– 無料のお肌相談室 –
私に直接エステの予約やお肌相談が可能です
上記カレンダーへの質問・予約もこちら
「やっぱり奥深い」
雪化粧の奥永源寺の世界へ
おはようございます。
先日の水曜日は
大阪を経由して
滋賀県の奥永源寺を訪ねていました。
まさか雪が前日に積もったとは知らず
例年より少し早めの積雪の中
紅葉と合わさった新雪景色を楽しむために
車で向かいました。
途中までは雪は降っていなかったのですが
滋賀県に入ると
途端に雪景色になり。
景色が、どんどん変わっていきます。
久しぶりの積雪風景が素敵すぎて
ちょっと子供みたいに
はしゃいでしまいますね。
奥永源寺に移住し
ムラサキノオーガニックのブランドを
紫根栽培から取り組んでいる
「みんなの奥永源寺(株)」の前川代表と合流し
その地域の魅力を教えて頂きました。
琵琶湖の東に位置する
滋賀県・東近江市。
鈴鹿の山々と琵琶湖に抱かれた
自然豊かなこの地で
万葉の時代から栽培されているのが
市の花にも指定されている
「紫草(ムラサキ)」です。
根の部分である「紫根(シコン)」が
紫色をしていることに
由来する紫草は
ヤケドや傷薬の特効薬として
愛されてきたそうです。
しかし紫草は地球温暖化を原因とする
環境の変化で栽培が難しいため
環境省の絶滅危惧種に登録されています。
東近江市においても
死滅率が95%を超える年もあるほどです。
そこで、この地域では
前川さんを筆頭に
地域の方々が協力して
標高400m以上の冷涼な気候に恵まれた
奥永源寺地域において
「紫草」の栽培に新たに成功し
地域活性化のシンボルとして
その「花」を咲かせるようになりました。
その根から生まれたのが
この化粧品たちです。
銀世界の中を散歩すると
橋から見える景色が幻想的で
ついつい写真を撮ることに夢中になります。
でもこの地域は
3月末までこの景色のようで
「あたりまえになりますよ」とのこと。
ブーツで来てしまった私の歩く道を
かき分けながら歩いてくれる背中を見ていると
ほっと嬉しくなりますね。
地元の人の優しさが染み渡ります。
美味しいダムカレーや鍋焼きうどんにも舌鼓。
ダムの形をしているから
ダムカレーなんですって。
ふふ、そのままですね。
ストーブの周りを囲んでご飯を食べて
外の看板を前に
前川さんから「奥永源寺」について
教えていただきました。
まだまだ知らない、この地域。
愛知県まで1時間で行けることも
驚きですよね。
こんな大自然のど真ん中なのに。
歴史ある町で
地元の人たちと必死に生きている
前川さんを見ていると
これから自分が歩む道と重なって。
向き合い続けるしかないんだな。
私達はどれだけ背伸びをしても、30代前半。
人生の先輩にはもちろんのこと
地域の歴史の中でいえば
たった30年弱の出会いです。
その中でこの土地のことを学び
伝え、広めていく作業は
多くの弊害につまづくでしょうし
真っ直ぐ頑張っていても
その通りに受け取られることも少なくなる。
そんな中でも7年間
ここで紫根栽培に取り組み
頑張る姿勢そのものが
そこから生まれた
ムラサキノオーガニックの
この世界観の力強さの理由なのかもしれません。
近くの神社にも足を運びましたが
雪化粧があまりに美しくて
息を呑みます。
畑は雪に埋もれて見えなかったので
また5月に来ないといけませんね。
せっかくなので天を仰いで
写真にたくさん納めました。
この仕事を始めてから
地元が名古屋という都心しかなかった私に
たくさんの田舎に帰る理由が
できたんですね。
子供が小さかったり
資金に余裕がないときは
どこかに出掛けたくても出掛けられないし
結婚しているときは尚更
出張なんて出来ませんでした。
しかも仕事は「自宅サロン経営」です。
出張のきっかけがありません。
でも私の唯一の趣味は、旅でした。
日々のルーティンを抜け出して
違う世界を観に行く時間は
本当に心が洗われていくのです。
それを仕事に繋げられたことは
