君と出会えて変わったことがたくさんある
君と出会えて”変わったこと”がたくさんある。
過去を後悔もせず
未来を恐れることもなく
怒りを尾に引くこともなく
他人を恐れたり、深く傷つけることもなく
今を生きてて今を受け入れて
今を楽しんで生きている君たち。
「人間」だけが馬鹿みたいに未来を恐れ
いつまでも過去を後悔して…
自分の機嫌を取る方法も知らず悩んでばかりだ。
君たちのように
首に繋がれたリードも無いし
周りを取り囲むゲージも無いはずなのに
いつまでも「心」は社会の常識や周りの目に囚われている。
私たちはいつだって
好きな時間に起きて外に出かけられるし
好きな時間に好きな物も食べられる。
嫌いな人とは側に居なくてもいいし
好きな人を守ることもできる。
だけど…
この子達は多くの「選択肢」を持っていない。
それだけで私たちは
いかに時間や自分を大切にできていないことに
幾度のなく気付かされたわけです。
いつも感情に素直で
常に笑顔でいられる君。
多少嫌なことがあっても
美味しいものがあればすぐに機嫌も直せるし
尻尾も振って素直に喜べる。
すごくシンプルなことなのに
どうして人間となるとそれが途端に難しくなるのか不思議。
いかに無駄なプライドや常識が
自由に生きることを拒んでるかよく分かる。
動物と暮らすようになって5年弱…
私は猫3匹と犬1匹と共に暮らしています。
子育てとはまた違った苦労と幸福がある「犬育て」 —
やっと1歳になる君との毎日は
10年15年と言う限られた時間を大切にしようと
心が切り替わるには充分な時間だった。
堕落した毎日よりも
笑顔で素直に生きる毎日を少しでも多く
君と一緒に過ごしてあげたいと思うようになったし
いつまでも自分の機嫌に振り回される毎日が
「くだらない」とさえ思えるようになったの。
君と出会えただけ。
その他に何も変わっていないのに
私の毎日はとても貴重で大切だと気がつけて
1日を、1時間を、1分を
もっと大事にしたいと思えるようになった。
君と共に生きられる限られた時間を
“無駄にしたくない”からこそ
君のように
笑顔で素直で前向きに生きることにした。
嫌なことがあっても
美味しいものを食べて早く寝て忘れることにした。
逃げたくなったら
無理せず休んで切り替えるようにもなった。
その方が人生は何百倍も楽だったし
頑張り過ぎなくても
他にも沢山の「選択肢」があることに気が付けて
視野も広くなったように思う…
自分のことや家族を好きになれたら
自分の全てを許してあげられるにもなれたし
それってとても素敵なこと。
犬を飼ったことがない私にとって
初めての出逢いが君で本当に良かったです。
娘と出会えた時も人生観を変えられたけど
君と出会えたこの1年も人生観が大きく変わっていった。
これまで以上に
毎日を大事にするようになったし
くよくよ悩むことも無くなったし
ありがとうや、ごめんねを
よく口にするようにもなったよね。
君たちと出逢った人にしか分からない
“特別な自己愛”みたいなものが芽生えたんだと思う。
それが何よりも嬉しい1年間でした。
君と共に生きれる残りの十数年を、大切に。
後悔のないように。
怖がらないように。
自分自身を愛せるように。
そして、それを教えてくれた君を
一番大切にできるように。