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「植物に関する仕事で手に職を付けたい」
私がこの仕事を選んだ理由の一つにあります。
お母さんが看護師だったので
小さな頃から
”人のためになる仕事”や
”医療や健康”に携わる
そんな仕事に就きたかった私。
でも高校を中退した先に妊娠をして
そのまま結婚をしたので…
自業自得だし
幸せなことでもあるんだけど
全ての夢を
手放すことになったのは事実でした。
憧れのウェディングプランナーの
仕事にも就いてみたけれど
子供と家庭と仕事の両立は不可能に近くて
お母さんが決して活躍できる業界でもなく…
「母のように私は手に職を持っていない」
それが一番の
コンプレックスだったんですよね。
学歴もない。
身寄りの家族もいない。
手に職もない。
そんな私には一体何があるんだろう。
出口が見つからない迷路に
娘を抱えたまま迷い込んで
「母親」と言う義務を背負いながら
自分の夢とは何かを追い求め続けた20歳の頃。
SNSの向こう側に映る
同世代のキラキラした姿が羨ましくて
アトピーで肌荒れした自分を
好きになれなかった時期でもありますね。
そんな渦中の私が
とある求人雑誌を開いた時
「オーガニックエステティシャンの
スタッフを募集します」
そんな一文が目に入って運命を感じたんです。
私には職も学歴も
下手したら
社会経験すらまともにないけれど…
国家資格も学歴も必要のない
”人に触れられる仕事”が
世の中にあることを初めて知りました。
昔から植物の栄養成分や健康について
調べるのが大好きでした。
オーガニックなことも好きだったし
薬の代わりになるような食事法を
自分なりに独学で娘のためにもやってきた。
“ここで手に職を付けたら
私の人生はどんなふうに変わっていくんだろう”
当然、エステに通ったことなんて
一度もないわけです。
そんなお金もない訳ですから
そのお店に体験に行くことは
出来ませんでした。
代官山のお店の前まで行っては
どんな人が、どんな風に働いているのか
外から覗いたりして…
「綺麗な人でもない私が
人を綺麗にする仕事に就けるんだろうか」
そのお店で働く女性たちが
私にはあまりにも遠い世界の人に見えて
最初は尻込みしたんですけどね。
次第に、私の中でも
覚悟が決まっていったんですよ。
そこから私の人生は変わっていきました。
3年間だけ、と決めて
初めての正社員は
オーガニックエステの仕事でしたね。
手に職を付け、顧客を付け
私は3年後の24歳の時に子供部屋の一室で
小さなオーガニックサロンを開くわけですが…
それがこの会社の「原点」になるなんて
当時、24歳の幼い私には
到底思いもしなかったでしょうね。
でも人生なんてそんなもんで
難しく考えても
やったことがないことなんて想像は付かないし
最後はどうにかなるもんです。
自分の頭の中で思い描く未来なんて
過去の自分の
経験値の延長線上にしか及ばない…
世の中にはいろんな生き方があるし
子育てをしながら働くことに
多少の制限はあっても
国のルールはありません。
家族と話し合って周りが
応援してくれてさえいれば
周りの目なんて気にしないで
「母親」だって
好きなように生きたっていいわけです。
“お母さん”という形なき理想の姿に
日本人は
囚われすぎているんじゃないですかね。
教育熱心なお母さんが
子育てが上手なわけでもないですし
時間に余裕があるお母さんが
子育てにしっかり
向き合えているわけでもありません。
「自分が果たせなかった夢」を
子供に期待をして背負わせて
過去に挑戦を辞めた自分を
正当化するような人間にはならない、が
私の母親の”理想像”でした。
その証拠に
母は今でも変わらず看護師として
60歳を超えた今も、ずっと勤務しています。
私に「看護師になりなさい」なんて
一言も言ったことはありません。
母に面と向かって
伝えたことはないけれど…
私は世界で一番
好きな仕事で手に職を持ち
誰かのために働き続ける
看護師の母を尊敬しています。
それだけでお母さんの存在は偉大です。
他に何か嫌な思い出が多少あったって
私たち子供にとって親の存在は
そういうもんなんです。
世の中には色んな家族があるから
一概には言えないけれど…
私は自分の理想とする母の姿を知っています。
それだけで、今まで迷わずに済んだ。
子供に働く背中を見せてくれた母に
感謝しています。
いつか「ありがとう」と
伝えたいですね。
坂田まこと
#お母さん
#母
#手に職を持つということ