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「ナチュラルノスタルジック」という
香水ブランドを作りたくて
宮﨑生花店様
150周年、おめでとうございます。
元町中華街駅の5番出口をでて
華やかな商店街を抜けた小道の坂の途中…
そこには150年続く
町のお花屋さんがありました。
店主の宮崎さんは5代目。
この町に残る小さなお花屋さんを
奥様と共に、守り続けてきた方です。
コクリコ坂に登場する
お花屋さんのモデルにもなり
歴史あるこの花屋さんが
150周年を記念に、新しい事を始めようと
様々な取り組みを考えています。
– 私も、そのひとり。
何が出来るのか
まだ明確には分からないけれど
定期的にここに通ってみて
お花屋さんが抱える悩み事やお頼み事を
植物やお花から化粧品を作る
そんな私たちだからこそ出来ることを
ひとつひとつ
焦らず積み重ねて行けたらいいな。
お花屋さんには
“30%ほどの廃棄”があると聞きます。
全ての花が売り切れることはないし
何も揃えておかない事もできない
ロスを減らすことが
とても難しい業種でもあります。
まずはお花屋さんのことを知ろう!と
金曜の朝イチに
花の市場に行ってみたいな、と
「まずはそこから」
どんな事もそうだけど
まずは “相手の目線に立ってみる” こと —
一緒の目線に立たないと見えない事もある。
一緒に目線に立ってもらえないと
伝えられない事もある。
「ナチュラルノスタルジック」
というブランドを作りたいとそう思った時に、
「宮﨑生花店」で廃棄されてしまうお花たちを
うまくアップサイクル出来たらいいな、と
… そんな風に漠然と感じて。
まずは香水ブランドを作るために
瓶の中にお花のエッセンスを閉じ込めるような
そんな処方ができないか、と
考えています。
これも出逢いのひとつ。
夕方になると坂上から
たくさんの小学生達が元気な話し声を響かせて
坂を降ってくる様子が毎日見れる。
店頭に立っていると
「こんにちは」と言ってもらえる。
些細な事だけど
こういう町のお花屋さんには
「お花を売る」こと以外にも
沢山の必要性があって此処に残っているんだろうな、と
少ない時間と会話の中でも感じ取れる —
「この場所に残り続ける”意味”がある。」
– 面白いことを始めようかな。
“ 人と町がともに綺麗になる “
そんなオーガニック化粧品作りを通じて。
坂田まこと
– 取材協力「宮﨑生花店」 –
150周年記念に様々なイベントや
取材を受け付けています。
是非、この町に遊びに来てください。
私の半生が自叙伝になりました。
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