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#恋愛相談
例えば、忘れられない人がいたとして

 

例えば、忘れられない人がいたとして。

 

 

過去の恋愛を引きずることは
決して悪いことではない。

 

その日その時その瞬間を
ただ真っ直ぐに愛した結果
上手くいかなかっただけで

それは無駄な恋愛なんかじゃない。

 

多くの人は「大人の恋」なんて言葉を
比喩するけれど
人を好きになって人を想うことに
大人も子供も関係ないと、私は思う。

 

 

 

子供でも親のことをそっと見守り
理解して包み込む愛し方をできることもある。

大人でも大切な人のことを見守り
でも時に寂しい気持ちを抑えきれずに
我がままを言ってしまうこともある。

 

 

そこに
「大人だから」という前置きは、いらない。

 

 

 

ただ、好きだから。
ただ、好きなだけだから。

 

相手に愛情と感謝の気持ちを抱いた時
私もこれまでにない人の愛し方を
知ったことがある。

 

感謝して、尊敬して、愛情を持って
接せるようになったら
その人の本質を見れるようになったこと。

 

それが「大人の恋」と言うならば
なんて穏やかで柔らかくて
心地が良いんだろう、と思った。

 

男は目で恋をするが
女は耳で恋をする。

 

「何を言われたか」だけで
相手の気持ちを図ろうとするから

余計苦しくなって
寂しくなることを学んだ。

 

 

本当に、全てを言葉にしないと
何も伝わらないのだろうか？

 

耳を塞いで
相手の行動ひとつひとつを
ゆっくり見つめてみるだけで

見えてくるさりげない愛情だって
あるのではないか。

 

 

愛情を感じられない時に
起こした行動や言動こそ

相手を責めても自分を責めても
思い出を振り返っても苦しくなるだけ。

 

 

その時その瞬間とった行動全てが
「あなたなりの最大の愛し方」だった訳だから
そこに間違いはなかったことに
気付いて欲しいと、私はそう思う。

 

 

 

少し距離を置いて
少し視野を広げてみて
燃え上がった気持ちを少し抑えてみる。

 

同じように
相手のことを目で見て信じてみたら
すごく愛されていたことに
気づくこともあるだろう。

 

側にいてくれた時
優しい顔をしてくれていたか。

隣で眠る時
穏やかな顔をしてくれていたか。

 

「目で恋をする女になりなさい。」

 

苦しい恋の終わらせ方は
相手の目線にまず立ってみること。
そして
99%の思い込みの世界から抜け出すこと。

 

 

大丈夫、私たちはちゃんと愛されてるよ。

 

坂田まこと

 

 

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