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素直な自分に 還れる場所

 

オーストラリアに行くと
ちゃんと呼吸が
できる気がするんです。

 

 

別にね、日本にいて辛いとか
そんなことではなく

日本にいる私は
お母さんとして、経営者として
「人」として一生懸命すぎて

時に愛情が偏ってしまったり
時にその見返りを求めてしまったり
時に人の目を気にしすぎて疲れてしまったり。

 

 

人間らしく凹んだり
気を取り直したりして

前に、出来るだけ自力で、進み続けてます。

 

 

でも、私はそんな「強い自分」も
気にしすぎる「弱い自分」も
大好きなんですね。

 

 

オーストラリアに行くと
そこには「しっかり者の私」は
知られていませんから

28歳らしく、私らしく、素直になれる場所。

 

かけがえのない
私らしさに還れる場所なんです。

 

 

「今日という日は
残りの人生の最初の日である」

 

Today is the first day of the rest of your life.

「今日という日は、残りの人生の最初の日である」

これは、私の好きな言葉の一つです。

 

 

私は〈言葉〉にたくさん救われて

その救われた分だけ
〈言葉〉で人を救えた経験があります。

 

私は辛いことがあると
食べる訳でもなく
買い物をする訳でなく
「ブログ」を書きます。

文字で言葉を、想いを、ここに残します。

 

 

自分の身に起きた辛いことを
「辛いことのまま」残しておくことが
とても嫌いなのです。

 

 

辛かったこと一つで、全部がダメになるのも

それだけで〈私〉を測られるのも、嫌なのです。

 

 

その辛いことで、私は何を感じたのか。
その辛いことで、私はどう成長出来たのか。
その辛いことで、私は何を変えられたのか。

 

心の中を「整理整頓」するために
私は夢中になって、ブログを書きます。

 

 

たまに、ブログを書き続けることが
辛い時はありませんか?
と、そう聞かれることもあります。

辛いわけがありません。

 

 

忙しい親や友人を呼び出して
「ねぇねぇ、聞いてよ」と愚痴や相談をするよりも

ここに気持ちを整理して
「あ、そうか、私はこう思うのか」
見つめ直した方が

何倍も有意義だと、そう思うのです。

 

 

ふふ、わたし、変わってますよね。

 

 

 

文字を書いて、伝える事が
素直に本当に気持ちいいのです。

 

この写真は、生まれて初めての海外
オーストラリアに
人生で初めて渡った時の写真です。

 

19歳で親になり
遊ぶ時間は、全くありませんでしたし

そもそも「遊び方」「休み方」すら
私は知りませんでした。

 

だから、失う辛さはありませんでしたが

〈何も知らない辛さ〉
日々感じていたかもしれません。

 

 

当時、といってもまだ三か月前ですが
目の前に広がる
オーストラリアの大自然に圧倒されて
何も考えられなくなりました。

 

 

考えている時間よりも
悩んでいる時間よりも

「今日という最初の日に何をしようか」

行動する事の方が
うんと楽しいことに気がつきます。

 

過去のことを悔やむ事も、時には必要です。

 

でも、その時にはその時に大切なことが
他にも山ほどあるはずです。

 

すぐに成長出来るわけではありません。

 

 

若いと、周りの大人は
こういうかもしれません。

 

〈もっと、大人になりなさい〉と。

 

だけど、努力しても、勉強しても
実際に大人になって経験するまでは
分からないことも五万とあります。

 

 

怒られるよりも
教えてほしい、とそう思って生きてきて

今は、私も〈大人〉になり

これから教えていく
これからの世代に
何を残していくのか本気で考えます。

 

 

怖がって前に進むことを止めたなら

 

怖がって前に進むことを止めたら

きっと
新しい失敗も成功も
起こることはありません。

 

私は失敗しても、嫌われても
それも経験だと思って生きてます。

 

失敗もしない、嫌われもしない人生なんて
何も成長出来なくて
悲しいだけな気がするからです。

 

昔、実家のおばあちゃんと上手くいかなくて
家を飛び出し
高校も通信に切り替えて
初めて親を泣かせたこと。

 

