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大切な契約のお話。
これは最近社内でもあったことで
中々難しい問題だなぁと思い
ここに私個人の考えですが
記載することにいたしました。
あくまでも、個人の考えと思って
聞いてくださいね。
なぜ「契約」が必要なのか
私も昔は思っていました。
信頼し合って協業したならば
そんな書面、意味も分からないし、怖いし
必要ないじゃないか… と。
でも、強く叱られたんです。当時の上司に。
「相手様方が大きな資金を投資して
懸命に作った財産をお借りしてビジネスをするんだ。
きちんと対価を支払う約束をしないと
向こうに失礼だと思うわないか。」と…
買う側だった当時の私は
そんなこと考えてもいなかったんですよね。
私、お客様だよ？と傲慢な考えもありました。
なんで買ってあげてるのに
契約書なんて結んで、支払いが強制されるの？… なんてね。
その時点で、もう「ビジネス」ではないんですよ。
知らなかった
聞いてなかった
教えてくれなかった
いろんな言い訳があると思います。
でもそれが通用するのは
友人間や家族間、
そして”相手の知財や財産を使用してない時だけ”です。
販売する側に「伝える義務」があるとすれば
購入する側は「理解する義務」があります。
私も昔、きちんと理解せずに契約を結び
支払いを遅延したことがありましたが
その際はきちんと理解せず相手の知財を使っていました。
それって、相手の努力は
何も報われていないですよね。
本当に失礼なことをしていたと悔いています。
お客様、としてではなく
ビジネスパートナー、として向き合うべきでした。
相手方は私とは桁違いの金額を投資して
その化粧品や材料を買っていましたし
作った製品を定価よりも安く
ビジネスとして使えるように下代（定価ではなく卸値）を用意し
大きな金額を投資してオリジナル製品を作らなくても
サロンができるように、力を貸してくれていた —
確かに、支払う側としては
理解していなかったことに
お金を払いたくないですよね….
気持ちは分かります。
でも、ビジネス利用をしていたならば
ビジネスパートナーとして
「相手のルールを理解する義務」がありました。
今後は個人でもそう言う意識が必要な時代だと
私は強く感じているのです。
個人間ならね。いいんですよ。
感情でもどうにかなる事もあると思います。
でも、ビジネスは違いますよね。
相手の財産や知財を借りてビジネスをする訳ですから
相手の財産や地財を適切に扱う義務もあります。
私も、数千万掛けて…
この化粧品達やお店や工場を作って参りました。
みんなが少しでも
安く、ロットも少なく、いい製品を、
そして好きなように使えるように
日々製品の改良も、サービスの改善も続けています。
２４時間携帯は鳴ります。
それでもお客様は待ってくれません。
もちろん私も決して、そこに弱音は吐きません。
それはかつて私が買う側だった時、
「こんなサービスあったら
もっとサロンが運営しやすいのに」と
そんな願いがあったからです。
その願いを叶えるために
何度も訂正や改善を繰り返し
ここまで10年、皆さんと続けて参りました。
だからこそ「契約書」は必要なんです。
“私の全て”です。
ここにある製品も、スタッフも、場所も、知識も。
人生の半分をここに注いできましたから
大切にしたい気持ちは家族を守る気持ちと変わらないくらい
とても大きなものでもあります。
それを簡単に傷つけられてはならない。
正しく扱ってもらえなければ
それは相手が例え”お客様”でも
注意をしなければなりません。
それは私たち
販売側に「伝える義務」があるからです。
どれだけ口頭で伝えても、
どれだけ書面を用意しても、
「ビジネス」として同じ土俵に立って頂けないことほど
悲しいことはありません。
だからこそ、時に私達は声を上げます。
共にこれからも
オーガニック化粧品やサロンの魅力を
お伝えしていきたいです。
だからこそ私たちは
“ビジネスパートナー”になります。
その意味を、きちんと伝えたかったのです。
坂田まこと
#仕入れ制度
私の半生が自叙伝になりました。
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