【備考】ファンデーションとは?
ファンデーションは基本的に“水分”と“油分”、そして色をつけるための顔料などの“粉体”からできています。

【主な構成成分】
■ 粉体成分
体質顔料、白色顔料、着色顔料、真珠光沢顔料(パール剤)など

■ 基剤(水分・油分)
油、ろう(ワックス)、保湿剤、界面活性剤、シリコーン油、鉱物油など

【通常のファンデーションの危険性】
■粉体(約85〜95%)と油(約5〜15%)、界面活性剤などからなるものが一般的な「ファンデーション」です。顔料の粒子の表面を、シリコーンなどの油性成分や、界面活性剤でコーティング処理し、その後に圧縮して固形にした製品は非常に肌負担が高く、日常使いには向いていません。使用し続けると皮膚本来の排泄機能や自然治癒力を妨げ、それらに伴い強力な洗顔料が薄い角質層を剥離し続けます。

■ファンデーションが肌に悪い影響を与える場合は「クレンジングでしっかりと落とせていないこと」が一番の理由にあります。 ファンデーションなどのメイクが肌に残ると、空気中の汚れや肌の皮脂を吸着して酸化してしまいます。過酸化脂質はあらゆる皮膚トラブルを引き起こします。

■リキッドやクリームタイプは「石油系合成界面活性剤」が強い分、肌への負担も大きくなるのです。 また最近は汗や皮脂に強いくずれにくいタイプが好まれるため「シリコンオイル」を配合するものが多く、これは皮膚に密着する力が強いため、落とす時の肌への負担もさらに大きくなります。

■長時間のメイクはファンデーションが毛穴に詰まって酸化させてしまい、ニキビの原因菌のアクネ菌を増殖させてしまいます。
これらの成分をいかに含まないファンデーションを探すか、が重要になってきますね。もちろん「ノーファンデ生活」12年の私も、塗らないリスクと塗るリスクは両方あると思います。

【塗るリスク】
1.肌のバリアゾーンを壊す【合成界面活性剤】
2.肌を老化/酸化させる【油分】
3.肌を乾燥させる【粉体成分】
4.毛穴に異物が残留する【粉体成分】
5.皮膚排泄機能を妨げる【シリコン】
6.化学反応による皮膚刺激を感じる【紫外線吸収剤】

【塗らないリスク】
1.紫外線を防御できない【紫外線吸収剤・散乱剤】
2.外部刺激から肌を保護できない【粉体成分】
3.余分な皮脂を吸収できない【粉体成分】

ファンデーションを構成する主な成分は、粉+油+水です。
これらの成分が「素肌に良い成分に置き換わる」ことが開発ポイントでした。

■ 1、「粉体」の置き換え
通常、体質顔料、白色顔料、着色顔料(酸化チタン・亜鉛など)を使用する通常のファンデーションに対し、滋賀県産「近江米」の脱穀時に発生する米糠(廃棄予定だったもの)を回収し、乾燥処理を行って原料化。

「米糠エキス(元は粉体→製品化の過程で溶け込み液状化)」のみで代用されています。その他に鉱物粉体等は一切含まないことが最大の特徴になります。

・非GMOの 植物由来原料
・滋賀県近江米のアップサイクル原料
・SPFブースター効果
・全成分表示が「米糠エキス」のみ
・紫外線散乱剤に似た役割を担う

■2、「油分」の置き換え
通常、石油系合成界面活性剤やシリコーン油、ミネラルオイル等が使用されますが、洗い流さなくてはいけないし素肌に有益な栄養価はありません。(あるとすれば保護・保湿作用くらい)

これを下記の「植物性油分」に置き換えました。

■ クロヨナ種子油
「天然オイルサンスクリーン 」と呼ばれ、紫外線 (UVB )吸収特性素材と高い抗酸化作用です。肌を紫外線のダメージから守り、SPF 値 (無希釈・100% 原液)はSPF 30と言われています。

■ ケルセチン
「国産タマネギの外皮(100%使用)」を使用しており、紫外線防御作用や抗酸化活性作用があることが認められている。玉ねぎの茶色い皮にはケルセチン(ポリフェノールの一種)がたっぷり含まれていて、玉ねぎのデリケートな細胞を紫外線から守っています。

■ エシカルシアバター
シアバターはアカテツ科のシアバターの木の種子の胚から得られる植物性脂肪。ブルキナファソ産で女性の労働雇用に繋がる「アフリカシアバター」を採用しています。紫外線を吸収する作用を持つ「ケイ皮酸」が含まれているため、紫外線から肌や髪を守る働きがありSPF効果あります。

■ クランベリー種子油
このクランベリー種子油は「クランベリージュースの副産物」をアップサイクルしたものとなっております。クランベリー種子油は最も活性の高いオイルの1つとされ、オメガ3、6、9のバランスがよく、ポリフェノールが豊富で、UVによる肌ダメージを防ぎ元にもどす素材とされています。

■ ヘマトコッカスプルビアリスエキス
微細緑藻類(ヘマトコッカス・プルビアリス)から抽出したエキスです。 アスタキサンチンが豊富で“カロテノイドの王様”とされます。自然界で見つかった最もパワフルなカロテノイドかつ抗酸化剤の1つです。さらにフリーラジカルとたたかう能力はビタミンCの6,000倍、ビタミンEの550倍、β-カロテンの40倍高いとされています。

■ ラズベリー種子油
レッドラズベリーシードオイルは天然の日焼け止めとしても人気のオイルです。ビタミンE・A、必須脂肪酸オメガ3/6を含み、強力な抗酸化力をもつオイルです。近年、美容オイルや日焼け防止オイルとして手作り化粧品では関心が高まっているオイルです。

■ ユズ種子油
宮崎県西都市「銀鏡」の有機柚子がら自社抽出したオーガニックオイル。メラニンを合成する酵素の一つである「チロシナーゼの活性を阻害する効果」があることも分かっており、ユズ種子オイルによってチロシナーゼの活性度が半減したという研究結果がある。

■3、「乳化剤」の置き換え
石油系合成界面活性剤を一切使用しない代わりに、下記の乳化剤に置き換えました。

・オーガニック認証「エコサート」取得済み
・オリーブ由来のエコロジー認定乳化剤
・イタリア産トスカーナ地方のオリーブ油使用
・オリーブ油の乳化力を利用しており、皮膚バリア機能を強化しつつ、成分の浸透力を高めます。(0/W乳化剤)
・2015年に医薬部外品許可も取得済み

これ以外に、合成界面活性剤は一切使用していません。

■4、「水分」の置き換え
通常は繋ぎ成分として、ただの水が使用されていますが、今回はそれらを下記の成分に置き換えました。

■ 有機ユズ種子由来の「10%濃度ペクチンエキス」約50%使用 
日本の民間療法から受け継いだ「柚子ペクチンエキス」50%以上高濃度で配合しています。柚子果皮水に柚子種子を一ヶ月以上漬け込み、柚子種子が持つ「天然多糖類/ペクチン」を抽出したエキスを50%以上使用しています。乾燥した皮膚に天然多糖類は類稀なる水分保持力で強力に働きかけます。水溶性食物繊維の一種である柚子ペクチンは保湿性が高く美肌効果が期待できます。