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”あなた” と言う素敵な土地に
わたしが家を建てたいのです

 

私が憧れる女性経営者のひとりが
『収入格差』を持つ男性と結婚する際に、

メディアに対して放った言葉が、好きでした。

 

 

日本人は『出た杭を叩く』ような
そんな風習があるが故に
男性よりも女性の方が “稼いでる” なんて…

あまりポジティブではありません。

 

 

それは今も、昔も。

 

 

 

 

 

社会的にも活躍する女性の多くが
「好きな男性」の前で、馬鹿なふりをする時代。

そんなの可笑しいと分かっていても
これが日本なんだから、仕方がありません。

 

 

だけど
ハリーポッターのハーマイオニーを演じた
エマ・ワトソンもこう言っていたんです。

その言葉も妙に納得できます。

 

「女が惨めになる時は
好きな男の前で馬鹿なふりをする時よ」と。

 

 

馬鹿なフリをしないと、
女として可愛がってもらえない。
お金が無いフリをしないと
男のプライドを傷つけてしまう。

だから私たちは
いつも”馬鹿なふり”をするのです—

 

 

 

 

 

 

でも考えてみてほしいのです。

 

 

人生の半分以上を夢や仕事に捧げてるのに
「女性」の部分しか認めてもらえない、なんて
そんなに悲しいことはありません。

 

社会で活躍する女性の多くが
「女性」である部分とともに…

「活躍する私」の部分も認めて愛してほしい、と
そう願って生きていると思います。

 

 

私たちの武器は
「賢いこと」にあるのに

相手を選んで「馬鹿なフリ」をしないと
愛されないなんて、絶対に可笑しいのです。

 

 

 

もし出来ることなら
そんな賢くて強くて
経験豊富な私たちのことを

『よく頑張ったね』と
無性の愛を持って、頭撫でて褒めて欲しい…

 

それくらいの欲望を持って
生きてもいいはずなのに

日本の女性はどうしても

“本当の自分”を
隠して生きていかないと、

誰かと同じ屋根の下で「共存」が難しいのです。

 

 

 

 

 

そんな中
私が憧れる女性経営者が
とある男性と結婚をしたのです。

 

 

その方は廃墟のようなボロアパートに住み
朝から晩まで働いていた
「普通の会社員」でした。

 

 

でもそんな彼を選んだ彼女は
周りにこんな事を言われていました。

 

“ 本当に彼でいいの? “ ってね —

 

 

 

 

でもそんな彼女がメディアの前で
華麗に切り返します。

その言葉があまりにも綺麗で
誰の事も傷つけることのない
美しい言葉だったのです。

 

 

 

 

「私が建てたい家(夢)を建てるには
その全てを受け入れ支えてくれる
土地(パートナー)がなければ

最初から叶うことはありません。

 

だから私は、私のままを受け入れてくれる
愛する人の大きくて温かい土地に
ずっと建てたかった家を建てたのです。」

 

 

 

 

 

 

夫婦はいつまで経っても『赤の他人』。

 

何年寄り添っても
子供が産まれても
家を建てても、血が繋がることはありません。

 

『夫婦』なんて言葉は
実際は紙切れ一枚で繋がる儚いモノ。

 

 

だからこそ、ともに寄り添う相手の存在を
否定したり卑下するのは悲しいこと。

 

 

 

もし育った環境や立場が
違ったとしても
持っている経験や資産に
差があったとしても

それは心の土地の豊かさすべてとは
比例しません。

 

 

 

 

 

 

 

 

心の豊かさは比例しない

 

今の時代は
「結婚しなくても幸せになれる」時代です。

 

 

そんな時代に
結婚したいと思える人が出来たことが奇跡

そんな時代に
ありのままを受け入れてくれる人が
こうして現れることが奇跡なのに

 

その2人だけの奇跡を
周りが笑ったり否定するのは

間違っている、と思うからこそ

 

 

強くて優しくて
賢くて美しい女性たちの言葉が

今の私たちを支えていきます。

 

 

 

 

そんな女性に私もなりたくて

今こうして女で一つ、子育てをしながら
オーガニックマザーライフという
会社を守っている訳ですが…

 

 

いつか私にも
『そんな人』が現れた時 …

それはこの上なく幸せなことだと思うのです。

 

 

坂田まこと

 

 

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