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私と一緒に
オーガニックコスメの「向こう側」へ

 

昨日は静岡県掛川から
1時間ほどの川根へ。

 

 

娘と生徒さんを連れて
川根に住む農家さん達と
打ち合わせや花摘みのために伺いました。

 

夏に発売する
〈野草化粧品〉に使用する
耕作放棄地で生まれた「お茶の花」
その他様々な薬草

地元の子供達から
家族みんなで協力して地道に集めています。

 

– 野草研究家「山下智道」さん監修化粧品です –

 

地元に住む人たちですら
「こんなものが化粧品になるの?」
驚きを隠せず

私の長々しい説明にも
資料を覗き込んで興味を持ち
〈楽しい〉と前向きに動いてくれることに
感謝するばかりです。

 

 

大抵の場合は
こちら側にノウハウがあっても
地元の人達の協力を得ることが出来ず
終わってしまう企画もあるくらい。

 

どうしても都心と地方では
温度感の差がありますし
オーガニック化粧品となれば
地方からすると未知の世界です。

 

そこをどうやって
〈農業〉と結びつけていくのか…

これはとても難題です。

 

人の想いや地域の物語が
あるかどうか

 

 

でも、私は思うのです。

 

私はケミカル化粧品否定派でも
オーガニック化粧品の信者でもありません。

 

そこに必要なものがあれば
使うことも食べることもありますが
「気持ちよく生きたい」ので

できる限り
人と地域と自分を一緒に美しくできるものを

選んでいたらこうなっただけ。

 

 

そして、オーガニック化粧品と
ケミカル化粧品の違いには
様々な観点がありますが
正解や間違いはありません。

 

結局は〈化粧品〉として完成する前段階に
「人の想いや地域の物語があるかどうか」ということに
大きな差があることに

最終的にたどり着いたのです。

 

– 川根の耕作放棄地で採れた茶花をブレンドしたお茶 –

 

ケミカル化粧品の向こう側は
試験管の中ですが

オーガニック化粧品の向こう側は
地域や大地、そこに住む人達の物語
そして農業までが
延々と「命」のように繋がっていきます。

 

 

そこに家族が生まれ、営みが波打ち
地域に命が芽生えて、存続していく。

そうやって日本の田舎には
素敵な人たちが
生きているんだろうなと思います。

 

 

農業や地方地域があってこそ
都心の女性は美しくなれます。

であれば
今度は都心の女性たちが地方地域のために
環境を美しくする番です。

 

 

 

「食べるものも、塗るものも
同じ土壌から生まれている。」

 

それを当時20歳だった私に教えてくれた
オーガニック化粧品の世界は
幾度となく感動を与えてくれました。

 

しかし知れば知るほど
閉鎖的な世界に嫌気がさし
私は「私らしく伝える」ことにシフトした3年前。

 

多くの批判と評価は付きまといましたが
それは最終的に「お客様」が決めること。

私は今でもお客様を信じて
まっすぐに製品を作り、伝えることだけが使命です。

それだけで良いのです。

 

 

その中で
いつの間にか道具として使う立場から
ものづくりとして地方へ行くようになった私。

 

25歳の頃は
自分が化粧品を作ったり
自社工場を作るだなんて
思ってもいませんでした。

 

でも、生きている中で様々な出会いが巻き起こり
自分の固定観念が脆くも崩れさり

様々な環境下に住む人たちの意見全てが
新鮮で、刺激的で、感動的でした。

 

こういう場面で、大きな決断をしたい。

 

そのために、私は美容家である以上に
社会起業家として生きることを
決意できたんだと思うんです。

 

– みんなで集めたお茶の花 –

 

「自分にだけは、嘘をつきたくない」

 

今こうして宮崎や静岡の人達と協力して
一つの社会課題を解決しようと
切磋琢磨する時間は

どんな時間よりも有意義で

自分が必要とされ

存在の輪郭をなぞってもらえる
確かな時間になっていきます。

 

女性は社会の中で
「必要とされたい」と切実に考えているものです。

 