本当に幸せだと思うし
この仕事を教えてくれた多くの人に
感謝しなくてはいけませんね。
宮崎の工場が完成した暁には
宮崎県内はもちろんのこと
様々な全国の小規模農家さんと
都心の美容家の皆さんを繋げて
「マイクロロットで出来る
顔が見える化粧品工場」として
農業、生産、企画から
営業、物流、販売まで
一貫してサポートできる真新しいサービスを
考えていきたいのです。
こうやって地方を巡っていると
「自分にどんなことが求められているのか」
肌味で感じるようになります。
やはり、家に篭っていてはダメなんです。
もっと広い世界を観ていかないと。
奥永源寺で紫根が育つとき
また訪れたいです。
久しぶりに
幼少期のように夢中になった雪合戦。
やっぱりしたくなりますよね。
いい思い出になりました。
ありがとうございました。
奥深き「政所茶」の世界へ
その帰り道。
同じ奥永源寺地域にある
政所茶の生産者の元を訪ねました。
5月に発売した
Maison de Naturopathieの
政所茶シリーズに
原料を提供してくれた農家さんです。
政所茶の残渣を、浸出油に。
残った残渣を、煎じて飲料に。
綺麗な番茶と混ぜて、ハーブティに。
最後の一葉まで
綺麗に使い切った製品たちです。
– 【5%oFF】で販売しています –
– 抗酸化系-
滋賀県産「政所茶」
MANDOKOROCHAOIL / HERABTEA / TEINTUREMÈRE
滋賀県にて自然農で生まれた
「奇跡のお茶」です。「顔が見える化粧品」として
滋賀県政所の農家さんと
この製品は繋がっています。琵琶湖の水源を守るこの地で
受け継がれた栽培法を
守り続ける農家さんに出会いました。
「滋賀県の御茶」といえば
朝宮茶や土山茶が有名ですが
歴史上、天下に名を轟かせた銘茶が
もうひとつ存在しました。
それは、鈴鹿山脈の谷あいの集落
東近江市奥永源寺地域で生産される
「政所茶」と呼ばれるお茶です。
いまでは“幻の銘茶”とまで言われる
「政所茶」ですが
多くの生産者が80歳を超えた高齢者で
その農家さんをひとまとめにして
伝え残すために活動している
山形さんにお会いしました。
それらを活用して
抗酸化作用たっぷりの茶葉で
本来廃棄される残渣も
活用して出来た化粧品と食品たち。
挨拶を兼ねて、お伺いしました。
やはり生で聞く声や想いは
想像以上のものでした。
政所茶を製品化したいと思い
企画した商品でしたが
まだ畑を見たことがなかったのです。
雪化粧の中でしたが
地元の方にご案内頂き
いろんな話を聞かせていただきました。
その地域の歴史や想いを繋げるために
半生をかけて向き合う人が
地方地域にはたくさんいます。
こうして巡ると
多くの人たちの新しい考え方や
想いの強さに触れることが出来るので
「私たちは今何をすべきか」
本気で考えさせられるのです。
まだまだ修行が必要そうですが
めげずに頑張りたいと思います。
できるか、できないかと言われると
一瞬怖くなります。
失敗する事実よりも
努力そのもの「全てを否定される」ことが
何よりも辛いからです。
でも、できるかできないかで
人は努力を図らないと思います。
最終的には「やるか、やらないか」です。
前川さんと山形さんもそうでしたが
最初は「やるか、やらないか」
だけだったんだと思います。
その気持ちが、地域を救っていく。
誰か1人でもいい。
小さな力でも立ち上がることで
半径3メートルの社会が少しづつ色づいて
思いもよらない形で花が咲くとしたら。
不特定多数の人の称賛よりも
身近な人からの「ありがとう」が
やっぱり一番なのかもしれません。
また、この景色を観に来れますように。
ご案内いただき
本当にありがとうございました。
– 帰りの車窓から –
私の半生が自叙伝になりました。
2022.6.20新刊「傷つくほどに美しくなれる」
Amazonはこちらから– インスタはこちら –
この記事へのコメントはありません。