自分のために、生きよう。
 
 
 

{C1A29C38-8DAE-4AC7-952C-A3C6338151B8}

久々に、3連休をいただきました。

 
 

特にどこかに遠出する予定もなく
ただ北鎌倉の家や近くの街で、ゆっくりするだけ。
今日はその3日目です。

 

{31428EF5-42CC-47D5-8982-6113DEBFD665}
{F6AC93D8-BDB1-4567-9A12-60637DA40D73}

昨日は彼もお仕事がお休みだったので


二人で近くのオーガニックマートに行き
自然派食材探しに。
 
同じものが好きっていいよね。
二人ともロードバイクに乗るので
混み合う鎌倉道路なんて、なんのその。

こんなにこだわったお店は珍しいよね、と言いながら
オーガニックのリンゴやバナナを買って

時間を持て余した私たちは
その足で江ノ島の浜辺へ。

 

{5CDC8EEB-1307-4186-844C-A1AAA2A5CB48}

江ノ島の浜辺ではサーフィンをする人や
ドレス姿で写真を撮る人や
いろんな人がその人それぞれの時間を
思いのままに過ごしていてね。

武蔵小杉のタワーマンション最上階から見た景色を
たった一度でも「綺麗」と思えなかった…
その意味が

ここ最近になって、わかった気がするんです。
心は素直だよ。

思い込みは、所詮思い込みでしかない。

 
綺麗と思い込んでいた景色は
本当に求めていた景色では、ありませんでした。
心の奥底で
私は自然の中に生きることを求めていたんだなぁ、と
彼と口を揃えて話したの。

 

{7DBC5D11-FF52-48DF-BD7A-AE43D64C4A80}
{8F8FC177-1AC9-45C9-9033-47AE2FBC0E35}

私は約1年間のシングルマザーを経験して
彼と出会って、時間を共にして
武蔵小杉の都心から北鎌倉の自然の中に引っ越しをしました。

田舎といっても
交通の便はそこそこいいし
もう1つの職場の自由が丘にも約1時間で着きます。

電車に乗りっぱなしだから
車内でブログを書くにはちょうどよくて
週3の電車通勤も気に入っているの。

 
 
 
 

{03E866F6-5A18-4026-9F4B-2FC8C7E0885B}

昔は自宅サロンオンリーだったから
たった一人
同期といった話し相手もいない中で
ずっと仕事に打ち込んでいました。

ちょっとランチに、ちょっと飲み会に、、、といった
お誘いもないわけで。

人気になったことは、仕事としては成功だったけれど
孤独との引き換えだったわけで。

シングルマザーになった時
私はあまり実感はなかったし、怖くもなかった。

きっと分かっていたの。

 
二人目の我が子と出逢えなかったあの日から
私は誰かを愛することに疲れて
一人になりたかったんだと思うんだ。

流産は、多忙が引き起こした悲劇だったから。

当時の私は
あまり落ち込んではいなかったし

 
落ち込む場所が見当たらない、と言った方がいいくらいに
いろんなこと全てが辛すぎて
死んだように生きていました。
 
 
呼吸するたびに、この子のために生きなきゃって思う。
 
 
でも自分は何のために生きているのか
分からなくなるくらい辛い出来事ばかりで
明日の希望なんて、これっぽっちも見えてきませんでした。
 
 
 
 
 
 
でもね。
そんな私を助けてくれたのは
お客様でした。
 
お客様に必要とされたから、私はサロンを閉めませんでした。
 
 
いつも助けているつもりが
私は知らぬ間に助けられていたことに
やっと気がついて
「孤独じゃないんだ」と生きる意味を教えてもらったんですね。
人生はなるようにしかならない」と割り切って
流産を経験したその日の夜には
人と会って仕事をしていました。

辛いことを忘れるように、仕事に打ち込んでいきました。

でも、傷ついた心も体も素直で
都心から逃げたいと全身で拒否をしていたから
私はここへ進むことに迷わなかったんだと、今なら感じます。

 

{06DC5F77-5C75-4DB0-A103-7CDA8CEFCD70}

娘のことを安じて
今の彼が手を差し伸べてくれたことは、奇跡でした。

素直に行きてきてよかったと思いました。

 

もう2度と
仕事を優先して自分のことを疎かにはしない、と
心に決めたんだ。
「休みたい」のに「休めない」

このジレンマは
一人で起業する子なら誰でもぶつかる
乗り越えなくてはいけない壁なんです。

私もかれこれ数年ぶつかってきて

休むべき?働くべき?と
自問自答を繰り返してきました。

何せ私は「お母さん」でしたから
プライベートにも自分の時間なんて無かったんです。

いつの日か彼に
そんなことを聞かれたことを思い出します。

「自分の時間ってあるの?」って。

1年前の私はその問いに
「仕事が自分の時間みたいなものだよ」って
何の疑問もなく言ったことを思い出します。

もちろん今でも
仕事は好きな仕事だから


プライベートよりも楽しい時も多いし
お客様にトリートメントで触れているときや
スタッフに指導しているときは
セラピストとしての生き甲斐すら感じています。
でもね。休むことって
その「幸せ」とは違うことに私もやっと気がついたのよ。

 

{95ACEEB8-6B8A-4ACB-9977-24FBF1CCE2C0}

仕事は「must しなければならない」面が
必ず存在するでしょう?

