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ドイツ式オーガニックスキンケア
日本式オーガニックスキンケア

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違いがあることはご存知ですか?
人種も、住む環境も、気候も大きく異なるのに
日本で海外の真似事をしていても
肌はよくなりません。

その理由と対策を今日は長文で。
保存版」です。
時間のあるときに読んでくださいね。

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美肌の大敵「乾燥」と「硬水

日本は湿度が高く冬以外は
強く乾燥を感じることは少ないですよね。

しかしヨーロッパは大陸であるがゆえ
空気がとても乾燥しています。

粉を吹くってレベルを超えます。
日本にいる時、お肌の乾燥を感じたことのない人でも
ドイツなどのヨーロッパへ行くとまず乾燥しない人はいないほど。

それほどに、ドイツは乾燥大国なのです。

 

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クレンジングも化粧水も乳液も見つからない?!
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ドイツに留学経験のある友人が言っていました。

実はドイツには
「オイルクレンジング」も
「保湿化粧水」も
「乳液」も、ほとんど販売していません。

ドイツではdmやROSSMANNという
ドラッグストアが至るところにあり
品揃えが大変豊富。

しかし
上記のスキンケア用品が置いてあるところは
ほとんどありません。

代わりに置いてあるのが
「クレンジングウォーター」
「拭き取り用化粧水」
「保湿クリーム」です。

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ドイツ式のスキンケアは基本的に超シンプルです
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■■メイク落とし■■

ウォータータイプかミルクタイプのクレンジングを
コットンに含ませて拭き取ります。
目元などの落ちにくいメイクは
ポイントメイクリムーバーを使って落とします。

■■洗顔■■

洗顔料を使う代わりに
拭き取り式化粧水を使います。
コットンに拭き取り化粧水を含ませ、優しく拭き取ります。
クレンジングによっては
洗顔もいらない場合があります。

■■保湿■■

拭き取り式化粧水の後に
保湿クリームを塗ります。
気になる部分にはニキビ用クリームや
美容液も塗ります。

つまりね、たった3ステップ!!

拭き取り(クレンジング)→
拭き取り(化粧水)→
保湿クリームで終了なのです!

しかも、水は使いません

水を使った洗顔がメジャーでない理由は
硬水の成分と石鹸・クレンジングの成分が混じり合い
肌荒れの原因となってしまうからです。

また、日本のようにオイルクレンジング→洗顔料で洗顔
といったダブル洗顔をしていると
肌のバリア機能が失われ
お肌がさらに乾燥にさらされることに
なってしまうからなんですね。

そう思うと、今の日本人が「乾燥肌だらけ」なのは
「気候や環境」が理由ではなく
「ケミカルスキンケアのし過ぎ」だからかもしれません。

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ドイツのオーガニックコスメは安い
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オーガニック大国ドイツでは
本当にたくさんの種類の
オーガニックコスメが販売しています。

それは、消費者の意識も高く
日本で販売している商品も多いですが
ドイツだとおよそ1/3から半額ほどの値段で買えるので
トライしやすいです。

WELEDA

隣国スイスに本社を置く
オーガニックコスメのブランドです。

日本でも多く取り扱われています。
特に香りつき保湿クリームや
ボディケア商品が有名ですね。
香りや配合によって異なる
カラフルなパッケージが可愛いです。

ドイツだと5ユーロ〜10ユーロの間で
購入できる商品が多く
トライしやすいです。お土産にもおすすめです。

Lavera

Laveraは、ドイツ発祥のオーガニックコスメ。

日本でもハンドクリームや
リップクリームなどが販売されています。

ずらっと並んだ銀色のロゴが目を引きます。
Laveraも
ドイツだと10ユーロ前後で買える商品が多いので
いろいろ試してみることが出来ます。

Dr.Hauschka

Dr.Hauschka(ドクターハウシュカ)も
ドイツ発祥のオーガニックコスメです。

特に肌荒れに悩む方からの高い支持を得ています。
ドイツでは、「ドラッグストア」と
「薬局」が分かれています。

Dr.Hauschkaは、薬局で販売している
信頼度の高いコスメブランド。
平均20ユーロくらいで購入できるので
肌荒れに悩む方はぜひともトライしてみてください。

