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流れ星は、悲劇の星。
人の嫉妬とは、流れ星のようだ。
流れ星とは、悲劇の星である。
夜間に天空のある点で生じた光が
一定の距離を移動して消える現象で
原因としては流星物質と呼ばれる
太陽の周りを公転する小天体が
地球(または他の天体)の大気に
衝突、突入して発光する。
しかしそれは
人間からすれば夢を叶える「奇跡の星」だ。
でも、当の本人は
そんな優雅なことは言っていられない。
星が落ちて消えるのだ。
死ぬ物狂いで生きようともがき
少しでも以前のような輝きを
取り戻そうとする反面
目の前は真っ暗で盲目になっていく。
そう、本人は落ちゆくその瞬間でさえ
自信の魅力に決して
気が付くことは出来ないのである。
既に隣では
光り輝く新しい星が瞬いている。
劣等感に苛まれ、歳をとり、体が欠け
衰えた姿に絶望したり
様々な衝突の衝撃で心は擦り減り
時代の移り変わりに愕然とする。
苦労の数だけ魅力は
増していくのに
人はどうしても新しく綺麗なものが
「一番美しい」と感じてしまうから。
人の美しさとは、何か。
人の嫉妬とは
自身の魅力を知ることもなく
落ちていく流れ星のよう。
流れた後の軌跡は
本人が思った以上に人を魅了し
素晴らしさを残すのに
当の本人は
妬みと嫉妬に苛まれて
目の前が真っ暗なもんだから
どうしようもない。
「 —あぁ、そうか。
私は何も救ってあげられないのか。」
勝手に他の星の瞬きを羨んで
遥か彼方に自ら落ちていく流れ星を
私は掬って拾い上げることすらできないとして。
流星の軌跡は
人の夢を幸せと化す。
であればその本人も落ち行く自分を認め
他を認め、向き合うことができれば
流星としての役目を全うできると思う。
若い星も、流星も、惑星でさえ
それぞれの役割と齎す夢があると思う。
移りゆく時代に身を任せ
現役を引退することに
恐怖や怒りや嫉妬を抱くことなく
流れるように自然と天を落ちていける星に
私はなりたい。
最期の時まで優雅に
誰とも争うことなく
自然に落ちていく「流星」になりたい。
流れ星は
最期の時にこそ誰よりも「瞬く」。
坂田まこと
私の半生が自叙伝になりました。
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