例えそれが家庭の中でも
自分が必要とされることが
嬉しいと素直に思える存在です。

 

赤いバラの花束よりも
「いつもありがとう」の言葉の方が嬉しいものなんです。

 

 

川根の耕作放棄地から
「三年番茶」や「化粧品原料」を作る

 

この日は、耕作放棄地から
三年番茶を作っている
「PEACE TEA FACTRY」さん

その近くでそれらの素材を用いて
お茶の製造や流通を行う「丸松製茶場」の皆さんと
作戦会議を行いました。

 

この小屋は
「PEACE TEA FACTRY」のカズさんが建築し
この看板は、会長が作ったそうです。

 

 

全部、仲間と家族の手作りなんですね・・・

 

いいな、羨ましいな。

宮崎のLABOも
こんな風にみんなで作りたい。

 

 

この日は今後の耕作放棄地の開墾や
花の収穫方法、乾燥方法を確認しました。

 

私の方からは
宮崎のラボの進捗、最終的な目標とゴール
そして8月に発売する
化粧品に主成分として

「川根の耕作放棄地生まれの茶花水」
を使う事を提案し

食品と化粧品を同時に発売する
Maison de Naturopathie方式
企画してきたところです。

 

 

Maison de Naturopathie方式
(メゾンドナチュロパシー)

 

「あなたの素肌と身体にそっと寄り添うだけ」

〈Maison de Naturopathie〉は
顔が見える化粧品として
自然栽培の植物の残渣、産業廃棄物、地方創生に繋がる
国産素材から生まれた
Japanese naturopathy product。

 

地方地域の社会問題と向き合い
「人と地域がともに美しくなる」ことを伝えています。

化粧品加工で使用した余った素材も
捨てることなく
同じシリーズで「食品」にも加工します。

ハーブティーやタンチュメールに加工し
内側と外側から植物療法の豊かな恩恵を受けるために
日本素材で日本人のために生み出した
ナチュロパティックケアを提案しています。

 

Maison de Naturopathieとは?

 

 

来月には宮崎ラボの視察に
みんなで行く予定です。

 

ほらね、ワクワクするでしょう?

 

 

マクロビランチもご馳走になり
本当にお母さんの味を思い出すような
温かい時間。

田舎のない私にとって
〈還る場所〉があるだけで非常に嬉しいこと。

 

 

こうやって自然の中で
誰かと食卓を囲める時間を
大切な娘と過ごせることが、何よりも幸せ。

ラボの看板や増築の小屋など
様々なところで
皆さんの協力があってこそ生まれていく。

 

一人では何もできないけれど
こうしてみんなで向き合えば
小さな社会が少しづつ色を変えていくのです。

 

 

 

顔が見えない人達のために
頑張ることをやめた私は
うんと楽になったと思います。

 

少し現場を離れて
こうして初めての取り組みに
真正面から挑戦できる時間が愛おしいのです。

 

そしてそれらを
一人娘に見せてあげられる事が
何よりも誇らしいのです。

 

耕作放棄地の茶畑へ

 

帰りには耕作放棄地に行き
みなさんや娘と一緒に
川根茶の花を摘みました。

 

– 娘の小さな手にも可愛い花がいっぱいです –

 

トレーいっぱいに摘んだ花は
半年かけて〈地域と人を綺麗にしていく〉
そんな化粧品や食品に変わっていく。

 

それは、とても素晴らしいことです。

 

そこに携わってきた人達の暖かい愛情が
女性たちの心と肌を
少しづつ柔らかく溶かしていくんでしょうね。

 

 

そして、地元の保育園の園児
花摘みを手伝ってくれたことが本当に嬉しい。

 

子供達のために川根茶の花から採れた生体水で
「虫除けスプレー」の
ワークショップをお返ししないと。

 

 

そんな一日を終えた、帰り道。

 

 

農家さんの娘さんと奥さんから
素敵なお手紙付きのお菓子や
無農薬のフルーツをいただきました。

 

心が優しく洗われる時間を
本当に有難うございました。

 

坂田まこと

 

ピースティーファクトリーとは?

 

 

 

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