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オーガニックマザーライフ
創業10周年を迎えて
2024年1月4日は
10年前に「オーガニックマザーライフ」
という名の自宅サロンを立ち上げた日です。
一般社団法人
日本オーガニックビューティセラピスト協会は
設立9周年になりました。
(2015-2024まで/昨年12月で閉鎖となりました)
今後は2020年に設立した
株式会社オーガニックマザーライフで
4年目の時を刻み始めています。
そして新たに女新しい性雇用を創出する
「NPO法人オーガニックマザーハウス」
新規設立に向けて
動き始めたところです。
今年の4月に
初の都市型商業施設店舗
「明治神宮前店」の出店が進んでおり
2026年を目安に
宮崎県に所有する1000坪の土地内に
「マザーシェルター」(働く母親のための保養所)を
建設する予定で計画を進めています。
合わせて、私自身の
結婚や出産も諦めていません。
夫婦で共に仕事をしながら
必ず家庭と会社の両立をしてみせます。
その覚悟は10年間、変わりませんでした。
私にとって「家族」は大切なもので
仕事の何にも変えられないからこそ
仕事で私事を犠牲にする人生は選んだりません。
家族の形が決まったら
メルボルンへの出店も視野に入れて
「海外出店」や「海外輸出」にも挑戦し…
日本での仕事が落ち着く
10年以上先の未来には
オーストラリアの家族移住を計画しています。
(まだまだ先の話だけど)
自社化粧品の開発も300種類 —
毎日新しい新商品の企画を作り
世の中にリリースしていきたいですし
植物化粧品開発の限界を、超えていきたいですね。
30年もやればもう誰も届かない。
その域までやりたいと思って努力をしています。
いつかはこの知識で
美容学校や理化学系の学校で
講師として登壇できるほどになっていたら…
未来の学生たちに
残していきたい思いもあります。
遡ること、2014年に
私のサロンは子供部屋の一室から
誕生したわけですが…
本当に、よくぞあの環境から
これだけの事業を起こせたな、と
自分の人生を客観視し続けて、10年。
改めて「誇りに思う」それに尽きます。
当時の自宅サロン
「よく頑張りました」
…本当にただ、それだけです。
19歳で母親になったその日から
自分の人生を悲観的に捉えたり
周りに甘えて頼っていくこともできましたが
それでも自分の足で立ち上がり
この社会で生きていくんだ、と決めたあの日。
まるで30年間の出来事に感じるほどに
この10年間は濃厚で
一言では語れない人生だったと思います。
私の半生は
「傷つくほどに美しくなれる」という書籍にて
出産から29歳までの10年間の綴っていますので
興味がある方は、そちらをご覧ください。
女性の成功像とは、何か。
私にとって皆が目指す
「仕事での成功」というものが
何を指しているのか分からないけれど…
成功して
経営者になると言うことは
これまでの仕事とは全く異なることを
覚えておかなくてはいけません。
例えば、セラピストとして
活躍している女性が
経営者に向いているか、という
出来ても苦しかったり
仕事を嫌に感じたり
お客様を直接担当できなくなったり… と
多くの場合は、
プレイングマネージャーの大変さに
皆さんぶつかりします。
それは私も同じこと。
女性が起業して「成功する」そのラインは
よく年商いくら、と金額で
測られることが多いのですが
どんな仕事も売上=利益ではありません。
売り上げがあっても
エステティシャンが得られる利益と
料理人が得られる利益は大きく違う。
それは準備や原価に必要な経費が
職種によって大きく異なるからです。
難しいことを今日は話したいわけではなく
少し思い帰ってみて
自分はどんな風に活躍すれば「成功」なのか
曖昧ではなく、明確なラインを作ることが
本当の近道だと思うからです。
例えば私にとっての「女性の成功像」は
社会での自立した生活を送り
事業内容を”社会的に”認められること。
そして、その仕事で
誰かの役に立てることです。
そのためには
「売上と利益」だけを追い求めても
私にとってはあまり意味がありません。
豊かな生活や贅沢な選択肢は
人を傲慢にさせ、曲がったナルシストに導き
本来の仕事人とは異なると思うから。
そこで私は唯一、大切にしているものとして
「事業内容が本質的に素晴らしいもの」
これを創り上げるために起業し
それができたら「成功」です。
ただ利益をあげても
税金対策に問われるだけ。
