私はダイエットをずっとしてきて
気がついたら依存して
毎日、これを食べたら太る太らない、と食への向き合い方がおかしくなっていました。

ある意味、食に依存していたのでしょう。

こだわっているように見えて
ただ【依存】していた。

365日、食べることから頭が離れなくて
食べていない自分が好きで
食べたあとの自分が嫌いで

満腹が怖くて、断食を繰り返した日々。

数年前の私は
今でも恐ろしくらいに
「食べることは怖いこと」と捉えていたんだと思うの。

それは痩せている人ばかりの環境で
仕事をしていたからで

痩せていないとダメだ、と
潜在意識から自分を否定し続けてきたから

その職場を辞めたあとも

何故かずっと「痩せていないと認めてもらえない」と
思い込んでいたんだと思う。

 

何より、辛いことだった。

食べることが苦しくて
食べすぎると吐きたくなるほど辛くって

彼に初めてそのことを打ち明けた時は
心底、心配されてしまった。

だって、彼は食べることを「楽しめる」人だったから。

当時の私は
何を食べていいかすら
分からなくなっていました。

そして、挙げ句の果てには
人に見栄を張り、嘘をついて。

その嘘が重なって、重なって。

余計に食べることが苦しくなって
「食べたら太る、怖い」と強迫観念に変わっていき
家族との晩御飯に
手をつけられなくなっていったんです。

不思議だよね。

子供や男性はさ

「今」食べたいものを
「今」楽しむことができてそのあと、後悔したりしないんだもん。

「あぁ、美味しかった」て嬉しそうに言うんだもん。

なんで私にはその感情より先に

「太ったらどうしよう」という
不安が押し寄せてくるんだろう、と。当時は不思議でたまらなかったの。

私は、いつも考えていました。

なんでこんなにも「食べること」に

依存しているんだろう、って。だけどね、その答えはすごく簡単なもので

私には食べることしか
ストレスをぶつける先が無かったことが
そもそもの原因だったんだ。 「痩せる」＝「食べない」と
思い込んでいたからだったんだ。

「食べること」が変われば
痩せるって思い込んでいたから
運動や睡眠、その他の趣味に目を向ける余裕なんて
カケラも無かったの。

気持ちのモヤモヤを取り払うために

私は加圧トレーニングに通い初めて
変わろうといろんな努力をした。

運動習慣を付けること。
もとハンドボール選手の私にとって
運動することは
ストレスの解消になることは確かで

忙しい日々の中で、忘れ去られていたこと。

「食べる」ことだけが
「幸せ」じゃないんだ。

誰かとお散歩したり
好きな映画をみたり
家族と一緒に遠出したり

「幸せ」を感じることは他にもたくさんあったのに

手っ取り早く幸せが手に入る「食」に
深く、深く依存していたんです。

食べても、幸せになんてなれていなかったのにね。

今度こそは
食べて「幸せ」を感じられる人になりたくて

身体が健康になるために
心が健康になるために

運動習慣や睡眠習慣
そして、働き方や住む環境を変える努力をしました。

意識だけでは変われないこともある。
だったら、環境を変えたらいい。

私は加圧トレーニングを初めて
5キロ痩せることができたの。

でも、それは結果の数値よりも
喜ばしいことがたくさんあって

いつの間にか
食べても後悔しなくなって

少量でも好きなものを口にして
その他の自分を満たす健康にいい食事を
自然とするようになった。

毎週、身体の外面と内面と
トレーニングという形で向き合い続けて

いつの間にか
痩せることは、意外と簡単なことなんじゃないかと
思うようになって。

運動して、筋肉がついたら
食べすぎても元に戻りやすいことを知りました。

痩せるのは食べなければいいけど
スタイルを良くするには筋肉が必要だと知りました。

トレーニングをする中で
今まで見えていなかった身体のことを
トレーナーさんから学ぶ中で

「運動って楽しい」「痩せるって簡単」と

思うことができたんだよね。

 

365日、食べることしか頭になかった
数年前の私は、もうここにはいません。

何せ、身体は正直です。

焦れば焦るほど
余計な脂肪を身体と「心」に溜め込んで
取れないように変化していく。

結局は、気持ちに余裕をもって、ストレスを溜めずに

人に素直になって
食べることから逃げないことが
私には必要な考え方でした。

「食べることを忘れる日」を作って
食べない日を作る習慣も

考えすぎる頭と心のリセットになることも知った。

毎週やってくるトレーニングの日が
心のバランスを整え
食習慣の乱れを毎週正して
身体を変えてくれる素晴らしい習慣になった。

私は、もう食べることに
振り回される人生は終わりにしたい、と
心から願ってきたから

こうして数年かけて変わった自分を

本当に好きになれたんだと思うんですね。

うちのサロンには
「食べることに依存してしまった」人も
たくさん相談にいらっしゃいます。

オーガニック料理教室 「ORGANIC RELIFE」
オーガニックリライフ で私が伝えているのは

オーガニック料理の魅力だけではありません。

「食べることは生きること」だから。
一生続けていくことだから。

決してこだわりすぎず【楽しんで】と

伝えているのです。

それはかつて私が依存し
食べることから逃げていた過去があるから

食べることだけが、私の幸せの全てではないと
体現して伝えたいと、願っているのです。