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同じ経験をした「私」が
一番の味方になれていなかったこと
実は、すごく興味深い研究結果があります。
「子育て経験のある上司とない上司
どちらが子育ての苦労に共感してくれるか」について
「何らかの苦境に陥っている他者に対し
過去に同じ経験がある人は
その経験がない人よりも、共感しにくい」
という面白い結果があります。
人は、過去の苦境や感じた苦痛やストレスを
覚えてはいるが
実際にどの程度苦しかったかについては
「過小評価」してしまう傾向があるそうで
苦境を乗り越えた経験の持ち主は
自分が苦境を克服できたことを知っているため
「状況の困難さをよくわかっている」と
「自信を持ってしまう」というのです。
悲しいことに
ママを追い詰めるのは、ママである「私」
私は会社を設立した時
「同じような環境で
社会復帰や仕事の継続に苦しむ人たちの
力になりたい」と願って
フレックスタイム制のシフトを採用し
セラピスト一人一人の重労働の環境を
軽減させたい!と
強い志を持って、生きてきました。
でも、いつの間にか
家庭を理由に「制約」がかかっていく女性達に
「私は乗り越えられたのに・・・」と
自分の「できた」を勝手に押し付けていたのかもしれません。
自分が辛かったことを
実は過小評価していたこと。
気づいた時、すごく大きなショックがありました。
私が誰よりも彼女達の痛み理解できず
「味方」になりきれていなかったのです。
だからこそ「原点」に立ち返り
私はマネジメントを学び直しているのです。
CASE / 2
結婚した、妊娠もした、でも力になりたい
「在宅セラピスト」
Eさんの場合
オーガニックコスメの輸出業に平日は携わる彼女は
いつだって事務スキルが高く
PCスキルに伸び悩む他のセラピストを
一挙にカバーできてしまうほど
「守備範囲」が広いセラピストでした!
彼女は土曜だけフルタイムで働く
「週末セラピスト」として入社し
パートナーシップメンバーとして学びながら
私の側で、時にセラピスト、時に事務員として
マルチな才能を発揮してくれていました。
普段平日は、事務スタッフとして勤務し
週末はセラピスト・・・という
なんともハードなスケジュールを選んだ彼女。
以前は、メンズエステもバリバリこなし
スーパーセラピストだった彼女も
いつまでもその働き方ができるとは思っていなかったはず。
ある日突然、休みがちになった彼女。
理由を尋ねると
「妊娠しているかもしれません」と
そう、言いにくそうに教えてくれました。
その時もやっぱり私はショックを隠しきれず
素直にお祝いできていたのか
不安と後悔が残りますね。
でも、本人にとっては幸せなことです。
そして、本人だって予期しておらず
悪阻のつらさから
「もう無理だ」と心が疲弊したいただけで
やる気がない訳ではありません。
今では「在宅セラピスト」として
お客様のカウンセリングへの回答を担当したり
英語インスタグラムの更新、システムの構築
オーストラリアなどの海外輸出に向けて
大きなプロジェクトを任され
得意な英語で事務スキルで
現場のセラピスト達のサポートをしてくれる
頼もしいメンバーの一人なのです。
「今、私に出来ることはなんだろう」と
ここ数日、ずっと色々考えていました。
正直、ここ3週間ほど
結構ギリギリな精神状態で働いていました。
でも、それは
誰も味方がいなかったからではありません。
結局、私は2年経った今も
誰のことすら信じ、頼りきれていなかったのです。
「結局みんな、家庭が一番なんだよね」と
内心思っているのかもしれません。
でも、そんなことは当たり前だし
それでも仕事も同じくらい
大切にしてくれるスタッフがいます。
それなのに、誰にも頼らず徹夜している私は
全然スタッフ想いではありませんでした。
「みんなの負担になるのは申し訳ないから」
その言葉の裏には
誰のことも信じることができない
私の「弱さ」があったのです。
もっと信じていいのに。
もっと頼っていいのに。
「もっと信じていいのに、もっと頼っていいのに」と
一人のスタッフに言われました。
「まことさんが
誰にも迷惑を掛けないで頑張っている姿は
素敵だけど、私はすごく寂しいです」
「もっと私を、必要としてください」と。
まさに妊娠した彼女に
本来できることを頼ればよかったのに
自分で抱え込んだ結果
また同じことを繰り返そうとしていました。
「こんなことをしたかったんじゃない」と
目が覚めた出来事でした。
働くママは
確実に増えているという現実
保育所が少ない。
育児休暇を取得して
産後に職場復帰できる事業所が少ない。
家事、育児、介護など
女性ばかりに負担が多い。
いつだって「ほっと」一息ついて
仕事に取り組む時間は
私たちワーキングマザーにはありません。
それでも
「親」になった私たちは
責任を持って生きていかなくていけません。
でも、いつも思うのです。
頑張り方も、いろいろあるってこと。
本気の人を笑ったり
真面目な人を無視する環境に
いる必要なんてありません。
もっと違う環境もあるかもしれません。
結婚や出産を機に
他のサロンでの限界を感じて
私のサロンに訪れるセラピストも少なくありません。
全ての人を雇用することはできなくても
独立の仕方を導いたり
仲間になって高め合ったり
いろんな「手の繋ぎ方」があると知りました。
私はセラピストとして働く女性たちの
「希望」になりたい。
いつだって、広い視野で
彼女たちの一番の「味方」でありたいと
そう、願うばかりです。
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