ただ人を増やしても
教育と退社に悩まされるだけ。
ただ店舗を増やしても
集客に悩まされるだけ。
ただ成功しても
私が本当に欲しいものは得られません。
「少しだけでも自分の力で
好きな仕事で、稼げる様になりたい」
これが多くの人の起業目的にあります。
でもこれはファーストステップでしかなくて
本当にお金の為だけで
それを”成功”と言うのであれば
恐らく売り上げが伸び悩んだ時に
辞めてしまうと思うんですね。
お金って、夢を前にすると
いくらあっても本来は足りないもの。
足りないものを掴みに行ったところで
いくら稼いでも心を満たされないし
本当の夢を持った人は
少ないお金でも、すぐに行動を起こし始めます。
私にも自宅サロン時代、
不調で売上が伸び悩んだ時期がありました。
発信しても発信してもお客様が増えなくて
このままでは、と途方に暮れたものです。
でも私は、この仕事を
お金の為だけに始めたわけではなく
得た資金でマイブランドを作り
素肌に悩む女性の力になりたい、とか
自宅サロンをいつか卒業して
もっと多くの方に
オーガニックスキンケアの魅力を
きちんとこの手で伝え続けたい、とか
娘と共にオーストラリアに渡り
本場の自然療法をきちんと学び直したい、とか
子供が産まれても
両立できる仕事を続けるために
手に職をつけておこう、とか
本当に具体的で
より明確な【want/したいこと】を
いつも心の中に持っていました。
そのために必要な「投資」は
私にとってはただの消費ではありません。
夢のために必要な道具を買う感覚、
つまり無駄には決してならない。
失敗したとしても、経験値に代わるからです。
そんな風に自分の本当にしたい事を
「成功」として置き換えていくと
得た資金をもっといい形で
投資をしていきたい、と人は考える様になります。
高級なバックや豊かな暮らしは
所詮偽りでしかない…
それは本当の仕事人は皆、違和感を持ちます。
女性が心地よく
この先の家庭環境の変化…
それは例えば出産や結婚など含め
いろんなことに多様に対応していくには
具体的な成功という形と
それを維持する継続力を試されます。
となると、やはり女性が成功するには
家庭と仕事の両立を
必ずしも問われていくわけです。
男性とは全く違う経験値が必要になります。
私は会社を年商3億円以上に
大きくしようと考えることはありません。
それは前述述べた様に
私の幸せを叶えるための資金は
そんなに多くは必要ないからです。
20万円あれば、人を雇うことが出来ます。
100万円あれば、化粧品は作ることが出来ます。
1000万円あれば、お店は作ることが出来ます。
5000万円あれば、工場を作ることが出来ます。
少し現実離れする金額ではありますが
私は自分の成長と器の大きさにも
ちゃんと限界がある事を知っているし
心の弱さも自覚しています。
苦手なことも多いし
怒られることも苦手…
一人でいる時間がほっとするのに
とても寂しがり屋で情けないところもあります。
そんな私を大切にしながら
仕事を「成功」と言う形に持っていくには
私の中に明確な成功像があること、と
きちんと周りにも素晴らしい仕事である、と
認められ結果を残す必要があります。
「たかが、自宅サロン」
主婦の遊びだとは思われたくなかった。
私は本気でオーガニック化粧品の世界を
日本でもっと本質の高いものに
自らの手で地道に変えていきたかったからです。
その夢が叶う叶わない別として
私は今の自分に、とても満足しています。
当初掲げた社会的な自立も出来ましたし
大好きなスタッフに囲まれて
自分の想いを込めた化粧品も作れました。
だけど
もうこれ以上の資金は必要ありません。
私にとっての女性の成功像は
身の丈にあった幸せを
自分の手に届く範囲で守れることにもあるので
あまりにも大きな会社を持ってしまうと
自分のしたいことは
出来なくなってしまいますよね…
家族5人くらいの感覚で
半径3メートルの社会を豊かにして
限られた人数で、様々なことに挑戦し
みんなで喜びを分かち合える…
美容業はブラックな企業が
とても多いのですが
私は本気で「10年以上働きたい会社」を
作りたいと思って頑張っています。
目に行き届く範囲のスタッフと
目に行き届く範囲のお客様に愛されて
これからも私なりの女性の成功像を
追い求めていきたいと思っています。
坂田まこと
私の半生が自叙伝になりました。
2022.6.20新刊「傷つくほどに美しくなれる」
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