱えなくても。
地方出身でも、都心出身でも。
ここではみんな平等に
等身大で働ける「あたたかくてやさしいしごと」が
此処にはたくさんあります。
工場や研究所というと
国家資格や特別な知識がないと
働けないイメージも強いですが
ここは住宅地のど真ん中で
人と植物と動物たちと共存しながら
働ける場所になっています。
廃校や工場の跡地を使うことも
できましたが
それでも周りの反対を押し切って
この家を買ったのは
この家が
人の住めるほどに心地よい空間が
ありのままで、残っていたからです。
デザイナー夫婦が残したこの家は
とても綺麗な状態で残されていました。
ここで、私は、化粧品を作りたい。
そう、純粋に思ったわけです。
地域のために、何かがしたい。
そんな想いを持った女性たちが
このラボに集まり
みんなで力を分け合って
何か一つの結晶を
みんなでゆっくり生み出せる場所。
私はここを
誰も傷つけ合うことなく
隔たりも差別も偏見もない
優しい場所にしたいと思ってます。
8月の初の植物調合美容研究ツアーでは
30名近くのメンバーが集まります。
ここで初めて
自然化粧品の開発挑戦する
女性たちがやってきて
宮崎県を始めとする国産植物原料を使って
化粧品を作るのです。
そんな都心や地方
それぞれに生きにくさがあると思います。
呼吸ができなくなるほど
辛いこともたくさんあります。
一度の失敗も許されない。
日本は失敗や過ちを一度でも犯した人や
無知な人にとても厳しいから
失敗を乗り越えられず
多くの人は挫けてしまうのでしょう。
でも、少しでも助け合い
失敗も無知も許し合えたなら
人はもっといい物語を紡げるようになります。
そんな人たちが
ここに寄り添い、助け合い
一緒に物語作りができたら嬉しい。
大丈夫。
どんな人にも
ちゃんと居場所はあります。
私はそれを
沢山の大人たちに教えてもらったから。
宮崎に来て
最初は泣いてばかりいました。
宮崎に移住した女性が
宮崎LABOにお買い物にいらした際
そう一言、辛そうに呟いていました。
いろんな経緯があり
この地域には多くの移住者がいます。
多くの人が地域に染まれずに
苦しんでいることを初めて知りました。
それに加えてシングルマザー率も非常に高く
働き手がないことや
力仕事や農作業以外に選択肢がないことも。
女性が自分らしく生き抜くには
とても厳しい現実社会があるといいます。
そんな話を
来店されるお客様から
ちらほら、伺うようになりました。
そんな風に
宮崎の女性達が集い
ゆっくり、ゆっくりですが
歩く程度の速さで巡り始めています。
悩みも、楽しみも、全て此処に。
昨日もまた1人。その前もまた1人 —
「頑張っても、染まれないこともある。」
そういえば
以前此処に住んでいたご夫婦から
こんな事を言われました。
「悩んだ時は、いつでも相談してね。
地方に移り住んだり、事業を起こすということは
最初はどれだけ頑張っても
空回りするもの。
染まれないことや、理解されないことに
深く悩まないで。
あなたらしく頑張れば
必ず助けてくれる人が現れるから。」と。
都心から地方に
移り住むということ。
都心から地方で
事業を起こすということ。
それは決して
楽しいことばかりではありません。
きっとスタッフの種村も工藤も
同じように私の見えないところで
日々孤独と戦っているんだと思います…
辛いことも、幸せなことも、本当は紙一重。
私も最近自分の経験不足から
地域のためにと頑張っていたことが
大きく空回りし、失敗をしてばかり。
不甲斐なくて悔しい。
でもこれが現実。
結局、都心でどれだけの結果を出しても
地方は別の世界なのです。
一から学び、働かなければ
そこに受け入れてなんてもらえません。
私の当たり前は
この地域の当たり前ではないのです。
それを改めて痛感しています。
そして都心と地方では
中々理解し合えない文化の違いもあるってこと。
だけどそれは当たり前のことだから
無理に超えたり壊したりしないで
ゆっくりゆっくりでいいから
お互いの環境を理解し合い
助け合える関係性を築けるようになりたいと
心から願いました。
もうここまで来たら、引き返せない。
どれだけ泣いたって。
この場所に来ると奮い立ちます。
私がこの家を買い
この事業をやると決めたのです。
他の誰でもなく、この私が。
孤独と向き合いながら
頑張っているのは私だけではありません。
スタッフ2人も地域の女性達の多くも
染まれないことに悩みながらも
地域の魅力を知っていくのです。
人の暖かさに魅力を感じて
やって来た宮崎県。
私は最後まで、ここでのご縁を信じ抜きたい。
宮崎県の人たちに、恩返しがしたい。
初めてこの土地に来た時
こんなひよっこの私を
暖かく向かい入れてくれた地元の方々。
行政の人も、農家の人も
ホームセンターのおじさん達ですら
みんな凄く優しくて
よそ者の私にとても親切でした。
陸の孤島、なんて呼ばれるけど
実は日本一
幸福度が高い県だって、ご存知でしたか?
私は縁もゆかりも無かった
この土地で
初めて仕事がしたいと思いました。
広がる未来に、とてもワクワクしているのです。
スタッフもゆっくりですが
仕事に慣れてきて
大きなお仕事も
頂けるようになりました。
9月に発売する
ボタニカルレメディホイップ〈クリーム4種〉の
試作と本製造に使用する
エキス8種を自社で製造開始しました。
初の原料製造です。
きちんと工程を確認し、記録を取り
研究者2人もドキドキしながら
一つ一つ丁寧に
植物エキスを濾過していきます。
早く皆様に届けしたいです。
実は、平和台公園にある〈ひむかの宝箱〉でも
宮崎県産の有機
または自然栽培のハーブの量り売りや
弊社の化粧品・食品の販売が
来月より開始される予定です。
どんどん宮崎でも
私達の活動が広まりつつあります。
7/12(月)はこの場所で
植物美容に関心のある宮崎県の女性達を集めて
勉強会と交流会を行うことに。
植物調合士の体験会として
化粧品作りを行います。
7/12(10:00-13:00)宮崎LABO
イベントご予約はこちら/ 参加費2000円
国富町の高校からも
勤務研修に来てくれること。
高校生たちと一緒に
国富町の農産物の魅力を
オーガニック化粧品を通じて伝えていきたい。
そんな課題もやってみたい。
国富町役場の皆さんにもご挨拶し
様々な農家さんと
ゆっくりですが、新しい企画を進めたい。
地元の有機栽培、自然栽培の農家さんと
商品開発のご依頼まで頂きました。
そして県庁や役場、放送局の皆さんも
少しづつですが
お声をかけて下さるようになりました。
都心では
どれだけ頑張っても
これはどの地域の応援や支援は頂けません。
でも地方では
こんなにも周りが暖かく
こちらから行動を起こすだけで
ゆっくり広がっていき
多くのお話を頂ける有難さがあります。
この違いは、本当に大きい。
こちらから勇気を持って踏み出せば
優しく声をかけて下さることも知りました。
〈助け合い〉って素敵です。
なんでもっと早く
地方で仕事を始めなかったんだろう。
そう思ってしまうくらいです。
5年後。
事業が今よりもっと大きくなった時。
「あなたがここに来てくれて良かった。」と
そう、皆んなに言ってもらえるように。
今は、ただ、ただ、直向きに。
失敗しても逃げずに向き合って
きちんと勉強して、乗り越えていくしかない。
頭を下げながらでも
遣り抜く時なんだと思う。
大切なことを皆さんから学びました。
これからも頑張ります。
応援、よろしくお願いします。
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