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ありのままの私で。

 

 

私が自宅の一室で
小さなオーガニックエステサロン
“ORGANIC MOTHER LIFE”を立ち上げたのは

 

稼ぐためでもなく、
豊かな暮らしを得たい訳でもない。
高級なバックを買ったり、
贅沢な旅行に行きたい訳でもない。

 

みんなに成功したことを自慢したい訳でも
女友達の中で見栄を張りたい訳でもない…

 

 

ただ、
自分が素晴らしいと想えた技術や商品を
もっと世の中の人に知って欲しくて

できることなら、
私の様に結婚や出産などの環境によって
好きな仕事や夢を
諦めなくてはいけなかった女性に
「セラピスト」と言う技術や生き方を伝えて

私と言う人間と、この手一つで
等身大(母であり女性である)の私のままで
誰もが認める”事業”を立ち上げるため。

 

 

 

悔しかったんですよ。

女性であるが故に
結局は信頼されていないことが。

 

 

何故、美容の仕事なのか。

 

 

決して、綺麗になることだけがゴールではない。

 

女性に生まれて、
女性として死んでいく中で

男性と肩を並べて張り合うことなく
理想の家族や普通の幸せ
当たり前の親になんて成れなくても…

 

「わたし」と言う人間の幸せを
誰よりも大切に、一番に考えてあげる事。

 

その為には
「必要とされる居場所や仕事」を
自分のこの手で掴みにいく事。

 

 

旦那のせいにしても何も変わらないし
子供のせいにしても何も進まない。

ただ時間だけが過ぎて、歳を老いて
何も変えられなかった過去の自分に
後悔するだけ。

 

 

私は「後悔」の数は
人生の中で最小限であったほうがいい、と
そう思う性格なので

子供が産まれようが、結婚しようが
家庭にどんなことが起こったとしても
「自分が後悔すること」は
残したくありませんでした。 

 

この美容の仕事の良いところは
女性が女性の「武器」を堂々と使えることです。

 

美しくても、美しくなくても
それは人それぞれの価値観です。

 

美しさで人を魅了するのも一つ。
悩みがあってもそれを活かして
共感を得るのも一つ。

 

「魅了する」ことは
容姿だけが全てでは無いと思います。

 

それらを磨くことが仕事になるなんて
自分も幸せになれるし
誰かの元気にも繋がるなら

そんなに良い仕事は他には無いですよ。

 

自信を無くして俯く女性が綺麗になり
前を向けるようにお手伝いする仕事の何が嫌なのか
逆に私は、教えて欲しいくらいです。

 

 

 

 

誰でも出来る仕事

 

この仕事は自宅でも出来るし
女性なら誰でも生まれ持った「武器」を備えてる。

それを磨くか、磨かないかだけ。

 

 

看護師の母に憧れて。

でも、私は西洋の道には進みたくなくて
東洋の世界を学ぶために独学をし
オーストラリアに何度か学びに行きました。

 

そして、日本でこの植物療法の世界を
きちんと【事業】に起こすためには
カウンセリングやスクールなどの
【形のないもの】だけでは、続きませんでした。

 

日本では、未病や不調の段階で
自然療法系のカウンセリングを
受ける習慣が無いので
ハーブやアロマの魅力だけを伝えようとしても
スピリチュアル止まりです。

好きな人にしか伝わらない事業。
それでは、誰にもこの植物美容の魅力が伝わらない….

”技術”や”空間”や”製品”が伴わないと
お客様は信頼しないし、付きませんでした。

 

 

だからこそ私は、
「オーガニックエステサロン」を27歳で立ち上げ
それは事業の2割程度に抑え
本業は「オーガニック化粧品メーカー」として
立ち上げる事業計画を起こしました。

 

利益を生み出す仕組みを作らなければ
カウンセリングだけでは、上手くいかないからです。

利益に繋がる事業(ビジネス)にならなければ
ボランティアでは持続的にならない。

 

 

結局、それは誰の助けにもならないのです。

 

 

 

 

どうせ事業をこの手で起こすなら
誰かの役に立ちたい、と私は思います。

 

自分のためにだけでは
結局モチベーションは続かないし
いつでも辞める事ができてしまいます。

しかも家庭や子供を言い訳にして、ね。

 

 

だけど背負うものがあるからこそ
それは店やお客様、製品やスタッフが居るからこそ
「もう一度挑戦しよう」と構える事が出来ます。

何もリスクのない事業など、ないのです。
リスクを背負わないことがリスクなのです。

 

 

 

 

29歳の時、
宮崎県に1000坪の空き地と空き家を
買いました。

自ら作り、自ら売ることを決意したのです。

 

私が自宅サロンから立ち上げてきた
大切なオーガニックマザーライフという世界観を
より信頼の置ける素晴らしいモノに近付ける為に

身寄りもない宮﨑県の土地で
自社化粧品工場の立ち上げを行いました。

 

 

 

この「物語」をより良くするために。

 

 

 

 

 

そういえば、27歳の時。
それは起業してから3年目のことです。

 

ブログや書籍を通じて
沢山のお客様が来て下さるようになった時
その当時のお客様や生徒さんが
「私の魅力」を

教えてくれたことがありました —

 

 

 

 

 

私が愛された「理由」

 

 

「“まことさんの言葉”は
優しくて強くて、誰も責めたりしなくて
頑張れと言われだけでもないのに

自分から「頑張らなくちゃ」と
背中を押してもらえるんです。

 

記事を読むようになって
まことさんの行う事業の全貌が見えて
素晴らしい概念と綺麗な世界観に憧れて

私も女性として、もう一度
手に職を持つことを目指そうと想えました。

 

成功するかどうか、よりも
素敵な考え方と生き方を学びたくて
此処に来ました。」

 

 

 

 

その言葉を聞いてから
私はこの事業を始めた原点にある
ブログや執筆を
最期まで続けることを決めましたね。

 

“自分が愛される理由”は
お客様が教えてくれました。

 

自分の素敵なところって
意外にも、自分では知らないところで
そう言うことを気付かせて貰えたことが
何よりも嬉しかったんですよね。

 

そのままの私で居ていいんだ。

そのままの私の言葉が素敵なんだ。

 

 

 

「その理由を素直に続けていこう」

 

こんな私をもっと愛して、育てて
良いところを褒めてあげたい。

 

その気持ちは今でも、何も変わっていません。

 

 

つづく。
vol.5で終わります。

 

 

– 坂田まこと

 

 

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