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夢に破れて。
私がセラピストになろうと決めたのは
当日21歳のころ。
ずっと夢だった
ウエディングプランナーの仕事に
子育てとの両立に挫け、夢破れた時でした。
3歳の頃に母の妹の結婚式で
初めてのリングガールを経験したことから
「結婚式を作る仕事がしたい」と
そう、幼くも心に抱いた夢…
でも、現実はそんなに甘くなくて
私は儚くも夢を失ってしまいました。
そんな時、紹介されて初めて行った
個人サロンで
セラピストという仕事に出会い
その時、私の心の中に秘めてきた
「女の子として可愛くなりたい」という
真っ直ぐな女性性が目覚めていきます。
子供を産んで
私の心と体はボロボロだった。
周りのみんなは綺麗で可愛くて
楽しそうに仕事や趣味を謳歌するのに
私は家と職場と保育園の往復で…
幸せなはずなのに
満たされていかない「虚無感」に苛まれて。
親にも友達にも相談できず
“子供が生まれたから幸せ”
という価値観に縛られて
本当の幸せが
何処にあるのか分からなかった時期。
子供は可愛い、家族も大切…
だけどどうしても
自分だけは好きになれなかった。
あの時ほどに
他人を羨んだことはなかったくらい
“自分”という女性性を
勇気がなくて磨けずにいたんです。
美容業との出会い。
そんな頃、21歳になった夏。
一つの植物オイルをセラピストから受け取り
素肌につけた瞬間
心から感動したんですね。
アトピーで乾いていた皮膚が、柔らかくなった。
痒くて赤い素肌が、綺麗になった。
「別に美容になんて興味ないよ」と
斜に構えていた私の気持ちが揺れ動きます。
自分を身なりを整えてあげること、というのは
自己肯定感や安定感を作ることになり
自信や勇気を添えてくれる
大切な女性性であること、に気づきます。
それまでは美容業という仕事自体を
少し馬鹿にしてた、そんな私。
綺麗な人しかできない仕事だと
勝手に決めつけていました。
だけど、そうではない。
綺麗になりたい人が
向き合う仕事だと知った私は
自分が母親になったこと、と
女性に生まれたことに
向き合うことを決意したのです。
私のように
”綺麗になる勇気を無くした人”に
少しでも女の子に生まれた幸せや喜びを
素肌を大切にすることから感じ直してほしくて
私を5歳の娘を抱き抱えながら
小さな子供部屋の一室で
オーガニックマザーライフというサロンを始めた
10年前のこと。
最初は不安しかありませんでした。
お客様が来てくれないんじゃないか、と
いつもビクビクして過ごしていて。
美容学校を出たわけでもないし
特別綺麗な素肌を持っているわけでもない。
知識が多いわけじゃないけれど
早くに子供を産んだからこそ
「健康」にはとても関心がありました。
大好きな自然食の教室に通ったり
家で教え始めたらお客様がどんどん増えて
食の世界から
素肌の世界に興味のある方に出会えて
どんどん自然美容の世界が広がっていく…
お客様が増えるきっかけは
本当に小さな行動と出会いの積み重ね。
特別な知識や費用は必要ありませんでした。
次第に仲間が増えていく。
最初はたった一人だった起業生活。
家族もあんまり応援してくれなくて…
でもそのマイノリティ(少数派)の世界でも
大切に育て、真っ直ぐに突き進み、継続していけば
必ず仲間が増えていくことを学びました。
多くの人は始める前に諦めたり
勝手な憶測を立てて「失敗しないように」そう、
生きていくんだろうけれど、
失敗を怖がることよりも
“何もしない今日という日を失うこと”の方が
私はとてもつもなく怖かったんです。
何よりも、成長していく娘からもらった
この貴重な時間というギフトを
無駄にすることが怖かったんです。
与えられた”時間”というギフトは
何にも変えられないものでした。
その与えられた平等な時間を
私のために、大切な人のために有効活用しなくては
私は女性として人として
美しくなる前に
あっという間に年齢だけを重ねてしまう…
「今の私にできることを全力でしなくては」と
始めたセラピストという仕事は
私の人生の喜びに変わっていきました。
変わっていくこと。
変わらないこと。
正直今の私の心の原点と
何も変わっていないからこそ、
そう思い立って始めたあの日の気持ちを
昨日感じたことのように新鮮に捉えられます。
それは私が常に、自分と向き合い
自分のことを大切に出来なかったあの日に
もう戻りたくないその一心で
この仕事を始めた初心を貫いているから。
手に職を持つこと、知識を得ることは
わたしの人生の喜びです。
その喜びを
この学校で今後も伝えていきたい。
– 坂田まこと
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