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〈植物調合美容研究所〉が
生まれた理由

 

誰でも学べたらいいな。
誰でも挑戦できたらいいな。

 

ORGANIC MOTHER HOUSE®︎
– 植物調合美容研究所 -を創ろうと思った
一年と3ヶ月前。

 

 

〈植物調合美容研究会〉という名の
化粧品開発学校では
今現在20人近くの生徒さんが
初めてのオーガニック化粧品開発に
取り組んでいます。

 

▶︎2期生11月末締め切り
植物調合美容研究会2期生募集

400,000円(分割可能)から入学できます
コットンハウス生徒様は350,000円から可能

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ORGANIC MOTHER HOUSE公式HP

 

 

日本中何処に探しても
〈オーガニック化粧品の開発や研究〉について
教えてくれる学校が無かったんです。

 

日本中の
化学の専門学校のパンフレット
掻き集めたけれど
何処も一般的な化粧品化学しか学べない。

 

何処へ行けば
「植物生まれの化粧品」を学べるんだろう。

 

大きな壁にぶつかり
身動きが取れませんでした。

 

 

 

 

 

はじめて
オーガニックセラピストになった時

 

この時も
何処の美容学校を探しても
オーガニック化粧品のエステを学べる学校は
見つからなかったわけです。

 

 

そんな私は
自宅の子供部屋の一室に
オーガニックエステサロン
ORGANIC MOTHER LIFE
名付けてサロンを開き

 

学校が無いなら
〈働きながら現場で学ぼう〉
悩むことよりも、立ち止まることよりも
まずは一歩踏み出そうと
歩んだ日のことを覚えています。

 

 

 

あの時から、そうでした。

 

私がしたい事にはいつも
多くの前例は無く学べる場所と学べる人も
多くは無かったこと。

 

今回の自社工場設立も、同じです。

 

 

オーガニック化粧品やエステの世界で、10年近く。

 

化粧品の向こう側にある
〈製造開発の世界〉
深く閉ざされていて知ることはできず

全成分表示だけでは
何が石油系で何が植物系なのか
ほぼ、判断ができなかったわけです。

 

「ほとんどが女性が使う化粧品なのに
どうして中身を知ることが
出来ないんだろう」

そんな疑問を抱くようになり
私は自分自身で
化粧品の開発企画を始めました。

 

 

それは、27歳の頃でした。

 

知識がなかった私は一製品を作るのに
1000個で450万も支払っていたり
中身にどんな成分がどれだけ入っているのか
工場現場を観に行くことすら、許されなくて…

「知識がない」ことは罪だと思いました。

 

– 悔しい、悔しい。

人生最大の挑戦だったのに
何も知らない私と
何も学べない環境が悔しい。

 

いつかこの環境を変えたいと思うようになりました。

 

 

それと同時に
私の化粧品を通じて
同じ様に素肌と環境に苦しむ女性
夢や希望を与える仕事がしたいと
強く感じたのです —

 

その為には、どんな人でも隔たりなく
オーガニック化粧品の製造や開発のことを学べて
小さな資金でも自分の思い描く化粧品を
作れるようになる学校が必要だ、と。

 

その時、不意にそう思ったのです —

 

 

 

 

29歳の夏。

 

29歳の夏。

私は静かに動きはじめました。
仕事と子育てで遅れた青春を取り戻したくて。

 

その足で宮崎県に向かいます。
縁もゆかりも、行ったことない。
その土地には知り合いもいませんでした。

 

 

ただ、確かだったのは
自然と人が豊かであったこと。

 

その豊かさを活用して
私が数年苦しんだ不透明な化粧品製造の世界を
もっと可視化してあげたい。

 

誰でも学べる、誰でも働ける
そして好きなように〈物作り〉
できるようにしたい —-

 

その一心で
たった1軒目の内覧であの家と土地ごと
1000坪もの広大な環境を
自己資金の2100万円で買ったのです。

 

– 最初は、みんなに反対されました。

 

他の賃貸施設の方が増築も無いし
賃料も安いから元が取りやすい、など
いろんな人が私の古民家購入を懸念しました。

 

私はそれでも、確信していたんです。

 

 

「廃校や使わなくなった施設が
とても魅力的なのは
先輩たちの活動から知っています。

でも同じことを、私がしても意味がないんです。

 

私は女で、子供もいます。

 

車でしか行けない場所は通えないし
人や子供がいない地域に
遅くまで勤務することや

衛生面を保てない大きさの施設を持っていても

暗さや不清潔さで
絶対に女性は、ときめかない。

 

