世の中には
たくさん「すごい人」がいるけれど
 
その人が
なにもかもすごいわけじゃないってこと
知ったんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
適材適所があるように
その人には、その人が一番輝けるステージが
たった一つだけあって
 
それで輝けた人は
 
ついつい「私なら何でもできちゃう」と
勘違いしてしまうことがある。
 
 
 
そして、周りも「なんでもできる人」として
期待をかけてしまうでしょう?
 
 
すごいプレッシャーを与えてしまって
結局、「すごい人」は「すごかった人」になって
消えていってしまう。
 
 
 
 
 
 
 
すごい人は「なんでもできる人」ではありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
オスカー女優もダイエットで苦しむことはあるし
人気俳優も家庭では居場所がないかもしれない。
 
すごい人だって、生き物だから
 
何もかもが上手くいくわけじゃない。
 
 
 
一部では輝けても
家に帰ると地道なことをしている人もいる。
 
たぶん、そっちの方が多いんじゃないかな?
 
 
周りは理想を抱きすぎてしまうから
その人も生きにくい。
 
 
はたまた、すごい人は自分に過信してしまい
ダメなところが見落としがちになるよね。
 
 
 
 
私の周りには
本当に「すごい人」がたくさんいるけれど
 
この人、本当は甘えん坊かも。とか
この人、実はおっちょこちょいかも。とか
 
あんまり期待しすぎず
どんな人でも受け入れてあげたいし
そんな所も評価してあげたいって思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たぶん
私もそうされたいからなんだろうけど。
 
 
 
 
 
 
やっぱり「すごい人」で居続けるのは
結構辛いものです。
 
私もこの歳で会社を経営したりすると
同世代からはすごい人になってしまう。
 
そうなると、くだらない世間話なんて出来なくて
「何かすごいこと言わなきゃ」って
プレッシャーを勝手に感じたりする。
 
 
恋バナとかして笑いたいし
たまには愚痴なんて言ってみたいけど
 
がっかりされたり、笑われることが怖くなったりする。
 
 
 
どれだけ人気になっても
 
やっぱり普通の人だから
 
家族と上手くいかないこともあるし
娘の子育てに悩むことはあるし
仕事で挫けることもあるよね。
 
 
 
 
一度「すごい人」になった人は
「すごくない人」になることが
 
すごく怖くなったりするんだよね。
 
 
 
その人のことを理解してくれる仲間や
ダメなところを何も言わずに
そっとフォローしてくれちゃうような
 
そんな最高の仲間たちと出会えると
人生変わるんだろうなぁ、って思うよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
自分のことのようで
自分のことではないけれど
 
 
 
ここ最近は
そんな「すごい人」達の苦しみが
痛いほど、分かるようになってきました。
 
 
 
 
みんなそれぞれでステージで
プロフェッショナルなだけであって
なんでも敏腕な訳じゃない。
 
 
どれだけ凄腕の経営者でも
その行動力や発信力、発言力ゆえに
社員には理解してもらえないかもしれない。
 
 
仕事はできても、人間関係は下手かもしれないし
恋愛には奥手かもしれない。
 
 
 
 
やっぱり、すごい人は、ちょっと変わった人である
傾向もあるからね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私はね。
「すごい人」には、あんまり なりたくないんです。
 
 
 
 
 
ただのセラピストでいたいし
ただの「お母ちゃん」でいい。
 
 
余計な期待はいらない。
期待は時にプレッシャーになり
私の決断を迷わせたりする。
 
 
 
 
 
私は、私にしかならないし
私には、私にできることをやるしかない。
 
 
それ以上でも、それ以下でもない。
 
 
私という人間は、私という人間でしか完結しない。
 
 
 
 
 
できないことは、できないと言える素直さを持って
出来ないことを、怖がらないで
 
人に頼って任せて生きていくことを
母になった時に決めたんだ。
 
 
 
 
 
 
 
世間体はそうじゃなくてもね。
 
私の中では「凡人気質」を大切にしたいのです。
 
 
 
 
 
お洒落なホテルのブランチも、いらない。
高級なブランドバッグも、必要ない。
 
ほとんど自炊で過ごすし
遠出もそんなにしない。
 
 
今はそんな事より「目の前の試練」を乗り越えて
楽しむ方法を自分の中で見つけていく。
 
 
他者評価を、気にしないだけ。
 
 
 
 
心に羽をはやそう
 
 
くだらない見栄っ張りな自分は捨てて
私も普通の人生を大切にしていたいのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここ最近
私の周りの環境が
ぐるぐると渦を巻きながら変わっていくのを
感じるようになりました。
 
 
 
「書籍を出す」という
小学生から抱いてきた大きすぎる夢が
目の前で叶おうとしている。
 
 
嬉しい半面
 
本当に私なんかが「本を出せる人」に
なれるんだろうか、と
答えの見えない不安さえある。
 
 
 
 
 
 
 
人は、不思議です。
 
 
 
夢を目指していたつもりが
その夢が叶うと分かると
急に不安になったりする生き物です。
 
もしかして、夢を目指すまでのプロセスを
楽しんでいただけなのかな?とすら思ってしまう。
 
 
 
 
これまで通り
「普通の女の子」でいた方が
よっぽど楽な時も多くなるでしょう。
 
 
 
私は変わっていった人たちをたくさん見てきたから
ただのお母さんでいる幸せも
痛いほど知っています。
 
 
 
 
これまでトリートメントを
担当してきたお客様の中には
芸能関係や経営者の方も多くて
 
「すごい人」は幸せそうな半面
 
大きな責任を抱えて、苦しそうでもあったから
私は側で支えてあげたいと願ったんだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私のことは、誰が支えてくれるんだろう。
 
 
 
いや、支えてもらえるような
愛される人に育とう。
 
 
 
人は結局、たった一人では
何も成すことはできない。
 
 
 
すごい人は「なんでもできる人」ではありません。
 
周りにはその人を支える
「もっとすごい人たち」がいるってこと
 
 
私たちは忘れてはいけません。
 
 
 
これまで支えてくれた方々に感謝を送りたい。
盲目にならずに、今を見つめて。
 
 
 
 
 
 
 
では、これから帰ります。
 
休みをくれた家族に感謝します。