– 無料のお肌相談室 –
私に直接エステの予約やお肌相談が可能です
上記カ
レンダーへの質問・予約もこちら友だち追加

          

 

 

 

 

 

 

 

私の原点。

今日から宮崎の本工場へ。
年に一度、東京の全社員を連れて
研修へ向かいます

この機会に
株式会社オーガニックマザーライフの全社員が
宮崎に揃う貴重な機会なので
私にとっては特別です。

経営者になり
たくさんのスタッフを雇用するようになり
人間性は磨かれていきました…

仕事ができること、と
人を育てられること、は
全く違う才能や技術だと学んだ10年間。

たくさんの苦労と困難を乗り越えて
今の社員たちが此処にいてくれます。

「まことさんにとって、
採用する際の一番の基準はなんですか?」と

そう言われることもあるけれど…

やっぱり一番大切な基準としては

「私や会社や製品を愛してくれる人」
である事かもしれません。

私にとっては社員は”家族”なので
家族に私も愛されたいのですよ。

植物調合美容研究所が開所して
約5年が経ちました。

本当にあっという間で
そんなにも月日が過ぎたと思うと
驚くことばかりです…

この場所は
当初1000坪の放棄地と空き家でした。

6年以上
住宅地のど真ん中に取り残されて
家主を失ったとある家族の一軒家でした。

コロナ禍の中、
初めて宮崎県に訪れた2020年の夏 —

ちょうどその頃の話は自叙伝
「傷つくほどに美しくなれる」にも記載していますが
私の人生にとって
最も大きな転機を迎えていた時期でもあり

この土地と家に出会い、
ここから「オーガニック化粧品工場を作ろう」と
一念発起した人生の転換地になったわけです。

何故、あの歳で(当時は29歳)
こんな馬鹿げた規模の挑戦と投資をしたかというと

人生を生き直したかったんですよ。

30歳を目前として
様々な人や時代の渦に巻き込まれて
理不尽なことも沢山経験した来たわけですが

結局最後は「自力」で立ち上がらなければ
誰も助けてはくれないことを学び

「自分の力で何かを成し遂げたい」

そんな強い想いに背中を押されて
たった一人、この場所で
化粧品製造工場を立ち上げることを
決めたのです。

何が一番大変だったか、と
たまに聞かれることがあるのですが…

当時は娘もまだ小学生高学年で
シングルマザーだった私は
元夫や元家族に頼らなくては
仕事ができないところまで
事業規模が以上に拡大していた時期でしたから

「人に頼らなければ何もできない」ことが
何よりも精神が削られた気はします。

でもそれ以上に
娘が一番辛かったでしょうから

朝の4時、私が家を出ていくのをみて
ベランダから手を振って見送っていた景色は
高校生になる娘を前に今でも忘れられません。

… そんな時期もあったのです。

大変なことは、もう一つ。
やっぱり宮崎県での採用はとても大変でした。

当時東京から移住したスタッフもいましたが
やはり変わり続ける環境に耐えられず
離職したり、と

自分の情熱とは裏腹に
「人がついてこない」 —

自分の行動力の決断力は
誇れるものはあるけれど
それらに誰もついてこれない時期もありましたね。

そんな中、
とあるボランティア募集の際に
ラボに訪れた一人の女性がいましたが
その女性は子供を3人抱えた
私と同じシングルマザーでした。

植物や自然が好きで
化粧品製造業は未経験ながらも
たくさんのこと、それは仕事以上に
私のことまで支えてくれた日を思い出します…

その方が今では
化粧品工場の所長をしているとは
当時は誰もが思ってもいなかったことです。

所長が「助っ人に」と
連れてきたとある男性がいました。

彼は児童養護施設で育ち
森の中に今でも住んでいました。

料理が得意で
植物や自然の知識が素晴らしくて
最初は週一くらいから
働いていてくれたのですが

次第に週4.5日と増えていき…

今では社員になって共に宮崎ラボを支え
化粧品製造の工場長として製品の全てに
携わりました。

今でも不思議なんですよ…

こんなにも人脈や人間関係を
幼い頃から避け続けてきた私に
たくさんのスタッフが信じ、残り
支えてくれたことに。

ネガティブな話を
したいわけじゃないけれど
私は物凄く人付き合いが苦手なんです。

だからこそ、たまに
「たった一人になっても」と…
起きもしない未来を想定したりするほど
人間に臆病な私なんですね。

それは今でもです。

だけどそんな私のその想像を
何百倍も上回る勢いで
コロナ明けの急成長と共に人は増えていく…

自信がなかった雇用に関しても
少しづつ「私なりの正義や正解」を知り

今、此処にいます。

結局は経験しないことには
何もわからない事ばかりだったんですよ。

そんな過去を振り返りながら
早朝6時前の羽田空港に向かいます。

この時間の静かな羽田空港が
大好きなんですよ。

また今日から3日間、
こんな私をよろしくお願いします。

#坂田まこと
#株式会社オーガニックマザーライフ