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ORGANIC MOTHER HOUSE
〈植物調合美容研究所〉で
新しい化粧品原料が誕生します

 

8/12(木)10:00-13:00
オンライン OR 宮崎LABO現地
植物調合体験会開催します
3300円 / 坂田講師
エントリーはこちら

 

宮崎2日目・3日目
どんどん新しい化粧品原料が
誕生しています。

 

 

ただ、瓶の中に原料を詰める作業でも
精密な作業効率と
機密な書類管理が必要な現場。

 

 

都心でオーガニック化粧品を
「綺麗になるための道具」として使ってきた
これまでの私たちは
どこかで現実と向き合う必要が
あるのかもしれません。

 

オーガニック化粧品の製造現場は
植物という「生き物」と向き合いながら
小さな瓶の中に命を預けて
その向こう側にいる女性たちの素肌が
どんなふう変化していくのか「責任」があります。

 

 

ただ詰めるだけ。
ただ量り売りをするだけ。

 

 

それでも機密な記録を残し
丁寧な品質管理が求められています。

二次産業に挑戦する私たちは
毎日がレールの引き直し作業です。

 

 

でも30歳という若さで挑戦できたことも
とても誇りに思うのです。

 

北海道から沖縄まで
私たちが植物素材は多岐に渡ります。

海外輸入の原料は
基本全て有機認証があります。

 

年末には化粧品工場が完成し
3年後には工場でーガニック認証を取得し
国産原料の多くで
正真正銘のオーガニック化粧品
作れるようになりたい。

 

 

そして
30歳からの遅れた青春を取り戻したい。

 

20代は子育てと仕事で
いっぱいいっぱいで
青春なんて、これっぽっちも楽しめませんでした。

 

でもいいんです。

私はきっと
これからが綺麗になっていくと思うから。

 

強くて優しくて美しい人になりたい。

発する言葉ひとつとっても
勇気と希望を与えられるような
素直な人でありたい。

 

 

きっとこの歳で

こんなにも紆余曲折
良い人生経験をつめた人は少ないだろうし

こうして自分なりの「生き直し方」を見つけた人は
もっと少ないだろうから。

 

オーガニック化粧品の世界は
狭くて深い。
そして、自由がない。

 

でも日本において幸運か不幸か
化粧品における厳格な有機認証が存在しないことから
私はもっと閉鎖的ではない
自由なリテラシーを持って

「物語作り」がしたいと思っているわけで。

 

 

年内発売を予定している
MAISON de NATUROPATHIE発の
「化粧品原料」シリーズ

 

年内発売を予定している
MAISON de NATUROPATHIE発の
「化粧品原料」シリーズ

 

宮崎LABO 化粧品原料販売はこちら

 

 

化粧品になる
一歩手前の化粧品原料の「量り売り」が始まります。

これは10月に関西初出店する
阪神梅田本店でも行われます。

 

植物調合士が使用する
「10種の植物マテリアル」を販売していきます。

これらを用いて
化粧品を手作りしたり
今ある化粧品に混ぜてみたり
エステの基材に活用していきます。

 

 

 

植物化粧品のOEMを初めてみると
そこにも様々なロスが新たな課題に。

 

植物化粧品のOEMを初めてみると
そこにも様々なロスがあることが
わかってきました。

 

 

 

例えば充填した後に
ビーカーに残ったオイルたち。

蒸留した後の植物残渣。

オイルに漬け込んだ浸出した後の残渣など。

掻き集めたらものすごいロスが発生します。
十点で余った半端な量のオイルも同じ。

 

化粧品製造が始まったら
もっともっと発生するわけで。

手作り化粧品や
エステスクールの現場で

これらを「資源」として
再利用し、使うことができれば

例え販売ができないとしても
無駄な原料廃棄は防げるのかもしれない。

私は今回LABOで
エステを受けにきたお客様に使用したり
店頭で5-20mlレベルで持ち帰りたい人に
販売したりして

充填作業で微妙に余ったオイルやエキスの
再利用先を考えました。

 

 

オーガニック化粧品研究工場が開催する
「マザーアースデー」とは?

 

工場現地で利用先を見つけ
今後はこの場所で「マザーアースデー」と呼ばれる
植物化粧品工場の廃棄物
余った乾燥葉やエキス・オイルたち
石鹸の端っこなどの残渣を量り売りするイベント
月一回開催することも考えました。

 

初開催は9月を予定しています。

宮崎市内の「人と地域に優しい農産物や食品」を
かき集めて市のような雰囲気に。

そこでは化粧品原料を使った
クラフトレッスンも受講できるように
企画しています。

 

 

こういう時
毎日化粧品を使用する女性の発想は
実にユニークだと感じます。

 

 

しかもエステで使用し、販売もする
プロである私たちはもっと面白い発想をします。

例え前例がなくても
きっと何かいい方法があるはず・・・

 

 