お客様が増えれば増えるほど
しなくては!と
小さな強迫観念みたいなものが生まれて

本をゆっくり読んだり
何もない休日に散歩したりなんて
到底できなくなってくるの。

稼ぎ始めるとね
誰に言われわけでもないのに
もっと稼がなきゃ!って感じることもあるでしょう。

私は稼げないなら使わなければいい、と思って
毎日過ごすようになってから
すごく楽になったの。

北鎌倉ではレストランもコンビニもスーパーも
近くにはないので
食費3万も使いませんし
買い物も都心に行く時だけしかできないから

稼げなくなっても、何も怖くないよ。

だって、使わなければいいんだもの。それだけのことよ。

でもね、休暇は違うよ。

「want したい」で溢れているから。

したいことを、したいときに、したいひとと、したらいいの。

そこに「must」は必要ないの。


だって私だけの時間だから
私だけに使って何が悪いのかな?
私もかつては
「仕事」と「休暇」の幸せを、随分とはき違えていました。

今、北鎌倉に越したのも
半分は娘と彼のためだけど
半分は「自分」のためだったんですね。

増え続けた仕事は
たくさんの出会いを生んでくれたし
今でもかけがえのない出来事ばかりだったと思っているけれど

その分、減り続けた自分を癒す時間。

いつの間にか休み1つ取れない自分が
当たり前になっていったのよね。

鎌倉に引っ越すなんて
歳を重ねて重役の人たちがすることよ! なーんて
友人に言われた時は、確かに!って
思ったけれどね。

でも、私には
新しい環境を娘と彼と紡いでいくためには

もう一度「幸せ」を作り直すためには

ベストなタイミングと環境だったと信じています。
 

{7733D538-F17D-4EB0-ACF0-C47B71403EE3}

どうやって仕事しながら
スローライフを過ごしてるの?と
聞かれることも多いけれど

週3日は自由が丘の店舗で
東京のお客様のトリートメントを担当させていただいているし、

週2日3日は北鎌倉のアトリエサロンでも
お客様を担当させていただきながら、

自然療法家として未病のカウンセリングをしたり
ファスティングの指導をしたり

オーガニックセラピストスクールも
毎週自由が丘や北鎌倉で開催しています。

週1から2日は、休めも取れているし
日曜もできるだけ休む日を増やしたの。

来週は娘のリクエストでディズニーへ行くし
来週末は家族でお弁当を持って
江ノ島散歩へ行くことにしたよ。

家仕事も増えてきて
自然療法家としてスクール開講も進み
オーガニックコラムや、雑誌取材も受けています。

都心に住んでいたら閃きもしなかった
自然と共存した働き方」を
私は今全力で楽しんでいるし

人生はたった一度きりだから
私らしく私の速度で、誰と比べることもなく

どんどん飛躍していけたらいいなって思っています。
体と心はリラックスできているけれど
ちゃんと頭はフルタイム働いているから
不安にもならないよ。

たった一人で働くからこそ

休暇も、ご褒美も、評価も
自分で自分に与えてあげなくちゃいけない。

 

{5DC0DED3-41A5-4584-9CAA-63D85CF7252F}

「なんのために仕事をするの?」

それは、自分の人生が豊かになること。
そして、大切な人たちに分け与えていくこと。

自分の「幸せ」を忘れたら、終わりだって思っていいわ。

だって幸せになれないなら
一人で好きな仕事を続ける意味なんてないもの。

お金や時間は「幸せ」自体を与えてくれるわけじゃなくて
幸せになるための行動に
きっかけをくれる切符でしかありません。

その行動をお金や時間をかけてでも
起こすのかどうか。

それ自体は、あっても何も与えてくれません。

変わりたいなら、自分のことを信じなきゃ。

私は北鎌倉に引っ越して
仕事が減ってしまうかも?という不安は
一切考えないようにしました。

考えれば考えるだけ、不安になることは分かっていましたから。

でも、その先にある家族と過ごす幸せや
自然溢れる緑の香りの方が
何倍も魅力的だって知っていたから

迷いなんて無かったんです。

いろんなものを捨ててきたけど
またこの土地で拾い直せばいい。

 
 
 
まだ人生70年生きるの!私はね。

セラピストとしては、まだ55年働けます。

だから、今なりたい自分に、今いきたい場所に
行こうと決心したんです。

 

{84120516-A8F7-452C-9B1E-FD1724350B54}

ここに引っ越してね。

毎日庭の前の椅子に座ってブログを書いたり
メールをするのですが

その時間は心地よくて
たまらない気持ちになります。

形に見えない自然の香りとか
「癒される」という見てわからないことも

心から信じていくことで

理論やエビデンスなんてなくても
私たちは心の中から豊かでいられるし
未病とも戦っていけます。

「働くって何?」 誰のためにあなたは働くの?

たった一度きりの人生。

自分に責任を持って前に進まなきゃ
立ち止まったら何も変わらない。

今がどん底なら、上がるだけ。

迷ったら北鎌倉まで、会いにきてね。