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綺麗事だって、きっと綺麗だから
私は、一般社団法人
日本オーガニックビューティセラピスト協会を立ち上げた時
全国に1店舗でも多くの
「環境と人に優しい
エシカルサロンが増えますように」と
そう、想いを込めてお伝えしてきました。
私は次から次へと新展開していますが
20代での経営とは実に難しいもので
私がどれだけ純真でも、その真意はうまく伝わらず
時に余計な誤解や不安を
抱かせてしまうものです。
「私が40歳だったら、こんな風には思われなかった」と
仕事が順調に進む反面
必ずそれらを理解できない人たちが
現れてくるものなんだなぁ、
と感じることもしばしあります。
それでも、傷つくのは自分だけでいい。
私はお客様もスタッフも守らねばならない。
「嫌われるのは私だけでいい」と
いつも一心不乱に向き合って戦っているのです。
このお店も、人も、大好きです。
私は、このお店も、人も、大好きです。
私がたった一人
子供部屋の一室から始めた
5年前のORGANIC MOTHER LIFEが
今はこうして6店舗へと成長したことも
そこで働いてくれる仲間ができたことも
全てが「奇跡だ」と思う。
支えてくれる優しい大人たちと仲間たちに
どれだけ助けられたか、数え切れません。
どれだけ辛いことがあっても
私は感謝する気持ちが
常に前提でありたいと考えます。
仕事をしていると
時に、納得いかないことも
時に、理解できないこともあります。
経営をしていると
正しいことだけを貫く正義すら
捨てざる終えない時があります。
大切な人を傷つけてでも
前に進まないといけない時があります。
その度に、気持ちが揺らいでいては
多くの女性たちを雇用することは出来ませんし
給料を払い続けるということ
スタッフの時間を拘束するということは
とても大きな責任があるのです。
その人一人の人生を
背負っていることと変わりは然程ありません。
だからこそ
此処で働く全てのスタッフとその家族が
「幸せ」じゃないんだったら
私のやってきたことに、何の価値も無いのです。
無理なことかもしれないけれど
綺麗事なのかもしれないけれど
やっぱり
関わる全ての人たちに、幸せであって欲しいのです。
10代で母親になった時
私は10代で母親になった時
「なんてこの世の中は母親たちに非情なんだ」と
何度も悔し涙を流していました。
保育園もない、ミルクもオムツも高い
私立の保育園は高い、お迎えもたった一人
ファミリーサポートだって無料じゃない
仕事には採用してもらえない。
男性は子供が生まれても
お腹が膨れることも
胸が垂れることも
シミが増えることもありません。
女性として、自信を失うことなんて、ありません。
もちろん、仕事に行けなくなることも
降格されることもないでしょう。
でも、女性は違いますよね。
結婚したり、子供を産んだり
子供が病気になったり、親が介護になったり
いろんな「環境障害」が
女性らしく生きようとするほど
働こうとすればするほど、苦悩にもつきまとうものです。
好きなことをしたいと思っただけなのに
何かしらそれらが足枷になる時が多くあります。
昨日、あるスタッフが、私にこう言いました。
「言えないことがあります。
実は、来月から親の介護が始まるかもしれません。
これまで通りに働けなくなるかもしれません。
でも、それでお店から必要とされなくなるのは、辛いんです。
ここで働くことが、唯一の心の支えだから
お店にとって必要とされていたいし
お客様に触れ続けたいんです。
お店のことも、お客様のことも愛してます。
だから、このままでどうか頑張らせてください。」
・・・と。
実の親の介護より
私や職場を気遣うのです。
それだけ女性が働くといことに
まだたくさんの環境障害があるということ。
働くことだけで、これだけ、気遣わせてしまうのです。
私はもちろん
こんなにもお店を愛して
お客様を愛してくれるスタッフがいるなら
例え不定期になったとしても
休ませるつもりはありません。
その分、他の仲間や
同じ親である私が助け合えばいいと思ってます。
セラピストだからといって
一日6本も7本もエステに入らなければいけない。
フルタイム働けないなら雇用できない。
子供が理由で休むなら採用できない。
それって、本当に「正しい」でしょうか?
美容業界ほど一刻も早く
「女性の働き方改革」が必要な業界はありません。
どなたか取り上げてくださる
メディアやライターの方がいたら
弊社が見てきた女性の雇用環境の過酷さと
それを改善しようと向き合う私たち企業と全貌を
観に来てください。
全て隠さず、問題点も、伝えます。
ほぼ女性しか働けない職場だからこそ
企業の在り方が変わらなければ
私たちセラピスト、そこで働く女性たち
そして、これからお母さんになる女性たち
お母さんになった女性たちが
心地よく使命感を感じて働ける場所なんて
もう美容業界では、見つけられなくなってしまいます。
どんな環境下に置かれても
私たちが諦めたら、それで終わり。
「諦めさせる環境を作った人」も
変わっていかなくてはいけない時代が来たと思います。
経営者は
華やかな人ばかりではありません。
毎日眠れないほどの動機を襲われて
膝に絡みついて眠る娘の頭を撫でる余裕すらない
私の気持ちを理解する人は
きっと最後まで、いないかもしれません。
でも、正直、死ぬこと以外は「かすり傷」です。
お母さんがお腹を大きくして
辛い妊娠期と陣痛を乗り越えて
子供は生まれてくる。
生まれてきた子が、初めて立ち上がって
生まれてきた子が、初めて話して。
小さな変化全てが、私の痛みを忘れさせてくれた。
スタッフの成長や
スタッフの愛情や
スタッフの「いつもありがとう」が
私の辛い時間も、みんな、幸せに変えてくれる。
「ありがとう」は世界一の言葉の魔法
私は、どれだけ辛いことがあっても
「ここで生きていたい」の願うスタッフがいる以上
1番の努力をし続けるし
此処で働く女の子たちの居場所を
なんとしても、守らねばなりません。
此処で働いて、此処で育って
たくさんの出逢いときっかけを手に入れて
「女に生まれて、結婚できて、お母さんになれてよかった」と
全ての環境の変化を幸せだと思える
そんな環境を作りたいと願います。
全てがこの通りに行くとは思いません。
でも、たった数人でも
想いを通わせて
同じ空を目指して葉を伸ばせるのであれば
私は周りに理解されなくても
好きな人ができた
これから結婚する
これから妊娠する
妊娠した
子供を産んだ。
でも「働きたい」「必要とされたい」
そう心から願う女性たちの
1番の理解者でありたい。
挫折は私をいつだって大きくしてくれる。
今日も、真っ直ぐに、私は生きていくしかないからね。
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