私はこの植物化粧品工場で
日本一綺麗な化粧品工場を目指したいと

本気で思っています。

 

それは、見た目の美しさだけではありません。

働く人も、生まれる物も
そこで紡がれる物語も、です。

地元の主婦や学生を
パートやインターンで積極的に受け入れ
シングルマザーでも子供と一緒に働きにこれる
そんな環境整備も行いたい。

 

 

廃棄するものも
限りなくゼロに近づけていきたい。

 

蒸留残渣(水蒸気蒸留した後のペースト残渣)や
浸出残渣(オイル漬けになった植物の葉っぱ)を乾かし
スクールのテキストや
化粧品のパンフレット、包装紙に
アップサイクルする計画も進んでいます。

 

余った乾燥葉をクッキーなどの
お菓子にできるように

同じ土地の中に菓子製造キッチンも設営します。

 

ハーブティーも作れるようになるので
化粧品原料が
根から、葉から、花から
余すことなく使い切れるわけです。

 

 

オーガニック化粧品という現場で
多角的事業で展開してみたら
きっとゼロウェイストに近づけるはず。

化粧品を作るだけじゃ、だめだ。

結果的に新しいことは必要になっていきます。

 

私は3年かけて
原料廃棄率10%以下の工場を目指したい。

 

 

 

負の遺産にしないために。

 

この化粧品製造への挑戦の原点は
挫折からでした。

今これだけ楽しく
生き甲斐となった事業も

きっかけは「挫折」であり
そこから起死回生するために
必死に動いてきた過去がありました。

 

 

ちょうど、一年前。

お願いしていた化粧品工場で
化粧品が作れなくなってしまったあの日。

 

なんとか自分の化粧品くらいは
自分で作れるように、と
自分の背丈の何倍も高い挑戦をはじめ

25歳から毎月50万積み立ててきた貯金と
娘の保険を使って買ってた、この一軒家。

 

 

家族にも頭を下げながら
なんとかやってきた、一年間…

正直、最初は苦しかった。

 

 

でも苦しい、辛いその先には
誰もが挑戦できるわけではない、という
成功する一歩手前の苦しさであることも
私はよく理解していました。

 

そういえば、こんなことは
過去にもあったな、とふと思い返すときも。

 

18歳でお腹に子供が宿ったとき。

彼も困惑していたし
向こうの親も泣いていた。

 

その時、18歳だった私も
流石に馬鹿じゃないから気がついたわけですよ。

「どれだけ恵まれない環境下でも
この子を守れるのは、私だけだ」と。

 

生きなきゃ、食べなきゃ、働かなくちゃ。

あの時初めて
「悔しさは原動力」になることを知りました。

 

 

今回もそうです。
例え始まりは、裏切りでも嘘でも

この事業は本当に素晴らしいものだし
この歳で挑戦できる環境は
本当に恵まれていると思っています。

 

「負の遺産」にしてはいけない。

 

私に起きた悲劇は
いつかきっと成功のきっかけになります。

いつかは「笑い話」になるって、信じています。

 

何も出来なくても
何も感じていないわけじゃない。

 

例え、最初は上手く出来なくても
例え、最初は前に進めなくても

何度も向き合い続ければ
失敗の上に
必ず発見と閃きが積み重なっていきます。

 

 

動き出さなければ、夢は理想で終わり
失敗をしなければ、自分に何が足りないかも
一生気づくことはできないと思うから。

 

 

宮崎の2日目と3日目は
ずっと製造室の中にいました。

 

朝早くから作業着に着替え
木製の床にオイルが染みてしまうことから
まずは手作業で
防水床を貼ることから始まりました。

 

手はカサカサになり何度も指を擦るけど
こうして自分の手で
自分の夢の形をひとつずつ成していく過程は
経験でしかないと、感じるわけで。

 

 

30キロほどの
木製のテーブルを運び入れ
少しでもスタッフが慣れない作業で
手が止まらないように

効率の良い作業場を作ることが、私の使命です。

 

私は時に、とても厳しい上司かもしれない。

でもこういうことでしか
愛情を注げないことも
もどかしく思ったりする。

「自分のためにやっている」と
思われるのは心外だけど
いつかスタッフにこの気持ちが伝わることを
祈ってるんですけどね。

 

 

作業着一つ、消耗品一つ
何処に置いたか
明確に分かるように札をつけ
一つ一つ壁に収めていきます。

 

最後は自分も充填作業に入り
ORGANIC MOTHER HOUSE
〈植物調合美容研究所〉から
計り売りの化粧品原料の出荷が始まりました。

LABO化粧品原料がこちら

 

 

例え、それが
平凡で小さなことでも

それを自分なりに深く噛みしめ味わえば
大きな体験に匹敵するということ。

 

「社長椅子」は
決して私を成長させません。

最初は何もできなくても
努力を積み重ねていけば
必ず最後はできるようになります。

 

私はそれを、この場所で証明したいのです。

 

坂田まこと

 

 

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