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ドイツで買えないスキンケアが多い!
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ドイツで買えるもの・買えないものがありますよ。

クレンジングウォーター
ポイントメイク落とし
拭き取り用化粧水
保湿クリーム
アイクリーム
ベビーパウダー・ベビーローションなど
ボディクリーム
リップクリーム
コットン
など。

これらはドイツでも買えますが

クレンジングオイル(ウォータータイプが苦手な方)
毛穴パック
ピーリングジェル
フェイスマスク(シートタイプはドイツではレアです)
保湿用化粧水
顔用カミソリ
乳液

毛穴パックやピーリングジェルといった
「便利スキンケアグッズ」は
なかなかドイツでは手に入りません…。

そもそも私は使わないので困りませんが
使っている人からすると、、、。

拭き取りケアが主流だと
わざわざピーリングをする必要はないのかもしれませんね。

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真似ではだめ?
「日本式オーガニックスキンケア」のススメ

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さいごに。

重ね付け美容が大好きな日本人が
急に変えたら、そりゃ乾燥します。
ゆっくりと、日本の気候にあった
日本式のオーガニックスキンケア」を覚える必要があると

私は常々お伝えしています。

そもそも、日本とヨーロッパは
食文化も人種も大きく異なり
環境も全く違います。

日本の国土は縦に長く北海道と沖縄では
3ヶ月季節がずれるほど。

冬は乾燥しますが、夏は湿度でベタべタ。

黄色人種なのでシミも出来にくく
日焼けしても赤くなるより黒くなる人が
比較的多いです。

水もドイツとは違い硬水ではないですし
島国特有の「水資源」が豊富で

日本は料理にも、スキンケアにも多くの水を使用します。

そして、何より「重ね付けスキンケア」が主流の日本。

自肌力を高めるより、塗ってリカバリー!するスキンケアのため
自肌のバリア機能が低い20代女性は多く
年齢というよりも
若いほど敏感にも見受けられます。

これは、つるっとしてシワも何も無い
トラブルフリーな肌を「綺麗」と考える国民意識。

フランスなんて、あまり気にしていませんからね。

年を重ねた女性の方が美しい、と言うほど
その人の生きた歴史を素肌から感じて
それを美徳と捉えますから。

その1

洗顔料の使い過ぎを卒業する
———-*———-

カルキと塩素は含むものの
ドイツの硬水、フランスの石炭を含む水ほどは
乾燥を招きません。
ただ、怖いのはダブル洗顔などの「洗顔料の使いすぎ」

これを続けていては
最高の美容液」と言われる自分の皮脂が保てません。

———-*———-
■■参考記事■■
自分の皮脂は「最高の美容液」という考え方
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朝はたっぷりの水分で濯ぐだけ。

汚れは落ちなくていいの??と不安な人もいますが
皮膚にはたくさんの常在菌がいて
腸の乳酸菌などと同様に
皮膚の上で健康を保つ働きを自然に行なっています。

それを汚れ!!と思って洗いすぎると
汚れだけでなく、皮脂や常在菌も流してしまうから
バリア機能が衰え「敏感肌」になるのです。

オーガニックスキンケアは「クレンジングで制す!」

洗顔料の使いすぎから卒業してみましょうね。

その2

スキンケアの重ね付けを卒業する
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重ね付けすること。
それだけで皮膚本来の生理機能を乱す原因に。

