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天然のお茶香る
化粧水作りの軌跡について
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今日は小山園製茶場まで見学に。
京都駅から宇治駅へ移動し
そこから宇治の山奥へ30分ほど…
変わらぬ緑色の景色の中に
幾度となく見える茶畑を眺めながら
小山園製茶場まで向かいました。
今回、8月に発売する
インフィニティトナーに使用している
「京都宇治抹茶」の農園を観たくて
38度の炎天下の中見学に。
夫婦で営む小さな製茶場は
オーガニック栽培に取り組む茶畑の一つ。
A tea grown with nature’s quiet touch
私たちの家は、1468年からこの地に根を張り、代々暮らしてきました。お茶づくりをはじめてから、いつの間にか百年あまり。
風の音、土の匂い、朝露のひかり―
自然の声に耳をすませながら、農薬・化学肥料をつかわず、日々ていねいにお茶を育てています。お届けするのは私たちの畑で育ったお茶だけ。今も変わらず、土地と向き合いながら、やさしく、丁寧に茶葉を育てています。
※ホームページから引用
洗礼された世界観がとても美しくて
「本当にここは製茶場?」と思わせるほどに
ご夫妻の衣類から小物まで全て
銀座の和菓子店のようなブランディングも素晴らしく
学ぶものがあったのも事実…
本当に日本の「おもてなし」が素晴らしくて
幾度となくカメラを構えてしまいました。
“ツアーの100%が外国の方です”と語るおふたり。
“日本に住んでいる日本人にとって
お茶や農業は当たり前の景色になりつつある”
だからこそ見落とされてしまう伝統や歴史。
どの農家さんを訪ねても
必ず後継者の問題や地域の高齢化
過疎化が課題にあります。
今都心は米不足だけど
なるべくしてなったもの…
フェアトレードになる金額を払うなら
5kgの米を4000円以上で本来は買うべきなのに
これまでがあまりにも安すぎた、と
そう思うべきなんだなぁと。
農家さんとお話しすると
都心で知る情報とは余りにも温度差があり
驚くことが多いです。
色々学ぶものがあり
気付かされるものもありました。
こうやって化粧品事業を通じて
私が社会課題を変えられるとは思わないし
出来ることはあまりにも
限られていると思うけど…
「知りたい」と言う一心で
飛び回ってきたこの数年間。
若い子達や都心に住む人たちは
あまりにも日本の文化や伝統を
”知らなさ過ぎる”から
SNSから流れてくる
嘘か本当か分からない世界で
議論を交わすくらいなら
一度その地に足を運んで知ってほしい…
オーガニックこそ教育の世界に
根付くべきなんだなぁと
不意に思った経験でもありました。
真夏の茶畑に広がる景色は
とても美しくて
ふたりで夢中になって写真を撮ってきました。
お茶はもともと、椿。
英語で書くと
「カメリア」からINCI名も始まります。
チャの実は栄養満点の茶畑には成らず
耕作放棄地等の手付かずの木には成るそうです。
知らなかった。生きるためなんだな。
そんな茶畑を歩きながら
こういう景色が都心には見られないからこそ
化粧品を通じて
「伝える仕事」がしたかったんだと再確認をして
美味しいお抹茶を飲んで
農園を後にしました。
帰りのタクシーで茶畑を眺めていたら
「これまでどうして
お茶の化粧品を作らなかったんだろう」と
遅すぎる気づきに後悔しつつも、
今回得た経験や景色を伝えられるように
愛を込めて物作りをしよう、と
心に留めたのでした。
坂田まこと