私が「手に職をつけよう」と思ったのは

母の背中を見ていたのが
キッカケでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
女は手に職さえあれば
どこでもいくつになっても
働く場所があるけれど
 
女は手に職がなかったら
結婚や出産をキッカケにできないことが増える、と。
 
 
そう、教わった気がする。
 
 
 
 
 
 
本当にその通りで
私は娘を産んだ頃、手に職がなかったから
社会復帰にすごく苦労した。
 
 
独身の頃は、親になる前は
そんなことが大変なことだって
まったく思っていなくて
 
このキャリアが
これからもずっと続くと思っていた。
 
 
結婚しても、出産しても
何も変わらないって。
 
やりたいことが、いつでもできるって。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、そんなことは全くなかった。
 
全く違う環境、時間、迫られる家事という義務や
子育てという責任。
 
 
やりがいを感じることも
もちろん多かったけれど
 
仕事がこれまで通り出来るなんて、甘かったよ。
 
 
だからと言って
 
結婚もせず、子どもも産まず 
キャリアを積み続けて
気がついたら40歳手前になって、という選択肢が
おすすめな訳じゃない。
 
 
できるなら、早めに、家庭を作って
両立を覚えた方がいいし
子育ては1日でも若い時に済ませた方がいいとも思う。
 
 
 
 
「何のために、生きるのか」
 
若い女性ほど
早いうちに自分の未来をよく考えた方がいいと思ったよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

私が手に職をつけたのは

子どもを産んでからの2年間だったよ。
 
未経験のまま
セラピストの世界に飛び込んで
いきなりフルタイム勤務を経験した。
 
 
 
大変だったけど、決断して良かったと
本当に今でも思っています。
 
あの頃の苦労や出会いは、今の私を根底から変えてくれたし
何より「手に職」を持てたことが
これからの長い人生の中で
大きな自信へ繋がった。
 
 
 
 
 
 
私にはできないかも」なんて気持ちはねじ伏せて
 
必死にトリートメントを覚えたし
オーガニックコスメの勉強は
毎晩徹夜でしたよ。
 
会社の先輩に言われた訳でもないのに
お客様用のアフターカウンセリングシートを作って
オーガニックコスメを販売するようになった。
 
 
 
 
 
 
 
 
必死に
この仕事で生きていこうと思ったの。
遊びじゃなかったの。
 
 
誰かに認められたかったし
何より自分に自信が欲しかった。
 
自分のお母さんみたいに
 
いくつになっても働ける
・・・そんな自立した女になりたかったの。
 
 
 
 
 
 
 
私のセラピスト人生を詰め込んだ
独立支援型のオーガニックセラピストスクール
コットンハウス」には
 
100人を超える生徒さんが1年半の間に
集まって来てくれたけれど
 
まだまだ、全ては伝えきれていない。
 
 
 
 
独立することだけが
素晴らしいとは全く思わず
 
ただ、本人がここで「何を身に付けたいのか
そこが明確になってくれたらいいな、と
 
ここ最近は個別面談も始まりまして。
 
 
 
 
 
限られた時間で申し訳ないけれど
「セラピストスクールで見つけた自分の働き方」を
個々に聞きたくて
 
みんなの声に耳を傾ける時間なのです。
 
 
 
 
 
 

先週の土曜日は

コットンハウススクールの実技研修と
私の家庭教師でもある「関根代表」との特別講習で
いろんな学びが行われました。
 
 
そんな研修の前にね。
 
1人、面談を行いました。
 
 
 
 
 
 
 
美樹子さんは、こんなに肌も綺麗で若々しいのですが
私よりもうんとお姉さんです。
 
でも、セラピストに年齢なんて関係ありません。
 
私は50歳でも妊婦さんでも
素敵な志がある方は
共に働きたいと思います。
 
 
 
私は、美樹子さんと働きたかったんですね。
 
だから彼女の気持ちを聞くことにしたら
なんと、両思いでした(^^)
 
 
彼女が持参した「目標」はすごく明確で
5W1H1Lもしっかり記されていて
スクールでの成長を感じて、嬉しくなったの。
 
 
 
 
 
 
 
 
若さも必要。でも、歴史も必要。
 
オーガニックセラピストに必要なのは
体力や技術だけじゃない。
 
オーガニックで誰を救いたいか
 
何をしたいのか、明確であること。
これは一つの社会運動だから。
 
 
 
それを彼女の口や発信から聞けたからこそ
すごく楽しい世界が見えて
7月から研修が始まることに。
 
 
 
 
 
 
 
 
実はね、うちで働くスタッフはみんな
コットンハウスセラピストスクールのメンバーで
長い付き合いを経て、働くことになっています。
 
 
雇う、という形ではなくても
 
わたしのサロンを借りる、という形で
セミナーを開いたり
トリートメントを行ったりと
 
それぞれのメンバーが、自主的に
ORGANIC MOTHER LIFE – Botanical House -で
自分の可能性を広げ始めています。
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、みんな、暇じゃありません。
 
お母さんしながら、フルタイムで働きながら
 
合間の時間でセラピストの学びを
続けているから、すごいんです。
 
 
セラピストは、技術がうまくなければいけませんか?
 
いえ、そんなことはありません。
 
ナンバーワンになんて、なれません。
お客様のオンリーワンに、なればいいのです。
 
誰でも「一家に一人」セラピストになれる。
ダメな子なんて、1人もおりません。
 
 
 
 
 
 
 
 
だから「手に職をつける」ということに
もっと貪欲に
向き合ってほしいな。
 
この道を選んだならば。
 
 
 
漠然とした未来しか描けなくてもいい。
 
いつかふと気づく時が来ます。
この仕事、いいな」って。
 
それはお客様からの「ありがとう」でも
変わることがあるから
一度踏み入れた世界なら、お客様を担当するまでは
迷いながらも突き進んでもらいたいな、と切に願います。
 
 
 
 
 
 
自立しよう。
 
この厳しい社会の中で
好きな仕事をし続けるためにも、ね。