昨日はね。
いろんなことを思い出しながら
土曜の出版記念の準備をしていました。
ここまで来るのに
どんなに大変だったか。
思い出したら
手が止まってしまって
案外何も進まなくて。
でも、こうやって店や本が出来たのも
本当は家族の支えや
信じてついてきてくれた仲間のおかげで
間違いなく
時間やお金を投資してくれる人がいるから
ビジネスは成り立つわけで。
成功した起業家たちは
豪華な暮らしをして、ブランドのバッグを買って
おしゃれなランチを楽しむけれど
私は
そんな「一瞬で無くなるプライド」に使う
お金や時間は一つも無くて。
リアルに「お母さん」だから
そんな余裕がないって言うのも一つなんだけど
私は貧乏育ちだったから
お金や時間の「怖さ」を知っているからなのかも。
いつまでも
「そこ」に「あたりまえ」に、ある物じゃない。
いつか無くなって、必要な人たちに巡っていく。
こんな風に私に巡ってきたのは
「今」私に必要だったからで
また、必要な人へと巡っていく。
いつまでもあったなら、人は努力を忘れちゃう。
そして、時間もいっしょ。
いつまでも今日が続くわけじゃない。
プライドが邪魔して
やりたい事も出来ず、本当の自分も見せられず
偽りの自分で生きていくのは
辛いことばかりだ。
高価なバックは、私を綺麗にはしてくれない。
羨ましがられることはあっても
それは、慕われとは違う。
豪華なランチは、私を豊かにはしてくれない。
羨ましがられることはあっても
それは、尊敬とは違う。
社会人一年目。
まだ娘が1歳だった頃。
保育園に払う10万円を稼ぐために
毎日満員電車に揺られて会社に行き
手取り月15万円の給与で
必死に生きていた時期を思い出す。
オムツも買えなかった。
だから手縫いで布オムツを作った。
ミルクも買えなかった。
だから母乳で育ててきた。
私はその当時の苦労を、忘れられない。
でもその苦労は
私に様々な「経験値」を与えてくれた。
お金では買えない経験という名の財産は
今の私の基盤になったんだと思う。
人はお金が無い時こそ成長すると、その時 知った。
人から人へ渡る
その「1万円」の価値がどれだけ重くて
生きるために必要だったか
痛い程分かってる。
でも、人は豊かになると、忘れていってしまう。
多分きっと、いつか私も。
だからこそ、忘れたくない。
お客様が私のサービスに払う「1万円」は
贅沢でもなんでもない。
その１万円には
お客様が一生懸命働いた
汗と涙が滲んでる。
私はどんなサービスも
価格でクオリティを決めてはいけないと思うの。
1円でも貰うなら
私はそのサービスに全力を尽くしたいと思う。
未熟すぎてまだまだ出来ていないことも
多いけれど
早く体制を整えて
これまで私に「投資」してくれた仲間たちに
還元していける経営者になりたい。
そんな人に、なりたい。
だからね。
私はお客様からトリートメントで頂いた報酬を
「一つの口座」にずっと3年間貯めていて
一度も使ったことはないの。
手貰いでもらうと
その想いが伝わってくるから
無駄に使えなくて。
私は、貯めて大切にして
三年後に「本や店を出す」夢に使うことにしていた。
目を見て、触れて、頂いたものを
私は「見栄やプライド」には使わない。
その代わり
頂いた人に還元できるように
「形に残る夢」に投資する。
その夢となっていた、本が、店が
明日お披露目になる。
お客様から頂いた「夢」です。
私が凄い経営者だからではないよ。
この全ては、私を支えてくれた人たちの
汗と涙の結晶みたいなものなの。
昔、おばあちゃんが言っていた。
「働かざる者、食うべからず」って。
みんな一生懸命働いて
一生懸命生きている。
食べていくために、生きていくために
している仕事を
「好きなことに変えられる」かは
そんな簡単なことではないよ。
簡単に好きな仕事ができたら
きっとみんな苦労しないよね。
特に、女性は、お母さんは
自分よがりに生きていけないから余計。
私はこの本をスキンケア本として発表するけれど
本当は自叙伝なんだよね。
私の生き様なんだよね。
書きたいことは
全ては書ききれなかったけど
2部目にまた、想いを詰め込むよ。
コンプレックスという名の服を着た女の子たちに
届けたい本があります。
素肌と向き合うためだけじゃない。
オーガニックだけが素晴らしいと
伝いたいわけじゃない。
誰もが悩み苦しむ「素肌と心の葛藤」に
1%でも多くの自信を届けたい。
さて、いよいよ。明日の11:00。
明日は、皆さんに
お会いできますのを心より楽しみにしております。
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