重度な皮膚疾患ならまだしも
もとは健常な素肌で
ストレスや食生活からくるニキビなどのトラブルは

スキンケアを「足す」より「抜く」方が
遥かに早く良くなると経験上感じています。

何せ、皮膚にとってはスキンケア剤は「異物

もともとは汗と皮脂だけで
バリア機能は維持できます。

ということは
肌の自然な治癒力を高めるために行う
オーガニックスキンケアと
肌のトラブルを抑えるために使う
オーガニックスキンケアとでは

同じスキンケアでも
全く効果の感じ方が違うと言えますね。

私はオーガニックビューティセラピストとして
いつも「スキンケアに依存しない」と説きます。

だって、素肌のトラブルは
何も素肌の上で起きているトラブルではないから。

身体の中、心の中
様々な因果関係から起きているからこそ
「スキンケアだけオーガニックにすれば良くなる!」は
必ずしもイコールではありませんね。

その3

「自分に合った」
オーガニックスキンケアを見つける

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これが結局さいごに私が伝えたい
一番大切な部分です。

オーガニックコスメ、スキンケア
イコール「素肌に優しくて、効果も絶大!」とは違います。

それぞれの素肌トラブルが

スキンケアのし過ぎから来ているのか
食事の不規則から来ているのか
過度なストレスから来ているのか
慣れない職場から来ているのか
生まれ持った体質から来ているのか。

セラピストとして見極めていますし
それぞれ自らも
荒れた原因探し」をする必要はありますね。

私の場合は、過度なメイクを始めた頃から
肌がボロボロになり
妊娠をきっかけにアレルギーになりました。

アレルギーは生まれつきではないので
ホルモンバランスの変化が原因でしょう。

そのため、生理が乱れると
決まって肌荒れが酷くなります。
すぐに休む、食べないで寝る。
これで良くなることが自己分析でわかって来ました。

ただ、敏感になった理由は
メイクやスキンケアをし過ぎてしまったこと。

ケミカルコスメの肌へのリスクを知らず
綺麗になることだけ考えて
健康を無視していましたね。

今思えば、若いだけで綺麗だったのに。。

だから、私は「抜く」美容と捉え
ケミカルコスメを卒業。
ファンデーションも下地も日焼け止めも卒業します。

それによるケミカルスキンケアのリスクは回避。

しかし、より外的刺激を受けやすくなるので
傘や帽子をさすことを徹底し
顔の摩擦や洗顔は極力避けて
食事やライフスタイルも改善に努めました。

それは、それは血の滲むような努力で!!

結果、首と口周り、背中にできた皮膚の赤みや痒みは
8割改善しましたし

誰からも「綺麗な肌ですね」とは中々言われないけど
過去の自分に比べたら
史上最高に「健康な素肌」になったと

大いに自己満足しているのです。

 

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私はトラブルと向き合い、原因を探り

オーガニックコスメを
ただ付けて綺麗になる!ために使ったのではなく

自分の素肌に合った
リスクの回避、肌機能の回復
そして、肌のバリア機能の改善のために
オーガニックスキンケアを5年間続けてきたのです。

「どんなオーガニックコスメがいいか」ではなく

どんな肌なのか」から知り
どんなオーガニックコスメが合うのか」を追求すること。

敏感になった人ほど
オーガニックでも荒れてしまいます。
それはバリア機能が衰えているから。

ここを回復するために
私は自宅でのスキンケアからお伝えしています。

まずは3ヶ月、フェイシャルに来てね。と
ご新規さまに言うのは
肌が最初に変化する期間として
最低限必要な期間だからです。

今日もトリートメントを担当しますが
何をお伝えし
何を使用するかは
完全にオーダーメイド。

決まったコスメを使うことはなくって
人に合わせて使い分けますし

スキンケアだけでなく
食事やライフスタイルも提案していますよ。

だって、スキンケアだけが
素肌を変えるわけじゃないからね!

気持ちが変われば、お肌も変わる。

お肌が変われば、気持ちも変わるよ。

今日もORGANIC MOTHER LIFEでは
心と素肌と向き合い続けます。

読者の皆さんにも
お会いできますのを心より楽しみにしておりますね。

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