ときめきがあるものは
ときめきがある場所から
生まれると思っているんです。

 

近くに人が住んでいて家族がいれば
そこには商店もあるし
郵便局も本屋もあるでしょう。

 

子供を育てながら
数時間だけ働きたい人は
都心や住宅地の中にある工場の方が
ギリギリまで働けて

お迎えにも間に合うし
帰り道に買い物もできます。

 

遅くなっても薄暗くないから怖くない。
危険な畦道も無いんです。

 

 

しかも
植物素材しか使わない化粧品工場だからこそ
廃棄物や排泄臭が臭いことも無いわけで

絶対に住宅地にあっても
〈共存できる〉と思っているんです。

 

出来れば〈綺麗だね〉って言われる場所で
そんな世界観で
綺麗なものを作りたいじゃないですか。

 

それを一から作る事は、費用的に難しいので

この家を改修して、増築して
自分達の化粧品や
同じ夢を抱く女性たちの小さなブランドを
社会性と有機性の高い顔が見える原料たちで
開発をしたいんです。

 

何も経験はないし
化学のかの字も知らないけれど
オーガニックやエシカルな化粧品が
好きな気持ちは
誰にもきっと負けたりしないし

 

努力と勉強だけは、人の10倍続けられます。

 

いつか色んな世代や環境の人達が
この場所に
オーガニック化粧品の世界を
学びにきてほしいし

 

私みたいに普通の主婦だった子たちでも
大好きな化粧品を
身近な人たちのために開発できる
そんな新しい挑戦が隔たりなくできる環境を
私は用意してあげたいと思うんです —」

 

 

きっと皆んな、最初は
この子、何言ってんだ?と
そう、思ったかもしれません。

 

「お前は金にならない!」と怒鳴られ
畑のど真ん中で
散々泣くまで叱られたこともありました。

 

悔しかったけど
私は自分の信じた世界を
カタチにするまで貫きたかった。
自分の力で成し遂げたかったんです。

 

 

 

– その挑戦は、その道は
誰も歩いたことがありません。

 

 

歩くまでは
理解されなくても仕方がない、と
そう思って歯を食いしばりました。

 

お金のことばかり考えたら
この挑戦は無茶だったと思うし
理解できないことは、仕方がない、と —

 

 

その中でも
理解を示す業界の恩師の方々が

こんな私の飽くなき
探究心に力を貸して下さり
いろんなことを教えてくれるようになりました。

 

一字一句取りこぼさず
何も無いものを
一から作るわけですから
毎日が勉強で、毎日が投資の連続でした。

 

贅沢なお金は一円もないし
今少しでも余裕ができれば
設備投資をします。

 

 

娘も小さいので
借金を出来るだけしないで
最後まで増築と運営をやり遂げたい。
もう、毎日、その一心で…

寝る間も惜しんで働きました。
全国を飛び回りました。

来る日も来る日も。

 

 

そんな姿を見て周りの人たちも
ありのままの夢を支えて下さる様になります。

心から応援してくれる様になると
一気に環境は、変わりはじめたのです。

 

 

「たった一人では、何も出来ませんでした。」

 

だけど、私がいなかったら
きっとこの場所はできなかったこと。

 

自分の決断と行動を
誇りに思える日が来たらいいなと思います。

 

 

– この先の未来。

 

これからこの場所では
宮崎県に住む
子育てをする主婦の人たちを中心に
化粧品製造のノウハウをお伝えしながら
現地の雇用、教育が始まろうとしています。

 

増築するために、追加資金は1500万。

 

今日みんなでその夢を叶えるために
スタッフそれぞれが
それぞれの場所で
私の夢のために働いてくれています。

 

 

その夢が叶ったら
頑張って応援してくれたみんなに
雇用や給与で還元していきたい。

「顔が見える豊かな化粧品」たちで
お客様にも還元していきたい。

 

私が夢見る
オーガニックやエシカル化粧品の世界で
未病に苦しむ女性たちの
心と素肌と身体を救えます様に。

 

 

毎日、その一心で働き続けています。

 

 

私はこの仕事に出逢えて
本当に良かったと思っています。

 

化粧品開発や製造の世界は
大変なことも多いし
時間もかかるから、辛い時もあるけれど

どうか初めての自社製品が
家に届く感動の日を
生徒の皆んなにも味わってほしいのです。

 

今日も働きます。私の夢のために。

 

誰も歩いたことがない道を
私が歩いていくわけです。

 

いつかその道が
誰かの道になりますように。

 

坂田まこと

 

 

 

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