たった一人17歳で暮らしていた頃の私は

「運命はそうそう変わらないけれど

いつか努力は報われる」

信じて純粋に頑張ってた頃が
懐かしく思います。

 

 

私がおばあちゃんと
上手くいかなくなったせいで
親も実家を出て暮らしていましたから

幼心から
自分のせいで誰かが辛い想いをすることが
怖かったのかもしれません。

 

そして、若くして社会に飛び出したので

当然、毎日が
〈初めてで分からないこと〉の連続でしたね。

 

 

10代で働いていた私は

社会の中でも 「若いね」と言われる人生が
本当に長かったように感じます。

 

 

無理して背伸びをし
若さを押し殺し
カラフルなスカートもカバンも捨てて
真っ黒な服ばかり着ていた時期もありました。

 

若いと思われることが怖くなり
大人ぶっていた時の自分は

本当に無理をしていたと思います。

 

 

今月、私は29歳になります。

 

20歳で子供を育てながら生きてたころ

29歳は、うんと大人だと
そう、思っていたんですが

いざなってみると

そんなに中身は変わってないかもしれません。

 

 

怖いことは怖いし
出来ないことは出来ませんし
苦手なことは、今でも苦手です。

 

でもね、唯一
今の自分に自信を持てるのは

与えられた環境を、誰のせいにすることもなく
自分の武器にできたこと。

子供ができたことも、若いことも
みんな自分の自信に変えられたこと。

 

コンプレックスは、最大のチャームポイントです。

 

こんなにも個性的で
最高に素敵な一面は
他の誰でもない、私のもの。

 

だからこそ、残りの20代の一年を

最高にクレイジーでハッピーな私を
この子と、生き抜きたいと思うのです。

 

私のダメなところも
いいところも

誰も知ることがないこの場所で
「原点」に戻って、頑張りたいのです。

 

 

「29歳」になる私へ
「10歳」になる君へ

 

 

そう思うと、11/19で29歳になる私は

本当に自由な気持ちを
持てるようになりました。

 

「時には辛いこともあるけれど
死ぬ訳じゃない。

死ぬこと以外は、みんなかすり傷だ。

今日という最初で最期の日に
何をしようか考えて

そして、行動し続けよう。」

 

そうやって、前に進んできました。

 

 

 

今年の19日の誕生日は

娘と二人きり
オーストラリアで過ごします。

 

2回目のオーストラリアは9日夜発です。

 

30歳になったら
私はワーキングホリデーに3ヶ月
まずはチャレンジしたいと思うのです。

 

人生に一度のチャンス、できない理由は
もう何処にもないかもしれません。

 

28歳で人生初めての海外で
いきなり2週間過ごした時

「やっぱり、私に、できないことなんてないよ」と

小さな自信をもてたんですね。

 

自惚れでもいいです。
そんなこと気にしていません。

自惚れでも、この子はきっと、理解してくれます。

 

いつか恩返しがしたいです。

 

「いつもがんばってるお母さんの
いちばんの味方になりたい」言ってくれる

10歳になる、君に。

 

 

全ては「あなたのために」

 

生きていると

辛いこと、理解されないこと
上手くいかないことや、どうしても出来ないこと

山ほど試練は訪れるけれど

その大半は「あなたのために」起きています。

 

〈意味のない不幸〉なんて、ありません。

 

〈辛い〉という言葉は
「棒を一本増やすだけ」で
〈幸せ〉という言葉に変わる。

 

要は、辛いと思うことも
ほんの少しの考え方の変化で

幸せになるってこと。

 

言葉はいつも、私に教えてくれました。

 

 

自分に起きた10年の出来事は

今、29歳になる私のために起きた
試練だと感じて

辛いことを、辛いままにしない、そう決めて
ここに書いてきました。

 

30歳になったら、若いとは言われませんね。

若いから許されることも
無くなっていくでしょう。

若さにコンプレックスを抱きながらも
若さに救われたこともありました。

 

私は、もう、若くない。

でも、私らしさは、きっと忘れない。

 

 

人には人の成長速度がある。

無理して大人になる必要はないと思う。

 

今の私に出来ることを
今日も全力でやり抜けばいい。

本気の私を、笑う人なんて何処にもいないからね。

 

坂田まこと

 

 

 

 

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