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人を許す勇気を持つということ。
どんなに嫌な事があっても
どんなに辛い事があっても
相手も、もしかしたら辛かっただけかもしれない。
私に、八つ当たりしたかっただけかもしれない。
悔しくて仕方がなかっただけかもしれない。
すべての事柄に
意味のない出来事なんて存在しません。
もし人間関係で上手くいかない事があったら
それはご縁が無いことを教えてくれただけ。
もし仕事で失敗してしまったら
挑戦するにはまだ不十分だっただけ。
もし恋愛で辛い想いをしてしまったら
相手があなたの運命の人じゃなかっただけ。
「こうあるべき」とか
「こうなるに決まってる」とか
決め付けたり、思い込むことは
自分の選択肢を狭くする。
もっと豊かに
自由に選択肢を持つことで
小さなことに悩んだり悔やむことは減っていく。
もっと、気持ちまで
自由に生きてみてもいいんじゃないか。
1番の心のトレーニングは
どんな人も許せる人になるということ。
みんな、必死で生きている
みんな、必死で生きている。
必死すぎて
周りが見えなくなる時もある。
弱音を吐いてしまうこともある。
無性に人を傷つけたくなる時だって
生きていたら何度だって経験する。
時には心にも思っていない事を
言葉にしたくなる時だってあるし
大切な人にほど
八つ当たりしたくなる夜だってあるだろう。
でも、そんなことだけで
その人を決めつけたくないよね。
私も同じように
決め付けられたくないと思う。
正直、これまでの人生の中で
沢山の悔しい想いをしてきた。
ずっと、人付き合いが苦手だった。
深く誰かと付き合うことを
後回しにする性格は
小学生の頃から変わっていないよ、と昔の同級生は言う。
表舞台の私はそんな事を
微塵も感じさせないのかもしれないけど
昔から人は基本変わらないものだ。
私はいつだって、対人関係で悩んできた。
人を深く信用することが出来ず
信用して否定されるくらいなら
最初から付き合う事を避けてきた。
小学生の時から「あなたは変わってるね」と
周りの大人に言われてきた。
だからね
変わってる自分を受け入れてもらう
勇気を持つことに
すごく消極的だったんだ思う。
「だったら一人の方が楽だ」と
誰かを呼び出して想いを伝えることよりも
ブログやノートに想いを綴って
気持ちを消化したり
整理整頓することが好きだったのかもしれない。
でも、私は幸せ者だった、とも思う。
ブログに書き綴った想いを
読んで共感してくれる人達がいてくれた。
恥ずかしげもなく書き綴った言葉を
「心が動かされた」と泣いてくれた人がいた。
その言葉に救われた、と
誰にも言えなかった想いが
思いもよらぬ形で「誰かのため」になっていたこと。
自分の気持ちを素直に言うことは
誰かにとって迷惑なんじゃないか、と
子供の時から思ってきた。
でも、必ずしもそうじゃない事を
大人になってから知ったんだ。
自分の真意や魅力が伝わること
そして、自分の真意や魅力が
真っ直ぐに相手に伝わることは
すでに奇跡なんだと学んだ。
そんなこと、普通に生きていたら
多く起こることじゃない。
だからこそ
本当に大切な人には
真摯に向き合い続けないといけない。
たった一回では
「本当の想い」なんて伝わらない。
だから、失敗しても、傷つけられて
一度くらいは相手のことも
許してあげてもいいんじゃないかなって思う。
同じ人間だもの
一度くらい失敗してしまうことはあるよ。
私は、自分がすごく不器用だから
人を許すことで、自分も許せるようになった。
だから私は、誰かを勝手に
決めつけたりしない。
人を否定することほど
自分を許せないことはないからね。
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