おはようございます。
奈良の朝は
しとしと雨模様で寒いです。

8月はあんなにも暑かったのに
2ヶ月でこんなにも変わるなんて、四季は凄いですね。

奈良の報恩寺に毎月泊まりにきて
もう半年近くになりますが

やっぱり緑が多い場所は癒されます。

ご飯も美味しくて、人も暖かくて
ずっとここにいると
働けなくなりそうです。笑

今日はこれからスタッフの千尋さんと共に
独立支援型のオーガニックセラピストスクール
COTTON HOUSE 大阪校の授業です。

切り替えてお伝えしてきますね!

昨日は、解剖生理学を学びました。

とくに、女性の体の仕組み。

女性は男性ホルモンに似た作用をもつ
プロゲステロン」を生理の時に多く放出するので

生理中、イライラしたり攻撃的になったり
それの変化についていけなくて鬱っぽくなったり

毎月のように
月経前、月経中、月経後と
身体の中の巡りが変わるので
閉経までは本当に不安定な身体でいることになります。

男性よりも疲れやすいのは
そんな理由もあって。

身体の変化に、若い時は気にならなくても
年を重ねれば重ねるほど
言うことを聞かない身体にフラストレーションを覚えます。

それは、みなさん同じです。

面白ことに
エストロゲン」が多いと
善玉コレステロールが増えるので
痩せやすい身体づくりにも役立ちます。

女性は閉経するとエストロゲンの分泌が
一気に低下するため
いわゆる「更年期障害」を感じるようになり
男性と同じく「内臓脂肪」がつきやすくなります。

女性は皮下脂肪がつきやすく
男性は内臓脂肪がつきやすいので

閉経すると
少しづつ男性の体つきに似てくるのが
女性の不思議なのです。

コレステロールは高すぎても低すぎてもダメですよ。

コレステロールがないと
生理も安定してきませんし

コレステロールでも善玉コレステロールなら
内臓脂肪を代謝しやすくなるため
減らすのは悪玉コレステロールです。

血中にはコレステロールや中性脂肪が
ある程度あるものなので
減らす!というよりは、質を上げる!こと。

女性は「月経」が安定しているだけで
エストロゲンが分泌されるだけで

ダイエットにも、美容にも、健康にも
色々と恩恵があるわけです。

ちなみに
お肌トラブルの大きな要因の1つとして

「ホルモンバランスの乱れ」
というものがあります。

スキンケアをいくら頑張っても
エステにいくら通っても
ホルモンバランスの乱れひとつで
大きく肌状態は変わってしまいます!

女性ホルモンを味方につけるために
一番重要なことは
まず自分の生理周期を知ること。

生理周期は約25日~38日前後で個人差があります。

この周期を把握するために、基礎体温を計りましょう。
基礎体温から自分の女性ホルモンがどのように分泌され
変化しているのかを把握することができ
適切なメンテナンス方法もわかるようになります。

女性ホルモンバランスの乱れによる肌荒れは
「ニキビ・吹き出物」が代表的。

普段、吹き出物なんてできないのに
生理前後にはできてしまうのは、このせい。

最近は「血液不足」なんて、言われていますよね^^

月経期は生理中だからまさにデトックス期!

体温が下がりやすいので体をとにかく温めて
お肌には水分を補給して潤いを与えます。
鉄分が失われやすいのでレバーなどで
補うのも快適に過ごす秘訣。

ダイエットや、ベジーな食事(不足した知識で)により
「血液不足」になり
子宮に血液か足りなくなって
ホルモンが正常に分泌されない人も
多くなってきましたね。

そもそも、血液不足は月経のある女性は
男性よりも深刻で

そこで、動物性の食事をカットする
偏ったダイエットや健康法による
「鉄分不足」

普通の人なら、お肉や魚も、普通に食べてね。
質や量はもちろん気にして欲しいけど。

ベジタリアンなら無理は言わないけど
全てがバランスが取れて初めて補えるものもあるので
私は動物性を一切取らない食事はおすすめしないの。

だって、植物性だけの鉄分では
絶対にたりなくなって
顔色は黒なるわ、体温は低くなるわで

中々良い方向へ進む人は少ないんだもの。

何事も上手にやらなかったら
曖昧な知識により
バランスを崩すことだってあるんだよ。

私はそこは避けてね、と
お客様にもいつもお話するのです。

 
女性ホルモンのエストロゲンはね
セラミドを増やす作用があると言われています。

エストロゲンの分泌量が多い排卵前までは
肌に潤いがあり調子が良いのです。

しかし、問題はそのあと。

安定したと見せかけて
吹き出物がばっと増えてしまう人がいるのも事実。

そんな風に「定期的に吹き出物ができる人」は
ホルモンバランスが原因なので
ニキビ薬や鎮静作用のオイルでは予防できません。

スキンケアから出来るのは
1、出来ても跡が残りにくい潤い肌の維持
2、赤みなどの炎症の鎮静
3、皮膚や吹き出物の保護
4、出来にくい素肌改善(バリア機能の回復)

しかし、肌を整える仕事がメインでね
やっぱり肌を作るのは
食べ物や、睡眠ってこと、忘れないでほしい。

女の子は、不安定な生き物です。

決してあなただけじゃない。

昨日まで良かったことが
今日になった途端、良くなくなったりする。

男性よりも抗うつ激しいし
ヒステリックだし
嫌なことあると、すぐ食べて解決しようとするし。笑

でも、ホルモンバランスと共に生きる女の子は
不安定でも仕方ない、からこそ

そんな時の自分を
「今はそんな時期よね」と
すんなり受け入れてあげる気持ちの余裕が


本当は一番必要なんですよね。
子供がいたり、家族がいたり
それによる不安定な気分は増すことだってある。

ホルモンバランスと私と
どう付き合っていくか
いろいろ考えてみなくちゃね。

 
 

{4FCBF633-E470-4F34-9B61-0B1FBB025D22}

———-*———-
エストロゲン

脳下垂体からの卵胞刺激ホルモンに刺激されて

卵巣から分泌されるホルモン。
 
卵胞を育て、子宮内膜を厚くして、妊娠の準備に備えます。
美肌の素ともいわれるコラーゲンの産生を促し
女性らしい体を作ります。
また、自律神経を安定させ、血管、骨、関節、脳などを
健康に保ちます。
しかし、過剰になりすぎると乳がんや子宮体ガンのリスクが高まります。
プロゲステロン

脳下垂体からの黄体形成ホルモンにより分泌されるホルモン。

エストロゲンの作用により厚くなった子宮内膜を
柔らかくふかふかにして妊娠の成立を促したり
妊娠した時にそれを維持するため水分や栄養素を溜め込む性質があります。
 
皮脂の分泌を促したり
PMSを引き起こしたり
生理前にむくんだりするのはプロゲステロンの作用によるものです。
———-*———-